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このページは不妊治療の勉強部屋です。

不妊専門治療院として日々の治療にあたる中で、多くいただく疑問にお答えするページとして皆様の参考になればと思い、作成しました。
できるだけ中立の立場で書きましたが、多少の偏りがあるかもしれません。
その際はご容赦ください。
お伝えしたい情報が多いため、まだまだ追記していきます。
現在は病院での不妊治療に関わる内容となっていますが、今後東洋医学や食事、サプリの詳細についてもご紹介していきます。
治療の理解と体質改善にもお役立てください。

当院銀のすずのホームページにも新しい情報を掲載しておりますのでご覧ください。
体外受精、採卵、採精、卵子、体質改善、不妊



成功率が低すぎる!日本の不妊治療の残念な実態
不妊とは
健康なカップルが妊娠する確率は決して高くない!
不妊と年齢の切っても切れない関係!
妊娠するにはセックスをしよう!
太り過ぎはホルモンバランスを悪化させ妊娠しにくくなる!
痩せ過ぎもホルモンバランスを悪化させ妊娠しにくくなる!
喫煙は妊娠しにくくし、流産率を高める!
アルコールはダメなわけじゃない!
カフェインだってダメなわけじゃない!
牛乳について
サプリは飲む?飲まない?
女性生殖器の構造と機能を知ろう!
男性生殖器の構造と機能を知ろう!
妊娠に関わるホルモンについて知ろう!
不妊の原因について!
不妊の検査について!
不妊治療の流れについて!
一般不妊治療(タイミング、人工授精)について!
高度不妊治療(体外受精・顕微授精)について!
ふりかけ法と顕微授精の違い
月経周期について
ストレスと不妊
生命力と生殖能力
怖いエストロゲンについて!
活性酸素の恐怖
不妊治療の病院選び
ERA検査とはなんだろう?
妊活への薬膳を考える
睡眠と妊娠に関わる成長ホルモンとメラトニンの関係
東洋医学の伝来
妊活と葉酸について
妊活と水について
妊活と運動について
妊活とルイボスティについて
妊活と卵(たまご)について
血行促進が妊娠の秘訣
冷えは本当に悪いものか?



成功率が低すぎる!日本の不妊治療の残念な実態

以下は東洋経済オンラインで掲載されている記事の抜粋です

■生殖補助医療の実施件数は多いのに…

意外と知られていない事実がある。日本では生殖補助医療の実施件数が多いにもかかわらず、出産率が低いのだ。

世界各国の生殖補助医療の実施状況をモニタリングしている組織「国際生殖補助医療監視委員会」が実施した調査では、日本の生殖補助医療の実施件数は60カ国中、第1位だったにもかかわらず、出産率は最下位の6.2%というショッキングな結果が出ている。

つまり日本は国際的に見ると、不妊治療が世界でいちばん行われているにもかかわらず「いちばん出産できない国」ということになる。

いったい、なぜそうなってしまうのか。不妊治療に踏み切る前に、ぜひ知っておいてほしいことがいくつかある。

■あまり触れられない「顕微授精」のリスク
ひとつは「顕微授精」のリスクだ。

不妊治療に用いられる生殖補助医療技術には、大きく分けて「体外受精」と「顕微授精」がある。

体外受精とは「体外に取り出した卵子に精子をふりかけて、精子の自力で卵子に侵入して受精させるための環境を整え、培養液内で受精させてから子宮に戻す技術」のことをいう。

一方、顕微授精とは「体外に取り出した卵子に顕微鏡をのぞいて極細のガラス針で1匹の精子を人間の手で人為的に穿刺注入して、人工的に授精させてから子宮に戻す技術」である。ここに自然に受精させる体外受精と、人工的な手を必要とする顕微授精には根本的な違いがある。

現在、不妊治療の8割を占めるのは、顕微鏡下で卵子にガラス針を刺して、精子を注入する「顕微授精」と呼ばれているものだ。針を刺すことによって卵子に傷がつくのだが、あくまでも問題はなく、安全だといわれている。しかし、卵子に針で穴を開けるのだ。本当に大丈夫なのかという単純な疑問が頭をよぎる。そこで不妊治療についての参考文献を調べてみると、ある海外のニュースにたどり着いた。

「顕微授精に代表される不妊治療だが、その不妊治療による妊娠で生まれた子は、自然妊娠で生まれた子に比べ、自閉症スペクトラムになるリスクが2倍になる」
このショッキングな記事は、米疾病対策センター(Centers for disease Control and Prevention:CDC)に所管・公表された大規模疫学調査による記事であった。

この調査結果は、1997年から2007年にかけて、カリフォルニア州で出生した590万例の小児に関するデータを基に分析した数字だ。筆者が知るかぎり、この報告に関しては日本ではまったく報道されていない。筆者が調査・取材した日本の不妊クリニックの多くのケースでは、不妊治療に関するリスクの説明はほとんどなされておらず、「顕微授精は安全・安心である」と患者に伝えていたのだ。

「卵子の老化」を原因にされることが多いが…
臨床精子学研究の第一人者でもある黒田優佳子医師(黒田インターナショナル メディカル リプロダクション)は、「欧米では顕微授精によって生まれた子どもには、自然に妊娠して誕生した子どもに比べて、先天性異常の発症率が高い傾向があることが多数報告されている」と言う。

■「精子の質」を判断できないクリニックがある
詳しくは『本当は怖い不妊治療』にも書いたが、日本の場合、不妊クリニックによっても異なるが、体外受精や顕微授精の生殖補助医療の費用は、1回につき約20万〜100万円かかる。
国際的に見れば、もっと高額の国もあるし、逆に国側が全額を支給する場合もあるが、費用の面から見ると、誰でも受けられるものではない。
しかし、筆者が取材した20〜50代の夫婦のなかには、9つの専門クリニックを回り、トータルで5000万円もかけて治療をしたが、それでも子どもを授かることができなかったというケースもあった。

ある夫婦が語る。
「前に通っていた不妊クリニックで『精子は大丈夫です。運動率、数ともに完璧です。受精しない原因としては、加齢に伴う卵子と子宮の劣化、いわゆる“老化卵子”だから』と指摘され、顕微授精をしないと受精しませんよと言われました」(40代の夫婦)

ちなみに「老化卵子」とは、加齢により卵子の質と量が低下することである。
具体的にいえば、年齢とともに卵巣組織単位重量あたりの「原始卵包(将来成熟した卵子に成長する可能性を備えた未成熟な卵子をひとつ入れている袋)」の数が急速に減ることだ。
筆者の取材では、不妊クリニックに行くと、女性側に問題があり、「卵子の老化」を原因にされることが非常に多い。

しかし、黒田医師は「不妊の40〜50%は精子の“質”で決まります」と言う。
先の40代の夫婦に関しても黒田医師が診断してみると、夫の精子は「先天性先体欠損の精子」であり、精子に問題があったことが判明した。全体の90%以上に「精子頭部空胞」も認められ、異常な頭部構造を持っている精子だったのだ。
言葉にすると少々専門的で難しいが、「先体欠損」とは卵子に入り込もうとする精子の先体が欠損しているということだ。

つまり、前に通院していた不妊クリニックで「精子の運動率と数と共に完璧」と言われたとおり、見た目の精子は数や運動率はいいのだが、不妊に40〜50%も影響を与える精子の質までは診断できていなかったことになる。

この事例のように、見た目では精子は正常であり、卵子のほうに問題があると言われるケースは多い。そして不妊の真の原因が解明されないまま、何度も顕微授精が繰り返され、結果、妊娠に至らない。
これが、日本の不妊治療による出産率が低くなる1つの要因ではないだろうか。

不妊治療はブーム的に急速に広まっており、2008年時点の日本産科婦人科学会のデータによると、不妊治療患者は約120万組いるとされているが、現在ではさらに増加し、驚くべき数字になっていると思われる。

心身にも金銭的にも負担の大きい不妊治療。「みんなやっているから」「一刻でも早く」と突き進む前に、もっと現実を調べるのがよいのではないだろうか。 

■全文成功率が低い、不妊治療(草薙 厚子:東洋経済ONLINE)



不妊とは

日本産科婦人科学会の声明
「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間、避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という。その一定期間については1年というのが一般的である。なお、妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わない。」(日本産科婦人科学会 生殖・内分泌委員会生殖医療リスクマネージメント小委員会)



2015年までは2年と定義されていましたが、1年となりました。
晩婚化が進み、高齢出産が増えている現代において、不妊の定義が1年になったというのは、必然的なもののように思えます。
現在、6組の夫婦のうち1組は不妊症として悩んでおり、不妊症は決してめずらしい事ではなく、もっと身近に迫った問題となっています。

日本産科婦人科学会



健康なカップルが妊娠する確率は決して高くない!

健康で特に問題もないカップルの1周期あたりの妊娠率が約20%程度であるといわれています。
病気もなく、体調もよいカップルがぴったりのタイミングでセックスをしても、5組に1組しか妊娠しないという計算です。
同じ哺乳類の生物でも、ネズミはほぼ100%で妊娠するそうです。
ネズミと比較するのはおかしいかもしれませんが、人間は決して妊娠しやすい生物ではないということになります。

そもそも、健康な男女であっても精子や卵子にはある一定の確率で染色体異常があるといわれています。
精子と卵子が出会えたとしても、どちらかに染色体異常があれば正常な受精はできません。
もし受精しても、染色体異常を持つ受精卵は着床しなかったり流産となり、出産までいくことはできないのです。
妊娠するということには、正常か異常かだけではなく、よい精子とよい卵子が出会うことが大切で、”偶然性が少なからず影響”しているということです。
つまり、妊娠・出産はたくさんの偶然が重なった奇跡的な出来事なのです。
しかし、「染色体異常であった」というのは結果論であって、避けようがありません。
卵子や精子の運命は3〜5ヶ月前にある程度決まっているといわれています。
日々の生活スタイルが卵子や精子の染色体に影響していると考えるのが一般的でしょう。
不妊治療に取り組むには、日常生活を改めていく必要がある!ということを理解することが大切です。
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不妊と年齢の切っても切れない関係!

高齢化社会といわれてずいぶん経ちますが、高齢化の波は”妊娠”まで迫ってきました。
晩婚化や高齢出産など、年齢に関わることが現在の不妊問題にとても影響を与えていると言わざるをえません。


年齢と不妊の関係を理解するために、まず卵子について理解しなくては!
まずは大原則です。
女性は生まれたときには卵巣内に一生分の卵子の元がすでに存在し、新たにつくられることはありません。
よって加齢とともに卵子は少なくなっていきます。
そして肉体同様、加齢によって老いていきます。

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妊孕性・・・妊娠のしやすさ

生まれたときに卵子の数が決まっているので、女性は思春期になったら知識として知っておきたいところですが、教わることもなく、調べることもなく、大人になります。


卵子の数の推移は上のグラフをご覧いただけると一目瞭然ですね。

・誕生時、200万個
・初潮時、20万個
・その後1周期に1000個(一日30から40個)
相当な数が年齢とともに減っていくということがお分かりいただけるでしょう。
また数だけでなく、老化もするので質も低下してしまいます。

現在の医療では、老化した肉体を若々しくすることはできません。それは卵子とて同じです。

できるだけ早く、不妊治療に着手する必要があるのです。



妊娠するにはセックスをしよう!

不妊治療を行うカップルでも、セックスの数が多いほうが妊娠率が高い!
という研究発表があります。
さすがに毎日とまではいきませんが、ストレスのない範囲で週に2回程度のセックスがよいのかもしれません。
セックス中は女性ホルモンも男性ホルモンも高まりますので、ホルモンバランスを見直すには重要な時間といえます。
不妊治療は不妊治療として、セックスはセックスとして取り入れてみてはいかがでしょうか?


ちなみに以前は頻繁のセックスで精子の数が減ってしまうと考えられていましたが、毎日作られるので問題ないといわれています。
精子の少ない人、運動率の悪い人は適度に射精したほうが精子の質がアップするという報告もあります。
5日以上の禁欲は精子に影響が出るそうですのでご注意ください。

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太り過ぎはホルモンバランスを悪化させ妊娠しにくくなる!

脂肪と女性ホルモンは親和性が高く、脂肪内に女性ホルモンを蓄積してしまいます。
脂肪内に女性ホルモンが蓄積されることで血中ホルモン量が少なくなるため、ホルモン分泌が増加し、体内のホルモンバランスが悪くなります。
男性についても、太り過ぎは高血圧や糖尿病などの原因となり精子の状態を悪くすることがわかっています。
男女ともに太り過ぎの場合は、ダイエットをしたほうが妊娠しやすいといわれています。

肥満の場合は、ファスティング、糖質制限などを試みてもよいかもしれません。
ただし、気を付けなくてはならないのは、必要な栄養はしっかり摂ることです。
この時期にも卵子や精子は着々と成長を続けていることを忘れてはなりません。減量を意識するあまり必要な栄養が卵子や精子に届かなくなってしまっては元も子もありません。
また、卵子や精子だけでなく全身の細胞が生きていていること、それらの細胞の活動量アップが減量には必要だということも忘れてはなりません。

ちなみに、高度生殖医療で使用するホルモン剤は腰周りに脂肪を蓄えやすいので、スタイルアップを目的としたダイエットはちょっと難しいかもしれません・・・。
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痩せ過ぎもホルモンバランスを悪化させ妊娠しにくくなる!

ホルモンは構造的に3種類に分けられます。
タンパク質由来のペプチドホルモン、アミノ酸から酵素作用に作られたアミノ酸誘導ホルモン、脂肪由来のステロイドホルモンです。
女性ホルモンであるエストロゲン(E2)、プロゲステロン(P4)はステロイドホルモンです。
卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)はペプチドホルモンです。

やせ型の女性は、体内にステロイドホルモンの材料となる脂肪が少ないため、ホルモン分泌の減少が起こる可能性があります。
また、脂肪という効率の良いエネルギーがないため、タンパク質を消耗してエネルギーを作っていることで、卵巣や子宮、卵子など生殖に関わる細胞の構成にも問題が生じる可能性があります。
さらに日々の食事で糖質を多くとっているかもしれません。
そうなるとまた体に良くない影響が起こります。

ホルモン分泌のことを考えて、良質な脂質を摂るように心がけましょう。

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喫煙は妊娠しにくくし、流産率を高める!

タバコを吸う人は、吸わない人に比べて不妊症になるリスクが高く、流産や子宮外妊娠のリスクも高くなります。
妊娠中の喫煙は低出生体重児や早産を招きやすいことがわかっています。
喫煙は栄養の吸収の妨げになることも知られ、また一酸化炭素の取り込みにより酸欠となり細胞の活性化が阻害されます。
血液中にはヘモグロビンという物質があり、酸素と結合して全身に酸素を届ける働きをしています。
一酸化炭素は酸素に比べて1000倍早くヘモグロビンと結合することがわかっています。 つまり、呼吸による酸素と、たばこによる一酸化炭素が同時に体内に入ってくると、ヘモグロビンは先に一酸化炭素と結合してしまうため、体の中が一酸化炭素でいっぱいになるということです。
この状態では細胞内のエネルギー産生を司るミトコンドリアの活動に支障をきたすため、エネルギー産生できずに全身の細胞レベルの低下も起こる可能性があります。
これでは良質な卵子や精子は作れない可能性があるほか、妊娠しても子宮内の血流不全で流産率が上がりかねません。
さらにニコチンやタールなどの有害物質による発がん性などもあり、タバコは極めて危険度の高いものです。
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アルコールはダメなわけじゃない!

お酒は適量であればそこまで問題がないといわれています。
医者によっては少量のアルコールならストレス発散に良いとも言っているようです。
何にせよ、適量というのが大切なんだと思いますが・・・。
ただし、アルコールでも避けたほうが良いものもあります。
ダイエットとも関係しますが、糖質を発酵させてできるのがアルコールなので取りすぎは肥満の原因になります。
特に、ビール、発泡酒、日本酒、カクテルなどは糖度が高すぎるので気をつけたいです。
食事中や食後に糖度の高いアルコールを飲むと、急激な血糖値の上昇によりインスリンが過剰に分泌され、脂肪の増加が起こります。
飲むのであれば、糖度の低いウイスキーや赤ワインがよいでしょう。
またアルコールには脱水作用があり、体内から水分を奪っていきます。
すると体内の水分が蒸発してしまい、血液の濃縮が起こりかねません。
水分補給も怠らないようにしたいですね。

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カフェインだってダメなわけじゃない!

1日に5杯以上のコーヒー、もしくはカフェイン500mg以上を飲むと不妊症リスクが45%高くなり、妊娠中に1日に200-300mgのカフェインを摂ると流産しやすくなるとの報告があります。
ただし、絶対に摂っちゃだめと言うわけではありません。

カフェインはコーヒーだけでなく紅茶、ウーロン茶、ココア、そして多くの女性が大好きなチョコレートの中にも含まれています。
そのため、すべてを排除するのは難しいと言わざるを得ません。

カフェインには交感神経を高める働きがあり、集中したい時などに適量を取る分には良いこともあります。
毎日3杯ぐらいのコーヒーに含まれているカフェインの量なら問題ないでしょう。
できるだけ飲みたくないというのであれば、水やタンポポコーヒー、麦茶、ルイボスティなどのノンカフェインを選んでもよいでしょう。

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牛乳について

私が小学生の頃は「背が伸びるから飲みなさい」とか「骨が丈夫になるから飲みなさい」という教育を受けてきました。
学校給食でも、ご飯なのに牛乳・・・。って思いながら飲みました。 牛乳内に含まれている乳糖を分解するラクターゼ(酵素)が少ない人が日本人の8割とか。
そのため牛乳を飲むと下痢をしてしまいます。
これでは牛乳がどんなに栄養があったとしても意味がありません。

私も必ず毎日下痢をしていて、小学生の頃悩んでいました。 しかしこれが乳糖不耐性だったということは大人になって初めて知ったのでした。

日本人の多くの人が下痢をしてしまう牛乳ですが、さらに悪いことは乳牛は多くの抗生物質やホルモン剤を食べさせられた牛たちであるということです。
その牛が作った牛乳にも同様に抗生物質やホルモン剤が入っているのです。
この時点で牛乳を飲んだほうが良いか考えなくてはなりません。

また、搾乳された牛乳は工場に運び込まれ、低温殺菌されます。
その際、牛乳に含まれる酵素は壊され、良い菌類たちも壊されます。
さらにほとんどのアミノ酸やタンパク質は変性し、ビタミン、ミネラルも壊されて使えないものとなっています。
カルシウムでさえ、使えないカルシウムになるようです。
変性、破壊されたものは数値上では計測できるかもしれませんが、使えなければ何の意味もありません。
そして熱処理されると乳糖が変化し、β型乳糖となり、血糖値を急激に上げることもわかっています。

まだまだあります。
ホモジナイズ=脂肪球の均一化 という行程があり、これをすると牛乳が酸化するそうです。
最近ではホモジナイズしていない牛乳もあるのでそういった牛乳を選んだほうがいいですね。
判断する方法は、クリームラインができるかどうか。

これらの牛乳は生乳、つまり搾りたての場合は話が変わってきます。
熱処理されていないのでアミノ酸や酵素、ビタミン、善玉菌など体に必要なものがたくさん入っています。
こっちの生乳は素晴らしい!!!
是非飲んでください!!!

最近の研究で、牛のたんぱく質にA1、A2があり、ホルスタイン種の牛乳にはA1があり、ガンジー種にはA2が含まれていることがわかりました。
乳牛に多いのはホルスタイン種ですが、A1のたんぱく質はこれもまた下痢や腹痛の原因になるという研究もあります。
ガンジー種の牛乳に含まれるA2は、研究段階ですが子供の自閉症や統合失調症などに効果がみられるとか・・・。

さあ、皆さん牛乳は体によいのでしょうか?

私の実家では昔、乳牛を育てていました。
その当時は子供だったのであまり気にもしていませんでしたが、本来牧草を食べる牛がとうもろこしや麦などの穀物を食べていたこと、しかも紫色をした不思議なとうもろこしを食べていたのを思い出します。
濃い牛乳を作りたい、大量の牛乳を搾りたいと思うのは酪農家であれば至極当然だと思いますので、仕方ないとは思いますが・・・。
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サプリは飲む?飲まない?

いまや妊活に欠かせないサプリですが、実際のところはどうなのでしょうか?
葉酸にビタミンB類、鉄、ミトコンドリアなどなど・・・種類も豊富です。
よくある質問ですが「昔の人は飲んでいなかったのに妊娠できたじゃないですか!」といわれることも。
その通りでございます。

昔の人は飲んでいませんでした。

今と昔では食べているものが違います。
私たちの母親の時代でしょうか?
そのころは、卵や肉などは高級で特別なことがなければ食べられないことが多く、どの家庭も大根やニンジン、ジャガイモなどをメインとしてきました。
もちろん、大根の葉っぱも食べていました。その結果、植物に含まれる食物繊維やビタミンの摂取はとても優れていたでしょう。
さらに調味料は味噌か醤油、塩などの熟成した発酵食品であったり、天然の海水から作られたものだったでしょう。
我が家では自家製の味噌でした。
この時点で、葉酸やビタミン、食物繊維の摂取量はクリアされ、腸内環境も良く、栄養の吸収力もよかったでしょう。
そして、今の野菜も味噌も、醤油も塩も残念ながらあの当時のような栄養素を期待できるものではありません。
また、現代の食卓にあるマーガリンや味の素、精製白糖などのような肉体に害となるような食事ではありませんでした。
本当に注意しなければ、今ある大部分の食べ物は体に良いとはいえません。

現代の私たちは、量は食べていますが必要なものは食べていない。
そして体に不要なものを多く食べている。
ある意味、栄養失調です。

常に良質なものを食べていればよいのですが、現実としては難しいと思います。
方法としては、サプリを上手に利用するしかないと考えています。

品質とコスパのよいサプリを選びましょう。

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ちなみに私は国内のサプリは購入しません。
もっと高品質で安いものがたくさんありますので!
ご興味のある方はぜひご相談ください。

銀のすず



女性生殖器の構造と機能を知ろう!

妊娠に直接的に関わっている器官は、卵巣、卵管、子宮です。
生まれる前から卵子を保管し、排卵に向けて成育する卵巣。
精子を迎え入れる子宮とその外側にある腟、精子や受精卵の通り道となる卵管。
卵管の端にある卵管采は卵巣から排卵された卵子を取り込みます(ピックアップ)。
子宮には受精卵が着床して、胎児を育てます。

子宮、卵巣、卵子、卵管、不妊

月経についてもしっかり理解しなくてはなりません。
いわゆる「生理周期」には、卵巣周期と子宮周期の2つがあります。
「卵巣周期」には卵胞期・排卵期・黄体期があり、「子宮周期」には増殖期と分泌期、月経期があります。
この2つの周期をあわせて、私たちは生理周期、もしくは月経周期といいます。

詳しくは下の章で書きます。
一般的には2つの周期は関係性を持って活動していますが、何らかの影響で生理がないけど排卵している、生理があるけど排卵していないということがあります。
妊活中の方にとって基礎体温をつけるのは常識ですが、そもそも基礎体温が何を意味しているのか知っておく必要があります。

月経周期、体質改善、卵巣、卵子、卵管、不妊

女性の月経には低温期と高温期があります。
これがどういった意味を持っているか考える必要があります。



男性生殖器の構造と機能を知ろう!

男性の生殖器は、陰茎、亀頭、海綿体、尿道球腺、前立腺、精管、精巣上体、精巣、陰嚢に分類できます。
これらの男性生殖器は、精子を作って体外に排泄すること、男性ホルモンを作ることを目的としています。
勃起や射精のメカニズムについても理解しておく必要があります。
なぜなら男性不妊の一つである勃起障害は大変なストレスとなり、結果として精子の質を悪化させ得るからです。

精子、精索静脈瘤、体質改善、睾丸、精子の質

ではまず勃起について。
海綿体は細い糸のような血管が無数に集まったスポンジ状の構造で、周りを「白膜」が覆っています。
非勃起時には陰茎海綿体につながる血管や平滑筋は収縮した状態で、血液が中に押し寄せることはできません。
おもに毛細血管を通して、海綿体組織に栄養や酸素を運ぶだけにとどまっています。

性的刺激を受けると、まず脳の中枢神経が興奮し、その情報が脊髄神経を通って陰茎へと伝わります。すると体内では一酸化窒素が放出されます。これが勃起の始まりです。
一酸化窒素が放出されると、勃起に深く関わる陰茎深動脈と螺行動脈がゆるみ始めます。
さらに海綿体の平滑筋も弛緩することにより、多量の血液を受け入れる準備が整います。そして一気に海綿体へと血が流れ込み、血液の圧力によって海綿体は硬くなります。これが勃起という現象です。
一度勃起すると、海綿体を覆う白膜がパンパンに膨れた状態となり、静脈が圧迫されます。これによって陰茎の内圧が上がり、一度流れ込んだ血液が簡単に出て行くことなく、勃起が維持されます。
勃起は副交感神経によってコントロールされているので、リラックス状態でなければなりません。緊張していると勃起状態を作ることはできないのです。

続いて射精について。
射精は交感神経によってコントロールされ、腰椎にある射精中枢から指令が発せられることにより起こります。
射精は主に亀頭冠への刺激によって誘発されますが、刺激の強さよりも一定量の刺激が継続的に蓄積することが必要条件で、刺激の総量がある限界値を超えると腰椎から生殖器を取り巻く筋肉群へ射精指令が発せられます。
一度射精指令が発せられると、あとは射精へ向かって一気に突進していくため、もはや自分の意思で止めることは不可能になります。射精のメカニズムが発動してもう後戻りできなくなる時点のことを不帰点と呼びます。
精子、東京、精索静脈瘤、睾丸、精子の質

次は精子について。
精子は精祖細胞、精母細胞、精娘細胞、精細胞(精子細胞)、精子へと分化成熟します。
この過程に約3か月の期間を要します。
1日に精巣で作られる精子の数は健常成人男性で約2憶ほどで、日々絶え間なく産生されており、精嚢の精液のストックはおよそ3日で一杯となります。
禁欲期間が長くなると精子の質(運動率、奇形率)が低くなることがわかっています。
なので3日に一度は精子を体外へ出し、常に新鮮な精子を溜めておく環境づくりも必要です。
一回の射精では通常1億〜4億程です。
精子は遺伝情報である核DNAを含有する頭部、ミトコンドリアの集合した中片部、さらに中心小体から伸びた軸糸からなる尾部から構成されています。
尾部はエネルギーを取り出す働きをするミトコンドリアを多く含み、これが精子の運動の原動力となり、軸糸を動かし卵子に向かって進みます。いわゆる運動率です。
運動率を上げるためにも、日々の生活の中でミトコンドリアを活性化してあげることが大切です。
精巣の働きは34度以上の温度に弱く、これが睾丸が体幹から離れてぶら下がっている理由です。
また、自転車やバイクに乗ると陰茎や精巣がサドル部分に圧迫されることがあります。
精巣が圧迫されることで熱がこもり、精子を作る機能に影響を及ぼす可能性が高いという研究結果もあります。
精子の女性の体内での寿命は約72時間(約3日)と言われてます。
もちろん個人差はあるので72時間より短かったり、長かったりもします。



妊娠に関わるホルモンについて知ろう!

妊娠するための排卵と月経のサイクルは、分泌されたさまざまなホルモンが、血流にのってそれぞれの器官に働きかけることで起こります。
どんなホルモンが、どの器官に、どのような働きかけをしているのかを理解しておきましょう。

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月経時には、脳の視床下部から下垂体に卵胞刺激ホルモン(FSH)を分泌するように働きかけます。
 指令を受けた下垂体はFSHを分泌し、卵巣に卵胞を成熟させるように促します。
FSHに刺激された卵胞は成熟に伴って、エストロゲン(E2)を分泌します。
エストロゲンによって子宮内膜が厚くなり、頸管粘液が分泌されるようになります。
卵胞が大きくなってエストロゲンの分泌が十分な量になると、それを察知した視床下部は下垂体に黄体化ホルモン(LH)を大量に分泌させ(LHサージ)、卵巣に排卵するよう促します。
LHサージを受けて、排卵が起こります。
排卵後の卵胞は黄体に変化し、黄体からプロゲステロン(P4)とエストロゲンが分泌されます。これらのホルモンの働きで子宮内膜はより厚さを増し、受精卵が着床しやすい環境を整えます。

エストロゲンやプロゲステロン、男性のテストステロンは性ホルモンといわれ、ホルモンの分類では「ステロイドホルモン」に分類されます。
ステロイドホルモンは脂肪、コレステロールからできているのをご存知でしょうか?
コレステロールと言うと悪者みたいに扱う方がいますが、そんなことはありません。
もちろん、質の悪い油や糖質から作られる油は体にとって害でしかありませんが、良質な油から作られたコレステロールはとても重要な成分です。
最近流行の「亜麻仁油、オリーブオイル、ココナッツオイル」は積極的に摂ったほうが良い油です。
反対に、マーガリンや植物由来のホイップ、ショートニングなどは食べてはいけません。
またバターも体に良いので食べましょう。
肉の油に関して言うと、霜降り肉などは動物が食べている餌に注意して選ぶと良いでしょう。
穀物の餌を食べていたら危険です。



不妊の原因について!

妊娠を考える時には、一度は病院での検査が必要です。
原因が分かれば、対処できる可能性がありますから。
まだまだ解明されていないことの多い生殖医療ですが、代表的なものをご紹介します。
ここで注意してほしいのは、「原因」というのはすなわち「結果」だということ。
本当の意味での原因は何も分かっていないのだということをご理解ください。

不妊症の原因
1.特に原因なし
2.セックスレス
3.排卵障害
 @ 多嚢性卵巣症候群(PCOS)
 A 黄体機能不全
 B 視床下部・下垂体性排卵障害
 C 卵巣性排卵障害
 D 早期卵巣機能不全
4.卵子の老化
5.妊娠の妨げになる異常や疾患
 @ 子宮内膜症
 A 着床不全
 B 卵管異常
 C 子宮異常
 D 頸管異常
6.精子の質



不妊の検査について!

1.基礎体温からはじめましょう

病院にかかる前に、自分の月経の状態を大まかに知る必要があります。
基礎体温とは、朝、目が覚めてすぐに測る体温のことです。毎日測定し、記録をつけておきましょう。
排卵があれば、基礎体温は月経から排卵までの低温相(低温期)、そのあとの高温相(高温期)の二相になります。

ただし、基礎体温はあくまで目安になるだけ。誤差も多いので、基礎体温が不安定なのは仕方ありません。
測定する時間、寝返りの回数、室温、睡眠レベルなどの影響も受けます。
基礎体温の測定意義は、今の自分は高温期なのか低温期なのかを知り、生活リズムをつかむことです。

2.月経にあわせた検査

病院での検査は月経周期に合わせて行われます。
低温期:子宮卵管の造影検査、超音波検査(卵胞の発育度)、ホルモン検査(LH:黄体化ホルモン、FSH:卵胞刺激ホルモン、PRL:プロラクチン)
排卵期:フーナー検査、超音波検査(排卵の確認)、ホルモン検査(LH:黄体化ホルモン、E2:エストロゲン、P4:プロゲステロン)
高温期:超音波検査(着床、内膜の状態)、ホルモン検査(LH:黄体化ホルモン、E2:エストロゲン、P4:プロゲステロン)

3.そのほかに必要な検査

クラミジア抗体検査、精液検査も基本的な検査です。 それ以外にも場合によって必要になる検査があります。
腹腔鏡、子宮鏡、抗精子抗体検査、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)負荷試験、甲状腺ホルモン、染色体検査、凝固能検査、抗ミューラー管ホルモン(AMH)など。

血液検査など検査一般は、あくまで相対値であることを理解しておいてください。
最近では検査に反映されない異常もあり、「隠れ○○」といわれる病気も少なくありません。
たとえば隠れ貧血。
めまい、立ちくらみなどの自覚症状はあるが、ヘモグロビンなどは正常範囲内。
身近で聞いたことがないですか?
検査結果の「異常なし」は大勢の人たちから外れていないということをあらわしています。

基準値とは(日本臨床検査専門医会)



不妊治療の流れについて!

不妊治療とは、不妊の原因を治療する もしくは妊娠の可能性を高めるという治療方法のことを言います。
上にも書きましたが、本当の意味での不妊の原因はわかりませんし、妊娠の可能性を高めるというのも漠然としています。
具体的に行われていることとしては、排卵しにくいので排卵誘発法を用い、ホルモンが少ないからホルモンを補充する、卵管が閉塞しているから採卵する、精子の運動率が悪いので顕微授精するということですね。
この方法をしたからといって妊娠するという確証はどこにもありません。
ただ、現状この方法を取ることしかできないということを不妊治療を受ける側も知っておかなくてはいけません。
染色体異常の割合などを考えても、「子供は授かり物」だということを深く感じます。

大きな流れとしては、まずはタイミング法、人工授精、そして体外受精と進んでいきます。
これをステップアップ治療といいます。
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一般不妊治療(タイミング、人工授精)について!

タイミング法・人工授精は一般不妊治療に分類されます。
タイミング法は、超音波検査を利用して排卵日を推測し、性交のタイミングを合わせる方法です。場合によっては投薬でのホルモン補充を行うこともあります。
人工授精は、用手にて採取した精子を洗浄・運動している成熟精子を回収し、月経周期のタイミングを見計らって子宮内に戻す方法です。こちらもホルモン補充を行うことがあるようです。
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人工授精の妊娠率はあまり高くない(5から10%程度)と言われていますが、ここまでは保険が適応となるため実践しやすいといえるでしょう。
おおよそ3万円ぐらいが1回の目安です。
月経時、排卵日確認(予測)、排卵にあわせて病院へ行くため、1周期に最低3回は通院が必要です。
人工授精当日は夫と一緒に病院へ行くか自宅から精子を持っていくため、大変だという声も聞きます。
妻が持参する場合は、採精後2時間以内に持っていくようにします。
クリニックによっては子宮内に精子を戻すのではなく、卵管内人工授精をするクリニックがあります。
授精は卵管で行われるので、より高い確率を狙ったものです。
料金は3万円ぐらい追加されるようです。



高度不妊治療(体外受精・顕微授精)について!

体外受精は1978年に英国で初めて成功し、ルイーズちゃんという女の子が誕生しました。
当初よく使われていた「試験管ベビー」という言葉を覚えている方もいるかもしれません。
しかし、この言葉は実相を反映していないばかりか差別的な響きをもつため使われなくなりました。
日本では1983年に体外受精による第1子が誕生。1998年には年間出生数1万人を超えました。
現在、日本で生まれる赤ちゃんの40人に1人は高度生殖医療(ART)で誕生しており、もはや特殊な治療ではなくなりました。
とはいえ、女性の体への負担が大きく、治療費は高額です。
施設や方法によっても異なりますが、1回あたり50万円から100万円が相場となっています。
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体外受精や顕微授精では、採卵→受精→移植というステップを踏んでいきます。
その中で、時期や状況に合わせて排卵誘発剤をはじめとする投薬を行います。
卵管閉塞やピックアップ障害などのために卵管を卵子が通過できない場合や受精しにくい場合などにとても有効な手段です。
採卵・採精した卵子と精子をふりかけ法もしくは顕微授精を行い、受精卵にします。
このとき受精卵にならない場合もありますが、統計的には約80%が受精卵になるようです。
これを凍結もしくは新鮮なまま移植していきます。

着床の確率は20%程度といわれているので、着床は受精よりもはるかに困難な道のりであることが想像できます。
体外受精の成功率は施設によっても異なりますが、約30%といわれており、約3回の体外受精で大体1度は妊娠できるという計算になります。

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ふりかけ法と顕微授精の違い


では、体外受精の流れを見ていきます。

1.卵子の成育
質の良い卵子をいくつか確保しておき、その中から最も良いものを選ぶことが大切です。
そのため、FSH注射やhCG注射などのホルモン剤を投与して、卵子を発育させます。

2. 採卵・採精
卵子が十分に発育したら、卵子を摘出します。「採卵」
男性側は採卵のタイミングに合わせて精子の採取を行います。「採精」

3. 授精・培養
採卵が終わったら、いよいよ受精です。
通常体外受精は、採取した卵子と精子をシャーレの中に入れて受精を待ちます。
顕微授精は、顕微鏡下で1つの精子をガラス針で卵子の細胞質内に注入します。
受精を確認したら培養させ、細胞分裂して発育するのを待ちます。
受精から2〜3日後は「初期胚」、5〜6日後には「胚盤胞」という状態になります。
採卵した卵子を凍結せずその周期に移植する場合は新鮮胚移植へと進み、凍結する場合は次周期以降に移植となります。

4. 胚移植
発育した受精卵(胚)を、初期胚または胚盤胞の状態で子宮内に移植します。 一般的には、初期胚よりも胚盤胞の方が着床率(妊娠率)が高いとされていますが、どの段階で移植するかは胚の状態や子宮内膜のコンディションなどを見て総合的に判断されます。
培養士さんの腕の見せ所ですね。

5. 妊娠判定
胚移植の2〜3週間後に血液検査や尿検査などで妊娠が成立したかどうかを判断します。
施設によりますが、移植後1週間で中間判定を行うところもあります。

以上が体外受精の大まかな流れです。


次に、体外受精の受精方法について。
上でも少し触れましたが、体外受精の受精方法にはふりかけ法と顕微授精があります。
*通常体外受精とはふりかけ法のことをさします。

ふりかけ法は、採取した卵子をシャーレという容器に入れ、遠心分離などで精製した精子を振りかけて自ら受精するのを待つ方法です。

顕微授精は、極細ガラス針の先端に1匹の精子を吸引し、顕微鏡で確認しながら卵子内部の細胞質に直接注入する方法です。

体外受精により妊娠が成功する割合は4人に1人です。
1回あたりの費用が30〜60万円と高額なものですし、採卵などの身体的負荷も大きくなります。

ですから、体外受精のことについて受ける側もきちんと基本的な知識を身につけておく必要があると思います。
医師の中には体外受精の有効性ばかりを強調する人もみられますので、受ける人がメリットだけでなくデメリットについても知っておくべきだと思います。

まず、体外受精を実施するケースとは?
自然妊娠を目指す方法であるタイミング療法や人工授精を一定回数行っても妊娠に至らない場合に検討されます。

体外受精の基本的な内容は、
・卵子を複数得るための卵巣刺激(内服薬や注射を使用)
・排卵の抑制(内服/坐薬/点鼻薬/注射を使用)
・卵子の成熟(点鼻薬/注射を使用)、卵巣から卵子の採取(採卵)
・培養液内での受精、受精卵の培養
・発育した胚の子宮内への移植(新鮮胚移植)、余剰胚の凍結および融解胚移植
から成ります。

卵巣の刺激方法と排卵抑制方法の組み合わせにより、自然周期法、クロミッド法、Long法、Short法、アンタゴニスト法などに分けられます。
使用する薬剤や分量も様々です。

そして、受精方法にはふりかけ法と顕微授精の二つがあります。
体外受精、顕微授精、精子の質、卵子の質
では、それぞれを見ていきましょう。

ふりかけ法
ふりかけ法は、卵子が入っている培養液に精子を振りかけて受精するのを待ちます。1個の卵子に対して約10万個の精子を使って、精子が本来持つ受精能力により受精させる方法です。
タイミングや、人工授精よりも精子と卵子の出会いの確立が上がっているということです。
卵子と数億ほどの精子の中の一つが引き合い、そして受精卵となるので、きっと相性も抜群ですね。
そして、受精後、胚盤胞まで育つ確率が顕微授精より10%ほど高いといわれております。
しかし、受精率は顕微授精よりはるかに低いです。
そして、精子の質がとても大事になります。
重症乏精子症、不動精子症、精子無力症、精子奇形症などにより極端に精子の数が少ないため、精子がうまく卵子に入れないことや、卵子の膜が固くて入れないなどで受精できない可能性があります。

では、顕微授精の場合はどうでしょうか?

顕微授精
顕微授精は精子が不良で受精率の低下が懸念されるときに、精子1個を卵子内に注入し授精を行う手法です。

高度な男性不妊(精液中の精子濃度や運動率が低い場合)や体外受精では受精できないと判断した場合に行います。
顕微授精では細いガラス針の先端に1個の精子を入れて顕微鏡で確認しながら人工的に卵子に直接注入し授精します。
そして、受精卵となり、育つのを待ちます。
精子の数が少ない、運動率が低いといった場合や、女性の体が精子を拒絶する抗精子抗体を持っていて、精子が体内に入れない場合でも、顕微授精であれば受精をサポートすることができます。
一般的に、人工授精や体外受精で妊娠が成立しないとき、最終手段として顕微授精の実施を検討することになります。
ふりかけ法より胚盤胞まで育つ確率は低いですが、受精率は高いです。

体外受精に比べて費用が高いのは、卵子に精子を注入する工程に数万円の費用が発生するからです。

「(体外)受精」では、卵子内に精子の「中身」しか入りません。

一方「顕微授精」では、精子の「全体(外身)」も入ります。
精子の頭には「先体酵素」というのが入っていて、それも入ります。
おまけに培養液も(多かれ少なかれ)入ります。
大分違いますね。いろんなおまけが入っているのです。
この「顕微授精」時に、ついでに入るいろんなおまけがどうなんだ?と、いろいろ議論されています。
今のところ、
『"通常量"なら問題ないのでは? でも少ないに越したことはないよね。』
という感じに落ち着いていると思います。

あと、よくある議論が「精子の選択」の話です。
体外受精では、受精能力を有した精子が自然に選択されて入ります。
しかし、顕微授精では、当事者ではない第三者が選択した精子が入れられる。
「受精能力」を有しているかも不明です。
「やはり、体外の方が安心感がある。"我が子"になる精子を選ぶ奴は一体どこのどいつなんだ!」
という意見と、
「自然で選ばれている精子だって単なる偶然。顕微授精で、その人の目にとまるのも単なる偶然。一緒ではないのか。」
という意見もあります。
どちらも、ごもっともです。

まとめると、体外受精と顕微授精の"違い"とは
・受精率と胚盤胞まで育つ確率。
・顕微授精では、通常の「受精」では卵子内に入らないものまで入ってしまう。
・精子の選択に「人為的な目」が入っている。
・一般に体外受精に比べ、顕微授精は費用が高い

現在日本で行われている「体外受精」の半数以上はこの「顕微授精」なのです。
「顕微授精」は通常の「体外受精」よりも費用が高くつきますが、受精する確率が高いので広く普及しています。
しかし、胚盤胞まで育つ確率がよいといわれている体外受精で受精可能な質の良い卵子、精子の場合でも、本当に顕微にする必要があるのでしょうか??
高刺激などで複数の卵が採れた場合は半々で顕微とふりかけをすることもあり、それをスプリットと呼びます。
スプリットという方法もありますので、ご自身に合っている方法を見つけていただきたいと思います。
銀のすず



月経周期について

いわゆる月経周期とは、「卵巣周期」と「子宮周期」のことです。
便宜的にまとめて説明することが多いのですが、実は2つの周期のことなのです。
卵巣はホルモン分泌と卵胞および卵子を発育させ、排卵するための臓器です。
子宮は内膜を厚くし、排卵された卵子(受精卵)を受け入れ、妊娠期に子どもを育む臓器です。
すべて連携していますが、それぞれ役割が異なります。

まずはホルモンの流れを見てみましょう。
視床下部、下垂体、卵巣の3つが連携してホルモンを分泌・抑制し、ちょうど良いバランスで卵子を育て、妊娠に備えます。

エストロゲン、プロゲステロン、卵巣機能
●卵巣周期●
卵胞期:1―14日
FSH分泌増加で卵胞が成熟(グラーフ細胞)
1つの卵胞のみが成長し、その他は退縮
卵胞の発育によりエストロゲンが増加し、子宮内膜の肥厚
排卵期:14日目
エストロゲンが急激に増加し、視床下部に作用してLHの一過性分泌増加(LHサージ)*を引き起こし、排卵がおこる(正のフィードバック調節)
黄体期:14〜28日
LH作用で排卵後の卵胞には黄体が形成されプロゲステロンが分泌
プロゲステロンの作用により子宮粘膜から分泌液がでる
受精が行われない場合、黄体は退縮し白体となりプロゲステロン量も低下
基礎体温が最も高い
卵管の運動はエストロゲンによって亢進、プロゲステロンによって抑制

●子宮周期●
月経期:子宮内膜の脱落により膣より出血
増殖期:卵胞の分泌するエストロゲンの作用により子宮内膜の増殖
分泌期:排卵後黄体の分泌するプロゲステロンの作用により内膜からの分泌物が増え受精卵が着床しやすくなる
    受精が行われない場合、黄体は退縮し白体となりプロゲステロン量も低下する



ストレスと不妊

エストロゲン、プロゲステロン、卵巣機能

現代社会はストレスが多いと言っても 誰も疑問を抱かないことと思います。
不妊治療はさらに大きなストレスがかかります。
ただでさえストレスを感じやすい現代社会で生活を営む上、なかなか子供が授らないとなると、ガンなどの命にかかわる病気の宣告を受けることと同じレベルのストレスを感じるようになると指摘する専門家もいるくらいです。
ストレスが原因で不妊になることは既に生理学的にも裏付けられており、不妊であることによるストレスが妊娠をさらに遠ざけることになるというのもうなずけます。
かの有名な黄帝内経にも、精神的に不安定では妊娠できないと書いてあります。

ストレス状態での身体のメカニズム
嫌なことに対峙した時、脳の中の、理性を司るところと本能に忠実なところとの間で葛藤が起こります。
そして理性が本能を抑え込んだときにストレス状態が発生します。
そうすると脳は“嫌なこと”に対して闘争、あるいは逃走するように、身体を臨戦態勢にします。
ストレス状態を感じ取ると、 脳幹にある“視床下部”というところが副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)というホルモンを分泌します。
そして、このCRHは下垂体に働きかけて副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を分泌させ、ACTHは副腎に働きかけてコルチゾールを分泌させて、ブドウ糖生成を促し、ストレスに対しての臨戦態勢を取ります。
ところが、この状態が長引くと免疫作用を抑制し、同じく副腎皮質から分泌されるコルチコステロンというホルモンが脳の神経細胞の働きを抑制してしまいます。
さらにCRHは、自律神経のうち交感神経を活性化させ、副交感神経を抑制します。
これも身体を臨戦態勢にするためで、交感神経はノルアドレナリンを分泌、さらに副腎の髄質というところを刺激してアドレナリンというホルモンを分泌させます。
アドレナリンやノルアドレナリンはコルチゾールと同様、血糖値を上げ、心拍数を増やし、血管を収縮させて血圧を上げます。
このようにノルアドレナリン・アドレナリンは、お互いに協力しあって脳や身体に活動態勢をとらせる働きをするのですが、これが長期間に及ぶと疲弊してきます。

ストレスによって妊娠しづらくなるメカニズム
不妊が先でもストレスが先でも、ストレスによって妊娠への道のりは厳しくなります。
その理由は、ストレスによる脳と副腎の反応と妊活におけるホルモン分泌の反応に共通点が多いことです。

★ストレス時のホルモンの分泌経路
 視床下部→〈CRH〉→下垂体→(ACTH)→副腎皮質
★毎周期の生殖機能を働かせるホルモンの分泌経路
 視床下部→(GnRH)→下垂体→(FSH・LH)→卵巣

視床下部、下垂体は共通しており、最後が副腎か卵巣かというところに違いがあるだけです。
平常時は生殖機能をしっかりとコントロールしているのですが、過度のストレスが長期間に及ぶと自分の身体の緊急事態に対処する生体反応を最優先し、生殖機能を含む他の日常的な生命活動が犠牲になってしまいます。

自律神経失調症、ホルモンバランス、体質改善
一方の自律神経ではストレスによって 交感神経が活性化され、副交感神経が抑制されてしまいます。その結果、血管が収縮し血流不良となります。
ある研究者は、副交感神経が抑制されることで月経血が逆流して子宮内膜症を起こし、血流障害が長引くことで子宮筋腫が出来やすくなり、さらには白血球が多くなることで卵管に炎症を起こしやすくなると指摘しています。

とても重要なストレス対策
アメリカで実施された調査でも、過度な不安や心配・焦り等の精神状態が体外受精等の不妊治療において、良好な卵子の採卵から採卵後の受精率、さらには胚移植後の着床率、妊娠継続率等すべての治療のステップにおいて、その結果に大きく影響を及ぼしていることが明らかになっています。
ストレス解放というのは簡単ですが、どのように解放するかが大切です。
私たちの用いる鍼灸やマッサージ、アロマセラピーは肉体だけでなく、精神面へも作用します。
じっくり行うカウンセリングやリラックスできる個室での対応もストレス軽減に一役買います。少しでもストレスを解放して妊活に取り組んでほしいと願っています。
アロマセラピー、不妊、アロマ、体質改善



生命力と生殖能力

さて体外受精が誕生したのは1980年代。
この画期的な方法により、それまで妊娠できなかった方たちが妊娠することができるようになりました。
私の推測ですが、当時の不妊はホルモン異常、卵管閉塞、子宮筋腫、子宮内膜症など今でいう一般的な不妊の原因ではなかったでしょうか?
※もちろん例外はあったと思います。
私の母親は23歳で姉を産んでいますが、当時は一般的な出産年齢だったのだと思います。
一昔前は比較的早い年齢で妊娠・出産をしていたでしょう。
妊娠する女性の多くは若かったはずです。
2018年現在、不妊で悩んでいる方の多くは検査でも原因がはっきりせず「原因不明」と言われているのではないでしょうか?
当院には30代半ばぐらいから40代の方が多く来院していますが、「原因不明」の場合は卵子の老化というしかないのかもしれません。

ふとした疑問です。なぜ若い頃に妊娠しやすいのでしょうか?
その答えは生命力がカギを握っているとしか考えられません。
AMHという残りの卵子数を表す数値があり、低いことで急いだほうがいいといわれるのも、年齢・生命力を表しているのではないかと考えるわけです。
生きとし生けるものは誕生とともに、死に向かっているといわれます。
生命力を取ると、年齢が若いほうが高いのは当たり前です。
女性は第二次性徴(12歳)ぐらいから閉経(50歳)まで月経が起こり、妊娠し得る特別な期間を過ごします。
新しい命を育み・つなぐということは、自らの生命力を次世代に分け与えていくことではないかと考えます。
妊娠、出産、育児を近くで見ていると、まさに命がけ。
高齢になればなるほど自分の命を続けることが精一杯となるので、最初に生殖能力が低下していくのだと思います。

生命力、自然治癒力、東洋医学、不妊針灸

妊娠するためにはやはり生命力を高めていくことが何よりも重要だと考えるため、生命力アップを目指します。
ではどうするか?
私たちの肉体は車の部品とは違い、替えが効かず、一生使い続けなければなりません。
しかし、日常生活での疲労やストレスなどで傷んでくることを避けることはできません。
傷んだところを修復し、さらにエネルギッシュに活動できる身体作りをすることが大切です。
もともと備わっている自然治癒力のアップと、プラスアルファを心がけることです。

自分自身の睡眠や食事、運動、ストレス解消などをもう一度見直す必要があります。
今の生活で身体に負担をかけていることはありませんか?
私たちは、生活習慣の改善に全力を尽くしてアドバイスを提供し、鍼灸マッサージを通して、体質改善を目指しています。

自分の生活スタイルがどうなのか、お聞きになりたい方は是非ご相談ください。
銀のすず



怖いエストロゲンについて!

エストロゲン(E2)といえば女性ホルモンの一つであることを妊活中の方はご存知かと思います。
エストロゲンは女性をつくるホルモンと言っても過言ではなく、第二次性徴の発現、子宮内膜の増殖、月経周期の成立と連携、乳腺管の増殖分泌促進という大切な役割をしています。
コレステロールを原料とするステロイドホルモンに分類され、卵巣をはじめ、脂肪組織、精巣、副腎からも生成されます。
よって男性にも存在します。

エストロゲン、不妊、内分泌かく乱物質

もちろんエストロゲンは男女ともに必要なホルモンですが、現代社会では、本来あるべきプロゲステロン(黄体ホルモン)やテストステロン(男性ホルモンの一種)との比率から逸脱し、エストロゲンが過剰に体内に存在するようになってしまったのです。
これを「エストロゲン・ドミナンス」と言います。

子宮筋腫、子宮がん、子宮頚部異形成、乳がん、前立腺がん、不安、気分の動揺、イライラ感、不眠、頭痛、疲労、むくみ、性欲の減退、甲状腺機能障害、生理不順・PMS、不妊、乳房の圧痛、多嚢胞性卵胞、喘息、蕁麻疹、湿疹、鼻づまり といったアレルギー症状、加齢亢進、特に腰まわりと太ももの脂肪の蓄積、胆嚢の病気、血栓の増加、低血糖、銅の過剰と亜鉛の欠乏、マグネシウム欠乏、ビタミンB群の欠乏、閉経前の骨密度低下、骨粗鬆症、自己免疫疾患、無精子症などなど。。。
それはそれは多くの病気の原因の一つとなっています。

ここまででもエストロゲンの過剰は怖いと言っている意味がお分かりいただけたと思います。さて、どうして過剰になるのでしょうか?
それは内分泌攪乱物質、つまり環境ホルモンによる影響が強いことがあげられます。

環境ホルモンとは一体何で、どのように私たちの身体にどのように入ってくるのでしょうか?

代表的なものとして、プラスチックの一つであるポリカーボネートがあげられます。
ポリカーボネートはビスフェノールAと塩化カルボニルを材料として作られますが、ビスフェノールAは強いエストロゲン様作用(エストロゲンに似た働き)があることわかっています。
このポリカーボネートは学校給食の食器や哺乳瓶にまで使われています。
95度の熱湯をポリカーボネート製の哺乳瓶に入れたところ、ビスフェノールAが検出されたという報告もあります。

さらに最悪の環境ホルモンであるダイオキシンにもエストロゲン作用があります。
青酸カリの1000倍もの毒性をもつ恐ろしい物質です。
とても身近にある塩化ビニール、塩化ビニリデンを燃やすと生成され、いったん体内に入ると排出することが難しい物質です。

私たちの身の回りには、ペットボトルや発泡スチロール、カップ麺の容器などプラスチック製品がたくさんあります。
これらにも同様にエストロゲン作用がある可能性が高いといわれています。

その他、殺虫剤や工業廃棄物、自動車の排気ガス、石けんやシャンプー、ネイルポリッシュ、家具や建材の塗料にも含まれ、すべて同様にエストロゲン作用があることがわかっています。

実は食事からも入ってきます。
女性ホルモンを投与されている肉類、養殖の魚、そして大豆、砂糖、炭水化物などもエストロゲンの過剰を引き起こします。
見直しが必要ですね。

私たちの周りを良く見渡してください。

本当にたくさんの内分泌かく乱物質、環境ホルモンが存在し、外来性のエストロゲンであふれかえっています。

妊活においては、何よりも自分のエストロゲンが一番です。
そう、自分のエストロゲンが一番なんです。

ポリカーボネートのエストロゲンではダメ。
ダイオキシンのエストロゲンでもダメ。
大豆のエストロゲンでもダメ。

自分のエストロゲンが一番なんです。

そこで、卵巣機能を高めるのはもちろんのこと、エストロゲンの原料である良質な脂質の摂取、肝機能を高め、コレステロール合成促進、そしてホルモンやコレステロールを運搬するための血流を良くすることが、自分のエストロゲン合成・分泌に不可欠であることを理解しておかなくてはなりません。

食事はご自身で注意して内臓機能を高め、血流改善は私たちの針灸マッサージでお手伝いします。

もっと詳細が知りたい方は、ぜひご相談ください。
銀のすず



活性酸素の恐怖

活性酸素について、皆さんはどのようなイメージを持っていますか?
分子で表すと、酸素はO2、活性酸素はO2などとなります。
少しだけ化学のお話をしますと、そもそも分子はお互いに結合することで安定して存在しています。
酸素分子(O2)は酸素原子である(O)が2個結びついて1個の酸素分子を形成しています。
酸素原子(O)は、中心に1個の原子核があり周りを8個の電子が回っています。酸素原子の場合は図のように電子の軌道が2つあり、この8個の電子は内側の軌道に2個、外側の軌道に6個が回っているという構造をしています。

活性酸素、不妊、卵子の老化

通常、電子は2個のペアで存在しており、これが最も安定的な形だとされています。
ところが酸素原子の外側の軌道を回る6個の電子のうち、2個だけはペアになる相手を持っていないのです。そこで同じようにペアのいない他の酸素原子の外側の2個の電子とくっついて2つの酸素原子が結びつき、酸素分子(O2)となって安定するのです。

しかし何かのはずみで、ペアの組めない電子(不対電子)ができてしまいます。それでもなんとか相手を見つけて安定するために、他の物質の分子から電子を掠奪しようと襲いかかります。
これが活性酸素です。
つまり、酸素がペアとなる電子を欠いて掠奪者となったものが活性酸素なのです。
この掠奪者のことを”フリーラジカル”といいます。

一方、掠奪された側も活性酸素となって他の分子を襲って電子を掠奪します。
するとまた掠奪された分子が他の分子から電子を奪い取ります。こうして、次から次へと連鎖反応を起こしていくのです。
こうして電子が奪われていくことを”酸化”と呼び、逆に電子を奪って安定することを”還元”と呼んでいます。

つまり、フリーラジカルが他の分子から電子を奪いとることにより、その分子は「酸化」してしまうのです。
酸化というのは、金属のサビや食べ物の腐敗のことです。体の酸化が進むと、鉄と同じように細胞をサビつかせるのです。

"活性酸素”は非常に過激で酸化力が強烈なのです。体内の細胞を次から次へと酸化していく超酸化力によって、私たちの体内にある血管や臓器がボロボロになっていきます。

病気の90%は活性酸素によるものだといわれています。
私たち人間は生命を維持するため、空気を吸って生活しています。この空気の21%は酸素です。毎日500 リットルほどの酸素を消費しています。
この中の2-3%が活性酸素になり、正常な酸素から電子を奪い取ります。奪い取られた酸素もまた活性酸素となり、他の正常な酸素を攻撃して電子を奪い取りにいくのです。このような連鎖反応をどんどん起こして、活性酸素が一気に増えていくのです。

なぜ呼吸をするのかというと、生命維持に必要なエネルギーを得るためです。
細胞内のミトコンドリアで絶えず酸素を消費して、エネルギーを作っているのです。
この過程でも一部で活性酸素が作られて「免疫機能」の一端を担っています。
血液中の白血球が体内に侵入したウィルスや細菌を分解するための武器として使われます。
また、日々体中で発生する「がん細胞」を攻撃・破壊してくれます。
体内で余った水素と結合して水をつくる働きもしています。

免疫機能について見ると、活性酸素が良いものに見えてきますよね。
もちろん無くてはならないものですが、現代は「活性酸素の過剰」が起こっているのも事実です。

酸素に触れたものは、必ず酸化していきます。

ここで妊活にお話を戻します
妊活において質を上げたい卵子や、精子も私たちの細胞の一部であり、DNA情報が埋め込まれてます。
卵子や精子がサビているなんて考えられないですよね。
何と言っても抗酸化が必要になってきます。

これ以上増やさないためにも活性酸素の発生源となるものはできるだけ避けましょう。
紫外線、たばこ、電磁波などの活性酸素を過剰に発生させる原因には近づかず、対策をすることです。
呼吸によって取り込んだ酸素は、体内の通常の代謝活動の中で約2-3%%は活性酸素になると言われています。
ということは、激しい運動や有酸素運動はもってのほかです。
風邪をひいたり病気になっても、免疫機能が働くことで活性酸素が増えます。
他にも、大気汚染 や食品添加物、医薬品や放射線、ストレスなどの日々の環境でさえも活性酸素は増えてしまうのです。

活性酸素、抗酸化物質、精子の質、卵子の質

活性酸素を必要以上に増加させないためには?

まずは外からの有害物質を取り込まないようにしましょう。

例えば、、、
・タバコはなるべく吸わない。
・お酒を飲みすぎない。
・化学物質を含むものをなるべく口にしない。
・化粧品や洗剤などにも気を遣う。
・紫外線やX線などには対策を行う。
・薬を飲みすぎない。
・ストレス管理
・健康な身体の維持
などが挙げられますね。

実は私たちの体には、活性酸素の発生を抑えたり、活性酸素によるダメージを軽減させる機能もあります。
いわゆる抗酸化酵素と呼ばれるものが存在するのです。
カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)です。
カタラーゼは細胞小器官のペルオキシソームの中にあり、長鎖脂肪酸のβ酸化、コレステロールや胆汁酸の合成、過酸化水素(アミノ酸やプリンの代謝などで発生した活性酸素の一つ)の分解を行います。
ミトコンドリア内の電子伝達系ではスーパーオキシドアニオンO2が常に作られ、それをスーパーオキシドディスムターゼが過酸化水素に変換し、その後ペルオキシダーゼによって水に変えていきます。

必要最低限の活性酸素、つまりβ酸化やコレステロールや胆汁酸の合成、アミノ酸やプリンの代謝、電子伝達系などで発生したものは自分で処理できますが、それ以上の活性酸素は処理が追いつかず、DNAを傷つけてしまうということです。

対策として、抗酸化成分を積極的に摂りましょう。

抗酸化成分には、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、βカロテン、リコピン、グルタチオン、ポリフェノールなどがあります。

ショウガは最強の抗酸化物質と言われるものなので、食事に摂り入れることもおすすめです。

銀のすず



不妊治療の病院選び

ここでは東京、神奈川、千葉を限定して当院に良く通われている方たちの病院をご紹介します。
クリニックの方針や医師との相性もあるでしょう。自分に合う病院選びが最も大変かもしれません。
通院開始の年齢なども考慮した病院選びが重要でしょう。

加藤レディースクリニック

KLC、不妊
日本全国から来院します。
特徴としては自然周期による体外受精をします。
この病院はおそらく来院数日本一といっても過言ではない不妊クリニックでしょう。
海外からも多くの方が通われているとか。
来院数も数千人といううわさを聞きます。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

両角レディースクリニック

不妊治療、東京、不妊鍼灸
最近、『最後の砦』といわれているクリニックです。
アクセスの良い銀座にあり、刺激法を特徴とします。
ストレスの多い不妊治療が少しでも快適に過ごせるように空間作りにこだわっています。
40歳以上の女性が多く来院しています。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

リプリダクションクリニック東京

通いやすいクリニック、不妊治療、不妊鍼灸
大阪が本拠地で、数年前に東京で開院しました。
新橋駅直結でアクセスも良く、ガラス張りで明るいクリニックです。
特徴としては刺激法で、不育症、男性不妊にも積極的に取り組んでいます。
私イチ押しのクリニックです。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

杉山産婦人科

タイミング、人工受精、着床率
世田谷区にある産科クリニックが丸の内に不妊専門のクリニックを作りました。
アクセスがとてもよいことから遠方からも通われているようです。
私も一度訪れたことがありますが、きれいな空間でした。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

はらメディカルクリニック

ふりかけ、針灸、不妊
こちらの原先生とは、一度書籍の執筆でご一緒させていただきました。
不妊治療ステップアップベストガイド 銀のすずにも多くの方がご来院しています。

梅ヶ丘産婦人科

東京、体外受精、不妊、顕微授精
こちらのクリニックの特徴は、最も弱い治療から開始し、妊娠するまで徐々に治療をステップアップして強くしていくことを念頭に置いています。
25年間に来院された不妊患者さん26513組のうち15566組、59%がすでに妊娠されています。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

京野アートクリニック高輪

銀のすず、卵子の質、精子の質、不妊
こちらのクリニックの特徴は、男性不妊、FT(卵管鏡下卵管形成術)、IVM(未成熟卵体外培養法)、ERA(子宮内膜受容能検査)を積極的に行っています。
17年間で10,000人以上の赤ちゃん誕生の実績を持っています。
ERA(子宮内膜受容能検査)という今話題の治療も行っています。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

五の橋レディスクリニック

銀のすず、東京、不妊
こちらのクリニックは、江東区でお産病院として歴史と実績のある五の橋産婦人科の姉妹クリニックです。
「不妊症と女性特有の疾病の治療」を中心に、女性の皆さまの健康をサポートするクリニックです。
タイミング法から体外受精まで幅広く治療を行っています。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

新橋夢クリニック

銀のすず、不妊針灸、不妊整体
加藤レディースクリニックの流れをもつ有名なクリニックです。患者さんの負担の少ない低卵巣刺激かつ高い妊娠率を目指します。
患者さんが通院しやすい、温かみのあるクリニックで、流産予防に力を入れています。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

はるねクリニック銀座

銀のすず、不妊鍼灸
スタッフはすべて女性というクリニック。初めて治療を始めようとする場合には安心感があります。 経験豊かな女性専門医がアットホームな雰囲気で治療にあたります。とくに、患者さんとの信頼関係を大切にすることによって、より適切な方法を選択できるよう心がけています。 銀のすずにも多くの方がご来院しています。

銀座すずらん通りレディスクリニック

不妊針灸、卵子の質、着床不全
タイミングから体外受精、月経トラブル、感染症まで幅広く、対応してくれるクリニックです。 女医であるということを活かし、 受診される方の気持ちもケアしながら 「わかり易く、温かい医療」を第一にしています。 銀のすずにも多くの方がご来院しています。

木場公園クリニック

不育症、着床障害、PCOS
女性には日帰りの腹腔鏡下手術、子宮鏡下手術、卵管鏡下卵管形成術、男性には日帰りの精索静脈瘤の手術などを実施し、できるだけ自然に近い方法で妊娠していただきます。
このように当クリニックでは、ご夫婦の立場に立った生殖専門医による大学病院レベルの高品位な技術と、欧米スタイルの心の通った女性・男性不妊症の診察・検査・治療を行わせていただきます。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

神戸ARTレディスクリニック

多嚢胞性卵巣症候群、勃起不全、精索静脈瘤
こちらは神戸にありながらも東京から通院する方が大勢いるクリニックです。
一番の特徴は着床前診断を実践していることです。染色体異常による流産を経験した方は一度は悩むそうです。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

楠原ウィメンズクリニック

妊活、不妊鍼灸、子宝神社
楠原ウィメンズクリニックの診療の目標は、不妊に悩むすべての方が妊婦に到達できることを目指しています。
そのために体外受精、顕微授精から一般不妊治療まで、患者様一人ひとりに最も適切な治療法をご提供いたします。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

以下追ってご紹介したいと思います。

キネマARTクリニック


ファティリティクリニック東京


順天堂大学病院 順天堂医院


新宿ARTクリニック


聖路加国際病院


はなおかIVFクリニック品川


はなおかレディースクリニック


神奈川レディースクリニック


田園都市レディースクリニック


福田ウイメンズクリニック


矢内原ウィメンズクリニック


みなとみらい夢クリニック

ノア ウィメンズクリニック


海老名レディースクリニック 不妊センター


山下湘南夢クリニック


馬車道レディスクリニック


高橋ウイメンズクリニック


窪谷産婦人科 IVFクリニック


高橋レディースクリニック


さちレディースクリニック


津田沼IVFクリニック


中野レディースクリニック




ERA検査とは何だろう?

ERA検査(Endometrial Receptivity Array)

最近聞くことの増えたERA検査というものをご存知でしょうか。

ERA検査とは?
女性一人ひとり、最適な着床の時期が違うといわれています。
2013年にスペインのグループに子宮内膜受容能力検査についての論文が発表され、子宮内膜組織の遺伝子検査により、個々の症例の「着床のウインドウ」がいつなのかを個別に確認することが可能になりつつあることが示されました。

いわゆる、子宮内膜受容能検査(ERA)は、子宮内膜組織の遺伝子レベルで調べ、着床のタイミングが合っているかどうかをチェックする検査です。
それにより自分の着床ウインドウを知ることかできるようです。

また、反復着床不成功例に対して行う検査です。
体外受精の治療で良好胚を移植してもなかなか着床しない場合があります。
凍結融解胚盤胞を複数回移植しても着床に至らないことを「反復着床障害」と言いますが、多くは胚の染色体異常が原因ではと考えられてきました。
子宮内膜を着床可能な状態にしているつもりでも、遺伝子レベルでは準備が整っていない場合があるというのです。
そこで、融解胚盤胞を移植する場合、移植する日の子宮内膜が着床可能状態にあるかどうかを検査します。

検査周期では移植は行いません。検査だけを行います。
以前は検査を2回行うこともありましたが、再検査などがない場合、今は1度の検査で子宮内膜の状態が分かるようになりました。

着床障害の女性側の原因として、子宮内膜増殖症、子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内癒着といった子宮因子や卵管水腫などの卵管因子、血栓傾向などの問題があげられていましたが、それらを除外できた場合でも胚と子宮内膜の「着床のウインドウ」のズレが示唆されるようになってきたのです。

着床ウインドウ(WOI)とは?
胚が着床できる子宮内膜の受容可能期間のことを指し、通常は月経が始まってから19日目から21日目といわれています。
この時期のことを「着床ウインドウ」と呼んでいます。

着床ウインドウ(WOI)のずれとは?
子宮内膜にP4(黄体ホルモン)投与を開始してから120時間後にWOIが存在する方が多い中、P4投与を開始してから96時間後もしくは144時間後にWOIが存在する方がおられます。
こういった方を「WOIがずれている」と言います。
ERA検査を受けられた患者様の30%近くが、着床ウィンドウの時期がずれていたという結果が分かってきております。
Era、着床の窓、着床障害

では、どのような検査をするのか?
細いカニューレ(管)にて子宮内膜を採取しますので、痛みはほとんどありませんが、採取が困難な方の場合などは必要に応じて前処置や静脈麻酔下(鎮痛、鎮静)での処置となる場合があります。
融解胚盤胞移植実施の周期に使用するホルモン剤を用いて、移植をする周期と同じような方法でで、着床しやすくするために子宮内膜を厚くしていきます。
ホルモン剤を投与してから、5日目に、子宮内膜の組織を採取して、検査を実施します。

融解胚移植の場合
エストロゲン製剤(卵胞ホルモン製剤)を月経2日目から服用開始。
月経12日目ごろに内膜の厚さを確認。
プロゲステロン製剤(黄体ホルモン製剤)を開始して、5日目に子宮内膜組織を採取し、検査に提出。

自然周期の場合
排卵を確認してから5日目に子宮内膜組織を採取し、検査に提出。

*検査結果が出るまでには2〜3週間かかります。
当日はシャワーのみ可(入浴不可)、性交渉も不可だそうです。

子宮内膜を採取した時期の結果が受容性のある場合、【着床ウィンドウ】には問題がなく良質な受精卵をこの時期に同じ条件にて移植していくことにより妊娠が期待できます。
非受容期との結果が出た場合は、再検査が必要となります。
この場合、検査結果には次回検査時の子宮内膜採取のタイミングの指示が記載されています。
再検査の場合、移植も延期となります。
しかし、ただ先送りになるわけではなく、再検査によって最適な移植時期を特定したことにより、妊娠率が24%向上するというデータが得られています。

妊娠に至らない原因がホルモン、卵管、子宮内膜の厚さ、卵子の老化、精子の異常、血液凝固異常、免疫異常、染色体異常などから新たな原因が見出されました!!!

さすが科学というところでしょうか?
細分化が進み、卵子や精子という種の遺伝子レベルでの異常、子宮という大地の遺伝子レベルでの異常を見つけたということですね。

精子や卵子に関しては着床前診断で、子宮に関してはERA検査でチェックすれば、妊娠率のアップは確実なのでしょう。

子宮の遺伝子検査は大いに行われていくことは想像できますが、精子や卵子の遺伝子検査は難しいでしょうけど・・・。
銀のすず



妊活への薬膳を考える

みなさんは薬膳に対して、どんなイメージをお持ちですか?
・なんだか作るのが難しそう
・健康に良さそうだけど、取っつきにくい
・薬膳の料理は見た目が地味そう
・特別な材料が必要
・苦そう、おいしくなさそう
マイナスなイメージが多いですよね。
それは、きっと薬膳を知らないからです!


ではまず、薬膳とは
中医学理論に基づいて食材、中薬と組合せた料理であり、栄養、効果、色、香り、味、形など全てが揃った食養生の方法です。
「薬膳料理」と称されることもあるが、「膳」自体に「料理」の意味が含まれています。
わかりやすく言うと、中医学理論に基づき調理された料理で、病気の予防や回復、保健を目的にした、おいしい食事のことです。
薬膳料理は、生薬を使ったものだけではなく、日々の私たちが食べている穀物や野菜、肉、魚、乳製品などを材料にしたものも含まれます。
生薬を使っていれば薬膳だということは感覚的にわかっても、普通の食材を使って作る料理が薬膳なのだということは、いささかピンとこないのではないでしょうか?
生薬配合の料理だとありがたみがあっても、普通の食材を組み合わせた料理が薬膳だといわれても、普通と薬膳の違いがどこにあるの?と思いますよね。

そこです!ここが肝心なところです!
生薬を配した料理があっても、それが中医学理論に基づいていなければ、薬膳とはいえません。
枸杞やナツメを使っているから薬膳料理だ、とはいえないということです。
そして、おいしくなければいけません。
おいしくなければ、毎日食べることはできませんし、
『おいしい』と思う情報が脳に感知されると、胃の消化液もスムーズに出てきて消化され、腸で吸収、体にとって栄養になります。
プンプン、イライラしながら食べると交感神経(興奮)が優位になり、消化不良を起こしたりします。

また、人は季節・住環境・生活スタイルで目まぐるしく体調が変化します。
自分の口にしたものがエネルギーに変わり、自分の体を動かす原動力となります。
また自分の気持ち「精神」も体に影響を及ぼします。
人の身体は一つの有機体なのです。

身体は全ての細胞たちがお互いに協力をして、『自分』という有機体を作っています。

そんな身体を作る大事な作業が『食べるという行為』です。
この"食べる"という人間の基本的な行為を一度見直してみてはいかがでしょうか。

そもそも、普段の生活、健康にはまず食事です。
妊活においてはもっと重要になってきます。
そして、体力がないと鍼灸、漢方は受けられないのです。

そこで、東洋医学で食べ物には「気血水穀」という言葉をご存知でしょうか?
『エネルギーを補うには食べ物から』
ということです。

出産までには赤ちゃんを10月10日お腹の中で育てます。育てるにも体力が必要です。
その出産に至るまでの前段階として、妊娠中にも体力が必要です。
それにはまず、私たちそのものが元気で、体力がなければなりません。

なぜなら、卵子・精子は私たちの細胞の一部。
卵子や精子の質を上げたいのであれば、私たちそのものの質を上げることが必要になります。
子供や受精卵、卵子・精子も私たちの分身なのです。
私たちが元気でなかったら、分身も元気がないということです。

しかし、いくら薬膳は身体によいからといって、気を付けなくてはならないことがあります。
@『気』『血』『水・津液』のバランスが大切
A妊活に良いものを口にする
B妊活に悪影響のあるものは口にしない

薬膳、妊活、精子の質、卵子の質
「気」が足りない・滞る
基礎体温のバラつき、切迫早産になりやすい、卵子に栄養がいきにくい、卵子の育ちが悪い、など。
気が足りない:山芋、牛肉、ウナギ、栗、クルミ、ショウガなど
気が滞る:柑橘類、セロリ、春菊、パクチー、黒酢など

「血」が足りない・滞る
月経期間が短くなる、内膜が薄くなる、卵子の育ちが悪い、基礎体温がばらつく、など。
血が足りない:鶏、牛レバー、ニンジン、クコの実、ナツメなど
血が滞る:ニンニク、桃、ラッキョウ、シナモン、ショウガ、黒酢など

「水・津液」が滞る
津液の流れが悪かったり代謝が悪いと、むくみがでる。むくみがあると「気」や「血」の流れが悪くなる、ホルモンの流れが悪くなりホルモン値が低下する、など。
水が足りない:豆乳、豚肉、梨、トマト、杏仁、松の実など
水が滞る:緑豆、玄米、海藻類、ショウガ、黒酢など

わかりやすく言い換えると、すべてエネルギーです。
『気(き)』とは、強い活力を持ち、常に運動している精微物質です
『血(けつ)』とは血液と大差はありません。
『水(すい)・津液(しんえき)』とは血液以外のすべての体液です。

そのバランスが大切です。
妊活に良いもの
薬膳の考え方では、黒い食べ物、根菜類、海藻類が生殖能力と深い関係のある「腎」に影響をし、身体を冷やさない食べ物を積極的に食べる。 黒胡麻、黒豆、山芋、わかめ、ひじきなど
ニラ、シナモン、クコの実、かぼちゃなど
ドライフルーツも良いと言っている人もいます。
ナツメやクコの実には気、血を補う作用があると考えられています。そこで積極的に進める人もいますが、気を補うことはできると思いますが、血はさすがに補えないでしょう。鉄分ないし、タンパク質もないから。
妊活に悪影響のあるもの
一般的に体を冷やすものは妊活には天敵である。
トマトやキュウリなどの夏野菜からスイカや柿、ハト麦などは体を冷やしてしまうからNG。
要は冷やすなということですね。
冷えは大敵なのだが、冷えているということはそれだけ活力がないことを意味する。
活力を呼び起こすために、肉体を活性化する食事をしなければならない。


良いものを口から取り入れ、ご自身を健康に、元気にしてください。
それが妊活への近道かもしれません。

中医薬学で、医食同源ということばがある通り、
病気を治療するのも、日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つために欠くことができないもので、源は同じだという考えという言葉があるくらいですから。
妊活中、妊娠中、産後、育児など人にはタイミングがそれぞれです。
また人も年齢や体格、性格もそれぞれ違います。

状況によって変わってきますので、実際に何を食べたら良いか、カウンセリングでお伝えしておりますのでいつでもご相談ください。
銀のすず



睡眠と妊娠に関わる成長ホルモンとメラトニンの関係

妊活に臨む女性たち、いやすべての女性たちは仕事のストレス、対人ストレス、そして妊活ストレスに悩み、眠れない日々を過ごしてはいませんか?
一般的ですが、睡眠不足は肌荒れの原因となり、皆様のお肌に多大な影響を与えていることと思います。
美容だけでなく、不妊と睡眠の関係が言われるようになりました。
その理由を理解するために、睡眠について勉強しなくてはなりません。
睡眠、メラトニン、成長ホルモン、卵子

私は昔、「なぜ人は一日8時間も寝なくてはならないのか」と疑問に思ったものでした。
一日24時間しかないのに・・・若いころはそう思っていました。
しかし、睡眠のメカニズム、ホルモンを詳しく知ることでその疑問は簡単に解決できました。

それでは考えてみましょう。
睡眠には、「「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2タイプがあります。
レム睡眠は比較的浅い眠りで身体は休んでいるけれど脳は活発に動いている状態。
ノンレム睡眠は深い眠りで脳も身体も深く休んでいる状態を指します。
私たちが睡眠に入るとまず深い睡眠であるノンレム睡眠が現れ、約90分のサイクルでレム睡眠とノンレム睡眠とが繰り返されます。

このノンレム睡眠には私たちの未来への大切な時間なのです。

私たちの身体はゴールデンタイムである10時から深夜2時の間に成長ホルモンが分泌される仕組みになっています。
成長ホルモンというと、「背が伸びる」とお思いかもしれませんが、それは成長期の人。
大人の場合は、壊れた細胞や組織の修復や細胞の活性化を担います。

特にノンレム睡眠の状態にあるときに分泌が高まります。
成長ホルモンはその他のホルモンを調整する働きがあり、同じく脳下垂体前葉から分泌される卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンの分泌にも影響を与えます。
つまり、健やかな卵子の生成には成長ホルモンのしっかり分泌される必要があり、そのためには十分な睡眠が必須と考えることができます。

また、最近は睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの存在も妊娠に深く関係していると考えられています。
時差ぼけがある人が飲むというメラトニンのサプリも最近、妊活中の間で流行っています。
松果体から分泌されます。

朝日を浴びてから14時間後に分泌が始まるメラトニンは、眠気を誘うだけでなく体内の活性酸素を抑制する抗酸化作用を有します。

またもここで活性酸素の話ですね。
ストレスや喫煙、糖質の過剰など様々な場所から生まれてくる加齢物質。

活性酸素は卵子を攻撃する要素の1つですから、睡眠不足によってメラトニンが分泌不全となると、卵胞発育の過程で酸化ストレスが生じて卵子の成熟を妨げてしまうのです。
採卵をしても、卵子の質が悪い、もちろん卵子だけではなく精子だって同じです。
活性酸素は怖いのです。
活性酸素から少しでも身を守るメラトニンはとても重要だということがわかりますね。
メラトニンは、必須アミノ酸に一種であるトリプトファンから合成されます。
食事も一緒に見直す必要がありますね。

さて睡眠によってホルモン分泌が変わり、妊活にもどうやら影響があるというのはお分かりいただけたと思います。
いわゆる「溜め寝」はできませんので、毎日、早めに寝なくてはなりません。
また量もさることながら、質も高めないと成長ホルモンやメラトニンは出ないかもしれません。
そこで、深い眠りが継続できているかをチェックする方法を知っておきましょう。

ノンレム睡眠の時は、抗利尿ホルモン(おしっこしたいを抑える)が下垂体後葉から分泌され、夜中トイレに目覚めないようになっています。
もし1〜2時間おきにトイレに目覚める人は、睡眠の質を疑ったほうがいいかもしれません。

ここでは卵子の話をしましたが、男性の精子だって同じです。
成長ホルモンや活性酸素のダメージはあります。
男女関係なく、質の良い睡眠を心がけましょう。

不眠の原因は、心身へのストレスが大きく影響いたします。
どこかで発散するところはないのか、発散できるものはないのか、探してみてはいかがでしょうか?

我が家の発散は、旅、犬、テレビで、私個人は読書、散歩です。

また、針灸マッサージは自律神経を整えるには最適ですね。
自律神経はホルモン分泌をコントロールしていますし、睡眠も自律神経がコントロールしています。
全身を緩ませ、整える鍼灸をやはり不妊治療の一部にするのは意味があることでしょう。
どうぞ、皆様のお近くの鍼灸院へ行かれてはどうでしょうか?
銀のすず



東洋医学の伝来

さて、このあたりから東洋医学のお話もしていきます。
そもそも東洋医学とはなんでしょうか?
・中国伝統医学
・韓医学
・漢方医学
・アーユルベーダ
・ユナニ医学
などのアジア一帯に広がる医学の総称です。

その中でも私たちの馴染みがあるのは、中国伝統医学と漢方医学かと。
この二つを紹介します。

●中国伝統医学
歴史的には数千年前、三国志の時代にはあったのでとても古い歴史があります。
中国伝統医学という名前こそ最近のもので、中国は大きいので各地で発達した文化は違っていました。
海に近いところ、山深いところ、平地、乾燥している地域など、土地のつくりや気候など自然環境の違いでした。
住環境の違いがあるので、そこで発生する病気も違いがあったでしょう。
その環境の違いから、針、灸、方剤、導引・気功が発達しました。
これらを終結したものが中国伝統医学です。

中国伝統医学で礎になった書物といえば、「神農本草経」、「黄帝内経」、「傷寒論」、「金匱要略」です。

神農本草経は一つ一つの生薬の性質について書かれているもので、上品、中品、下品の3種類に分けれらています。
この書物は神農という三皇五帝の一人で、人々に医療と農耕の術を教えたといいます(伝説)。
とりあえず、口にして毒か薬かを区別するために 何度も倒れたそうです。
神農、東洋医学、不妊、針灸

黄帝内経は黄帝と呼ばれる三皇五帝の一人で、現存する中国最古の医学書を書き記したとされています。
この書籍は、中国伝統医学の基本理論である陰陽論、五行論、易学、天文学などが人の成り立ち、健康とは、病気の成り立ちなどが書かれています。
黄帝内経こそが、中国伝統医学の根底にあるものです。
黄帝、陰陽、五行、針灸

続いて傷寒論、金匱要略は張仲景が書き記した書物です。
かの有名な葛根湯の処方が書かれた本ですね。
この2種の本は、病気に対してどの薬が効いたかという処方集でした。
なので、難しい理論を知らずとも、一般市民まで広く利用することができた書物です。
葛根湯、傷寒論、金匱要略

その後、多くの医学者が技術と理論を構築し、長い年月をかけて、構築された中国伝統医学は今なお、世界中で利用されています。

●漢方医学
約700年ごろ、中国より遣隋使、遣唐使がやってきました。
その時の中国より仏教の書籍とともに医学書も運び込まれました。
これが日本における中国伝統医学の伝来でした。
ただ、この時運び込まれた書物は傷寒論と金匱要略であったといわれています。
つまりハウツー本ですので、「理論なき実践」ということです。

難しいことを抜きにして、風邪ひいたら葛根湯を飲んでおけよ!!!という感じでしょうか?
なので、中国伝統医学と漢方医学は同じようで同じではなく、その後独特な日本風に仕上がり、現在に至ります。

現状、日本の場合、エキス剤になっているものが主流で、中国では煎じ薬が主流です。
また、取り扱っている生薬も中国は数千、日本では500種類ほどとか。
扱っている方剤名が同じでも、中身はちょっと違うこともあるでしょうね・・・。
針灸に関しても、腰痛=腎ゆというようにハウツーが存在します。

どちらが優れているかは、いろいろな考えがあるので正解はありません。
人の数だけ病があると考える中国漢方医学と、次第に日本の漢方医学(和漢方)に違いが生まれてきました。
江戸時代までは漢方医学が日本のメインの医学でしたが、欧米の力が入ってくる明治には「蘭学」を日本の医学にしようと政府が資格制度を作りました。

これで、表舞台から漢方医学が消えました。

突然のことで、今まで漢方医学をしていた医者は医者ではなくなり、きっとビックリしたことでしょう。

実は毛沢東の時代にも同じことが中国でもあったそうです。

その後、中国伝統医学は世界に誇れるものだということで、国を挙げて世界に発信することになりました。

中国では、中国伝統医学を行うものを中医師といい、病院の医療を行うものを医師の2つで対応しています。

日本では、漢方薬を扱う薬剤師、針灸を行うものを鍼灸師、薬膳は調理師や栄養士、気功は気功師に分類され、現在に至ります。

そして薬、針灸の両方を取り扱うことができるのは医師のみです。

こうして数千年の歴史のある中国から伝来した医学は現在に至ります。
銀のすず



妊活と葉酸について

まずは葉酸を知りましょう。
妊活、不妊、葉酸、着床率

葉酸は、ビタミンM、ビタミンB9などとも呼ばれ、水溶性ビタミンに分類されます。DNAなど核酸の合成や細胞分裂を促進、造血作用に欠かせない栄養素です。

妊娠中に葉酸が少ないと、神経管閉鎖障害(神経管は脳や脊髄の原型)が起こり、二分脊椎症や無脳症のリスクが高かくなることが知られています。
また、妊娠を希望する女性にも葉酸が重要だといわれ、巷で多くの広告がなされています。
その理由には流産率の低下、不妊治療の成績に差があるとの報告があるからです。

葉酸は「食事」と「合成」の形で摂取することができます。

食事=天然=プテロイルグルタミン酸=ポリグルタミン酸型
合成=人工=プテロイルモノグルタミン酸=モノグルタミン酸型

この両者の大きな違いは吸収率です。
食べ物から吸収した葉酸は、ポリグルタミン酸型なので、体内でモノグルタミン酸型に形を変えて、初めて小腸から吸収されます。
途中で胃液やらで壊れるものもあるでしょう。
すると吸収量は減ってしまいます。
なので、吸収率を考えると合成の葉酸が良いといわれています。

ちなみに1日の摂取量は1000μg(1mg)で、モノグルタミン酸型として取り入れたいですね。
では実際、食事由来にはどのくらい入っているのでしょうか?
モノグルタミン酸型に換算して表示します。
葉酸といえばほうれん草ですが・・・100gの茹でたほうれん草に含まれる葉酸は110μg。
生だと一束ぐらいでしょうか。
茹でると握りこぶしぐらいの量です。
これを10セット食べれば一日の葉酸は確保されます。
ほうれん草食べるなら、枝豆(260μg)のほうが多いですね。
ちなみにブロッコリ(120μg)、アスパラガス(180μg)です。

実は植物より動物に葉酸は多く含まれているのです。
鳥のレバー(1300μg)、牛のレバー(1000μg)、豚のレバー(810μg)、うなぎ(380μg)、生うに(360μg)です。
どう考えても動物性、とくにレバーを食べるのが合理的ですね。
100gのレバーを食べれば1日の摂取量はクリア!

もちろん毎日食べるのは難しいし、コストパフォーマンスも気になるところ。合理的にサプリでも良いかもしれません。

一般的なサプリは天然型で400㎍が一般的ですので、これでは正直まったく足りていません。
もしサプリを選ぶときには天然由来ではなく、合成の葉酸を選び、含有量も7〜800μg(食事で200μg摂るとして)のものを選ぶ必要があります。

食事もサプリも継続が鍵となります。
もともと体内に微量しか存在しない成分ですので、すぐに結果が出るわけでもないかもしれません。それでもコツコツと摂っていく必要があります。

ご主人様の精子にも良い影響があるとのことですので、ご一緒に摂られてはいかがでしょうか?
銀のすず



妊活と水について

私はどんな栄養素よりも、水が最重要であると考えています。
妊活、水、卵子の老化、男性不妊

私たちのカラダにはとても多くの水分が含まれています。
新生児は80%、乳児70%、成人60%、高齢者50%ぐらい。
体重換算すると、体重50kgの女性には32kgの水分を持つということです。ちなみに、次に多い成分はたんぱく質で18%といわれており、約5kgとなります。

体内の水分は、細胞内液と細胞外液に分けられます。
細胞内液は細胞の中の水分で2/3、細胞外液は血液やリンパなど1/3となります。

これだけ多い水分ですが、年齢とともに少しずつ減ってきます。
生まれたての赤ちゃんはピチピチで、張り裂けんばかりの肌ですが、ある年齢を重ねると小じわやシミそばかすが目立ち始めてきます。
細胞内液が減り、細胞のハリがなくなり、細胞外液が減り、血液はドロドロとなり血行不良、そして細胞内へ影響がでるのです。
肌だけでなく、髪の毛が細くなる、爪が割れやすい、膝や腰などの関節が痛いなど体内の「水分」が減ってきて起こる現象です。

瞬間的な脱水でも起こらなくもありませんが、普段からの水分量の減少が"老化"と比例しているように思えます。

最近、「卵子の老化」という言葉があるように、妊娠したいと考えている女性の卵胞や子宮内膜だって例外ではないと考えられます。
だって、女性のおなかの中に宿すものは、90%の水分からなる胎児なのですから、母体に水分がなければ生み出すことは難しいというのは誰だってお分かりではないでしょうか?

東洋医学では、陰陽論という考え方があり、すべてのものを性質や形など色々な角度から2種類に分けるという考え方があります。
天と地のように、男性と女性もまた陰陽に分けられ、男性は陽、女性は陰となります。
単純に陰と陽ではなく、それぞれの特徴を深く考えさせる分類法です。
ちなみに、東洋医学独特の考えである気、血、水の3つの物質も分類でき、気が陽、血と水は陰となります。

生殖器の形状による分類、性格的な分類、筋肉量による分類、動作量による分類など挙げればきりのないほど、男女の特性を説いた分類法です。

「女性は陰の生き物」と呼ばれるように、陰の性質を持つ生き物。
毎月やってくる月経もまた、女性にのみに与えられた自然であり、出血は体内から血を排泄し、新しい血を作り、子を宿す準備をするのです。
そしていつの日か、陰の生き物である女性が水分の塊である胎児をおなかに宿す。
さらに歳を経て、女性は閉経し、子供を作ることができなくなる。

これが自然の摂理ではないでしょうか?

では水分はどのくらい摂ったらいいのでしょうか?
一般的には2〜2.5リットル毎日摂るべきだといわれています(個人差あり)が、私たちのカラダでどのぐらい水分が動くのかを理解しましょう。

出る水分
@ 皮膚、呼吸、汗:900cc
A 尿:1500cc
B 便:100cc
合計2500cc

入る水分
@ 食物:600cc(ご飯1膳90cc、トマト1個150cc)
A 体内でできる代謝水:200cc
B 飲料水・・・
飲料水以外で800ccなのでイコールにするには1700ccの水分を飲まないと足りなくなります。

足りなくなったらどうなるのでしょうか?

私たちのカラダは中では"渇き"が起こり、細胞や組織は多大な影響を受けることとなります。

食べるのを忘れても、水分を飲むことだけはわすれてはなりません。
女性が生涯において気になる肌や髪、爪などの美容、そして妊娠できるカラダには水分が重要だということです。
銀のすず



妊活と運動について

妊活、運動、ミトコンドリア、卵子の老化、活性酸素、男性不妊

そもそも「運動」とはなんでしょうか?
物理学では「物体が時とともに空間的位置を変えること」をいいますが、私たちの言う運動とは「カラダを動かすこと」です。

私たちは、字の如く「動く物」。
私たちのカラダは動くように、構造と機能が備わっています。

原始時代から少し前までは、生活のすべてで「動かなくてはならない」状況ばかりでした。
日々の移動はもちろん、食糧確保、物の運搬などすべて人の力によって行われてきましたが、近年、私たちの生活は便利になり、どうしても活動量が減ってきました。
結果、筋肉量は低下し、代謝が落ちてきたという事実は認識しなくてはなりません。

よって現代人は運動するべきです。

ただし、これだけは忘れないでほしい。
むやみやたらな運動はするべきではない。
自分に必要な運動を行うことです。
誰かがこの運動は素晴らしいといっても、自分に不要であれば、害になることがあることを知っておかなくてはなりません。
ちなみに私は、毎日運動します。
絶対に呼吸が乱れるような運動はしません。
深く、少ない呼吸を心がけ、腹筋に力を込め、親指を意識し、少し歩幅を広げるように歩きます。
話を戻して、
運動の良し悪しを簡単に解説し、自分に足りないものを考え、また不妊と運動との関係もお話します。

まずは運動の運動の良いところのご紹介です。
・健康増進、体力維持
・血行改善
・ダイエット効果
・心肺機能向上
・筋力増強、それに伴う関節への負担減
・ストレス発散(精神安定、達成感など)

続いて運動の悪いところのご紹介です。
・過剰な運動で組織破壊や疲労物質の蓄積
・過剰な有酸素運動による活性酸素の過剰発生
・無酸素運動による筋肉の肥大化(マッチョ)
・無酸素運動によるエネルギー代謝の悪循環
・怪我や突然死

さらに不妊との関係をご紹介します。
・活性酸素が卵子の老化を招くかもしれません
・炭水化物食の場合の運動は卵子は栄養されません
・脂肪、たんぱく質食の場合の運動は卵子へ良いエネルギー供給が可能となります
・過度な疲労により細胞の活性は下がってしまいます
・不要な筋肉を付けすぎた結果の血行不良が懸念されます

このぐらいでしょうか?

私はもともとかなりハードに運動をしてきましたが、運動は必要だといいながらも、反対の意見を述べています。

その理由は、「他人が良い」ということと「自分に良い」はイコールではないということです。
まずは誰かを見る、誰かの意見を聞くのではなく、自分を見つめてあげることこそ、すべての第1歩ではないでしょうか?

自分を理解して改めて、自分に合った運動をみつけ、実践する。
ウォーキングでも、ランニングでも、水泳でも、加圧でもなんでも自分に必要であればとても素晴らしい運動です。
ぜひ自分に合った運動を見つけてから運動を始めましょう。
どんな運動をしたら良いのかわからない場合はご相談ください。
銀のすず



妊活とルイボスティについて

妊活、ルイボスティ、カフェイン、卵子の老化、男性不妊

「ルイボスティを飲むと妊娠するらしいよ!」
とよく聞かされるフレーズですね。

結論から言って、それで妊娠するなら誰も困っていないという事実。
とはいえ、カラダに悪いといっているわけではありません。
ルイボスティはとてもカラダに良いものです。

さて有名なルイボスですが、5年前のハーブの本には記載がありません。
ここ最近注目されているのですね(大昔から原住民には利用されています)。
生息しているのは南アフリカで、それ以外の地域では栽培できないそうです。
それがまた、希少性を増しますね。

さてルイボスの良さといえば
@ アンチエイジング・美肌
A 妊活
B むくみ・冷え
C アトピー
D ダイエット
E 安眠効果
F 二日酔い
G 貧血
H 生理痛
I 便秘・下痢
J 水虫
K 加齢臭・体臭
L 更年期
M 熱中症
N 糖尿病・痛風
O 花粉症

たくさんの効能があります。
とくに着目するのは、活性酸素分解酵素SODという活性酸素を分解する酵素、抗酸化物質をたくさん持つことです。抗酸化物質といえばアンチエイジング。
活性酸素はカラダにとって悪者のイメージが強いですが、バイキンからカラダを守るという殺菌効果がとても強い。ただ、増えすぎるとカラダを酸化(錆付かせる)させてしまう。
普通に呼吸していても増えるし、激しい運動、喫煙、強いストレス、紫外線の浴びすぎなどによってもっと増えてきます。
近年、「卵子の老化」が騒がれていますが、活性酸素もまた原因となっているはずです。であればやはり活性酸素をカラダから除去する必要があります。
そこで抗酸化物質を摂る必要があります。ルイボスも良いですが、ブルーベリー、バナナ、にんにく、キャベツ、ショウガ、たまねぎ、ブロッコリー、ココナッツ、アボガド、納豆、たまごの卵黄、アーモンドなどにも抗酸化物質が多く含まれていますのでバランスよく摂りましょう。

そして、ルイボスには多くのミネラルを含むというのも特徴です。カルシウム、亜鉛、リン、マグネシウム、マンガン、鉄、銅を他のお茶より多く含みます。カラダに必要な成分ですのでしっかり摂りたいところですが、過剰摂取は負担になるということを知らなくてはなりません。
高カルシウム血症、高マグネシウム血症、高リン血症、銅の過剰摂取で嘔吐や下痢・パーキンソン・貧血など、鉄の過剰摂取で嘔吐・下痢・ショック症状、マンガンの過剰摂取で運動失調・パーキンソン病などの原因、もしくはきっかけになるかもしれません。

また上記に書いた他の食材にも多くの成分が含まれているので、過剰摂取などバランスを考えてお摂りください。

絶対にないと思いますが、ルイボスだけしか口にしない、ルイボスの栄養に頼り切っているのであれば、完璧なルイボスを探し、単体での栄養を考えればよいでしょう。
あくまでバランスです。

最後にノンカフェインと低タンニンであるということ。
どうしてもカフェインを悪にしたいようなので、カフェインを「毒」と考えるのであれば、ルイボスやデカフェを飲みましょう。ここでは説明しませんがデカフェはめちゃくちゃカラダに悪いです。私だったら迷わずカフェイン入りのコーヒーを飲みますが・・・。
タンニンは鉄の吸収を阻害するので、摂りすぎは貧血の原因となります。ルイボスは低いのでルイボスや食事に含まれる鉄の吸収を阻害することはないでしょう。

たくさん良いことのあるルイボスですが、効果のあるものには必ず副作用があります。
この世に万能薬など絶対にないのだから。
たとえば
@ 眠たくなる
A 葉酸が壊される
B 冷え性
C 胃腸機能の低下
などがあります。
ご注意してください。

ルイボスは原住民の薬草として愛され、利用されていましたが、今では世界中で利用されています。
ルイボスに限らず、最近流行のチアシードなども昔から原住民に愛されていました。
それが現代になってスーパーフードとして脚光を浴びています。

流行った時代は違いますが、原住民に愛され、使われていた薬草たちって実はたくさんあるんです。
たとえばコーヒー、茶葉(紅茶、緑茶、白茶など)、ローズマリー、ユーカリ、ラベンダー、マテなども現地ではとても良い薬草として利用されていました。
現代では私たちの生活にも溶け込んだ当たり前の植物ですがきっとルイボスもそのうち当たり前になり、ジャングルの森の中で発見された新たな植物が脚光を浴びるときが来るのでしょう。
私たちの身近にあるショウガやニンニクもスーパーフードで抗酸化作用もあるので、バランスよく食事の中に取り入れたいものです。
銀のすず



妊活と卵(たまご)について

妊活、たまご、卵子の老化

卵子の質を上げるためにたまごを食べようというお話。

いくら卵子もたまごだからって、たまごを食べるとなんてそんな馬鹿な話あるか!
といわれそうですが、そういった都市伝説があるんです。

たまごを食べすぎたらコレステロールが増えて、太っちゃう!
という声もいただきそうですね。

たまごについて、コレステロールについてまだまだ間違った情報が多いのかもしれませんね。

まずたまごは何からできているのでしょうか?
100gあたり
水分76.1g、たんぱく質12.3g、脂肪10.3g、炭水化物0.3gがほとんど。
それ以外にナトリウム、カリウム、リン、レチノール、葉酸などがちょっと入っています。

水分が多いのは生き物として当たり前ですが、やはり注視しなくてはならないのは、たんぱく質と脂肪が多いこと、そして炭水化物がとっても少ないことです。

いわゆる高カロリー、高脂肪、高たんぱく食といわれるものですね。

私たちのカラダの構成成分は
水分60%、たんぱく質20%、脂肪15%ぐらいですからたまごと私たち人間のカラダは実に似ているのですね。

たんぱく質はアミノ酸の集合体ですね。なかでも必須アミノ酸は体内で合成できず、食事からのみ摂取するものもあります。
たんぱく質は、私たちの筋肉、髪の毛や皮膚、骨の一部などを作っています。
人間として水分に次いで多い成分ですので、重要度は計り知れません。
食品たんぱく質の栄養価を科学的に示す方法として「アミノ酸スコア」という指標があります。
人間のからだにとって理想とされる必須アミノ酸の量に対して、その食品に含まれている必須アミノ酸の割合を算出します。
すべての必須アミノ酸が必要とされる量を満たしている場合に、アミノ酸スコアは100になります。
つまり、アミノ酸スコアが100に近いほど、良質のたんぱく質であり、言うまでもなくたまごはアミノ酸スコアが100です。
ちなみに白米65、大豆86です。牛肉、豚肉、鶏肉など肉類はすべて100となっています。
また、アミノ酸スコアと少し違うプロテインスコアというものもあります。
プロテインスコアのほうが信頼性があるという話があるで紹介します。

プロテインスコアは特定の食品に含まれる必須アミノ酸が、人体が求める必須アミノ酸の比率と比較してどの程度含まれているかを評価したものです。
簡単に言うと、人の体内で作ることのできない8種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでいるかどうかです。
プロテインスコアが100点なのは卵で、牛肉(80)や豚肉(90)、鶏肉(87)、さんま(96)が上位にいて、大豆(56)が低いことがわかります。

やっぱり人間はたまごや肉を食べなくてはならないのですね!

たまごに含まれている脂肪は中性脂肪>一価不飽和脂肪酸>飽和脂肪酸>多価不飽和脂肪酸>コレステロールの順となっています。
しかも絶妙なバランスで含まれているスーパーフードです。
以下、脂肪について説明しましょう!

脂肪の大部分は中性脂肪で、膵臓からの消化液によって、脂肪酸とグリセロールになります。
脂肪酸には飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸に分けられ、不飽和脂肪酸はさらに一価と多価不飽和脂肪酸に分類されます。
脂肪酸にも必須脂肪酸があり、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸という食事からしか摂取することができないものもあります。
飽和脂肪酸は非常に安定した脂肪酸で加熱に強く、酸化しにくいといった性質があります。代表的な脂肪酸はラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸です。
飽和脂肪酸の摂取は血液中の脂肪濃度を上げず、また体内に中性脂肪として蓄積されません。摂りすぎは動脈硬化の原因となり、摂らな過ぎは血管がもろくなります。

一価不飽和脂肪酸も比較的安定し、オレイン酸が有名です。牛肉や豚肉、ヒマワリ油、ベニバナ油、オリーブ油、ナタネ油に多く含まれます。酸化しにくいので過酸化脂質を作りにくく、また心臓病やがんの発生率を下げます。

多価不飽和脂肪酸は魚に含まれるDHAやEPAが有名で、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸が有名です。細かいことを言うとオメガ3系とオメガ6系に分けられ、オメガ6系は酸化しやすく、ガンと深い関係のある過酸化脂質を作ります。もちろんコレステロールを減らしたり、血糖値を下げたり、血圧調整、免疫力アップもしてくれます。
オメガ3系はがん細胞増殖抑制、降圧作用、善玉コレステロールを増やし、中性脂肪を減らすなどの働きがあります。

脂肪から連想するものにコレステロールがあります。実際は、コレステロールは脂質ではなく、動物性たんぱくの中にあるステロールやアルコールの一種です。
コレステロールは誤解の多い物質ですね!
・コレステロールは性ホルモンの材料
・60兆個の細胞の細胞膜の構成成分
・胆汁酸の材料として、脂肪分や脂溶性ビタミンの消化・吸収を促進
・ビタミンDとなりカルシウムの吸収を促進
という働きがあるんです。
不妊に関して言えば、コレステロールの少ない人は女性ホルモンが作りにくいということです。

トータルすると、たまごの脂肪はめちゃくちゃ良い!と言うことですね。
ただし、酸化してしまうと良くないので、できるだけ生が良いでしょう!
しかも黄身と白身を生の状態で混ぜ合わせないでください。
混ぜた時点で白身の「アビジン」と黄身の「ビオチン」が結合して吸収されにくくなってしまうからです。
ビオチンはビタミンB7とも言われ、血流を改善し、コラーゲン生成促進などの効果があります。
続いて、たまごの炭水化物量を見てもらえればわかりますが、他の成分に比べるととっても少ない。きっとたまごにとってもそんなに重要な成分ではないのでしょうね。
炭水化物にはたんぱく質や脂質のように「必須炭水化物」、「必須糖質」などと言うものはありません。そもそもなぜ三大栄養素に入っているのかすら疑問ですが・・・。

たまご固有の成分もありますが、やはり人のカラダと同じような成分からなるということが重要そうです。
しっかり摂って、良質なたんぱく質と脂肪を取り込みましょう。
銀のすず



血行促進が妊娠の秘訣

妊活、血行、卵子、妊娠率

血行促進という壮大なテーマについてのお話です。
妊娠には避けては通れない必要不可欠な条件であるはずです。

「血行促進」と言う言葉、よく使われますね。
運動でも、お風呂でも、食事でも。

血行とは、辞典では「血液が体内を循環すること。血のめぐり。」と書かれています。

そうなんですけど・・・
もう少し、詳しく・・・

血液の循環には、メインとして「心臓」、「血管」、「血液」、「自律神経系」、「全身の筋肉」、その他、骨や運動神経、知覚神経などの体性神経系、リンパ液、リンパ管など全身が深く絡み合って血行を作っているのです。

心臓に関しては、弁膜症や心筋症、狭心症など心疾患がなければ、そこまで影響はないかもしれません。

血管ですが、「動脈」と「静脈」がありまして、動脈は酸素を多く含み、比較的赤い血液で、血圧だってとても強い。
静脈は二酸化炭素を多く含み、比較的赤黒い血液で、心臓に帰ってくる、血圧なんてとっても低い。
この血管が折れ曲がったり、細くなったりするれば、流れが悪くなるのは当たり前です。
動脈は血圧が高いので簡単に流れを"シャットアウト"することはできません。が、静脈は血圧が低いので簡単にシャットアウトできます。

ポンプがしっかり働き、血液が血管を正しく流れているかが重要です。

続いて、血液についてです。 血液はテーマが大きすぎて説明するのが大変です!
体重の約60%は水分からなります。
60%のうち、細胞内液(細胞の中の水)40%、細胞外液(血液、組織液)20%からなります。
細胞外液である血液は、55%血漿(水分、電解質、糖、脂質、蛋白質など)、45%有形成分(赤血球、白血球、血小板)からなります。

血液はいろいろなものの集合体だということがお分かりいただけたでしょうか?
水分に多くのものが溶けているようなイメージができることと思う。
まず水分が少ないと濃くなる、水分が変わらず物質が増えたら濃くなる。
たとえば血糖。
食事によって血糖値は瞬時にあがる。つまり血液中に糖が入った合図です。
食べてないときと比べ、あきらかに血液は濃くなっていますね。
これでは血液がドロドロしてしまいます。

ドロドロな血液を流そうとすると、心臓はもちろん、血管にだって負担が増えるのは明白です。
なので質の良い血液でなくてはいけません。

続いて自律神経系。
自律神経は私たちのカラダの90%以上を支配しているとか・・・
自律神経は自分たちで意識できないことをコントロールする神経です。
たとえば心臓や血管。
心臓と血管には筋肉がありますが、腕の筋肉と違い、自分の意思で動かすことができません。
この自律神経には交感神経と副交感神経があって、興奮と沈静の作用を持ちます。
心臓と血管の筋肉は交感神経で収縮、副交感神経で弛緩します。
もし興奮状態が続くと、交感神経が活発になり、血管は収縮し、血圧は上昇し、しだいに血行は悪くなります。
この交感神経、背骨から出てくるのですが、もし、背中がバキバキにこっていると過剰興奮する可能性があります。
だからリラックスすることは重要であり、さらに背中のこりは良くないのです。

さらに続き、全身の筋肉。
動脈は心臓の支配を受けますが、静脈へは心臓の支配は及びません。
静脈は血液を心臓まで戻さなくてはなりません。
しかし、心臓のポンプは及ばず、さらに心臓はずいぶん高いところにあり、重たい水分を持ち上がるのがどんなに大変か・・・。
そこで、心臓の代わりをしてくれる筋肉が重要です。
特に「ふくらはぎ」、「横隔膜」がしっかり使えるかがポイントです。
ふくらはぎは大またで歩けば使えるし、横隔膜は深呼吸で使えます。
この2つの大きな筋肉を使うことで心臓へ戻る静脈の流れを助けてあげることができます(ほかにもたくさんの筋肉をつかいましょう)。
ただし、筋疲労を起こすと筋細胞が腫れて血行不良の原因になりますので注意しましょう。

最後に骨、とくに妊娠と深いかかわりのある骨盤。
卵巣も子宮も骨盤という骨に囲まれている。
つまり逃げ場がないということです。
たとえば便秘があると腸によって卵巣や子宮は骨に挟まれ圧迫される。
すると卵巣や子宮はもちろん、静脈だってストレスを感じます。
骨盤の中を"ゆらゆら"とノンストレスで動ける環境こそ重要ですね。

このように心臓、血管、血液、自律神経、全身の筋肉、骨盤などすべてが順調でなければ、卵巣や子宮への血流確保は難しいのですね。

ここで私が何をいいたいかというと、
どんなに血液の質が良くても、流れなくちゃ意味がない
どんなに血流が良くても、血液の質が悪くては意味がない。

血液の質が良くて、血液の流れが良いことが肝心であるということです。

むくみや肩こり、腰痛、おなかが硬いなど滞りがある場合、血流が悪い可能性があります。

それでは妊娠と言う目的を達成することは大変かも知れません。

妊娠を考えている皆さん
血流を良くするには鍼灸ですよ。
妊娠したいなら鍼灸を併用したほうが効率アップ間違いなしです!
銀のすず



冷えは本当に悪いものか?

妊活、冷え、血行、卵子の質

ここ最近は、冷えをテーマとした話がたくさんありますね。

そこで「冷え」について冷静に考えていきましょう。

まず、「冷え」とはいったいなんですか?

え〜冷えとは、手足が寒くて・・・。
手足が冷えていると内臓が冷えるって言うじゃないですか・・・。
だから生もの、冷たいものは食べないように、いつも温かい食べ物や靴下やレッグウォーマー、毛糸のパンツ、腹巻、ヒートテックなどを身に付け、冷えないようにしています。

ちょっと待った!

私たちはそもそも恒温動物(死語?)なので、体温を一定に保つことができる生物です。
冷房や果物、生ものを少し食べたからといって冷えてしまうのですか?
それとも、とても寒いところで生活しているんですか?

もし26℃程度の冷房の部屋にいて、体中が冷えてしまうというならば、体温を上げようとする機能が低下しているというレベルではなく、間違いなく命に関わる問題があるのでしょう。
きっと冬の外気(5℃程度)に触れたら、命を落としてしまうのではないでしょうか。
それでは妊娠どころではありません。
もちろん、遺伝的に、体質的に代謝が悪いとか、もともと病気を持っている、薬の長期服用などが原因で自律神経系に問題を起こしている場合は起こることはあります。

さらに我々のジャンルである東洋医学には、食事の重要性が詳しく書かれています。
その中で過食というテーマがあり、「過食生冷」という言葉があります。
生ものや冷たいものを食べすぎると体を温める働き(脾陽)を傷つけ、おなかが冷える。
さらに代謝をコントロールする働き(脾気)が悪くなり、下痢などを起こす。
過食とあるので、本当に食べ過ぎている人、もしくは体質的に少量でも過食と同じようになる人がいますね。

話を戻して、やはり特別な状況でないと、そう冷えるわけではなさそうですね。

もし「私は冷えている」というのであれば、体温計で測ってください。
外気や汗などの問題もありますのでわきの下ではなく、できる限り、核心温(中の温度)を口の中、さらにおしりの中の体温を測りましょう。

それで36℃を下回っていれば、きっと冷えているのでしょう。

再度、「本当にあなたは冷えていますか?」と尋ねたい。
私たちのところにも、「私、冷えている」という女性が多くいらっしゃいます。
そこで実際、足を触るのですが冷たくない!
ということが少なくありません。
それでも「私は冷えている」といいます。

これはいったい・・・

人の感覚って、案外いい加減なものです。

寒い冬に、湯船に入ったとき、一瞬熱いか、冷たいかわからないことってありますよね。

とてもあいまいな感覚なんですね!

それに冷えているからといって、カバーをして温めようとするのもいかがなものでしょうか?

私たちは恒温動物。
ましてや東京に住んでいるのであれば、外気温だってそこまで寒くない。
家だって大昔のように隙間風ビュービュー吹いていないですよね?
着る洋服だってありますよね?
さすがに葉っぱはないでしょう。
そしてもっと重要なのは食べ物で溢れていることです。
食べられないでひもじい思いはしていないでしょう。
昔は貧しく、食べることが大変でした。
なので現代において唯一、考えられる一般的な冷えの原因は「運動不足」による筋力の低下ですね。
昔の人に比べれば圧倒的に運動量が減っているのは否めません。
筋力低下が原因で冷えているとすると、冷たいものや果物の摂取を控えても冷えますね。
筋力低下の人は、お風呂に長い時間入る、靴下をはくなどの行為はその場しのぎで何の解決にもなっていないというのはお分かりいただけるだろうか?
筋力低下なのだから、筋力を付けずには解決できないということです。

そもそも体温という熱は、細胞の活動によって作られるもので、絶対に外から当てるものではない。
なので、ストーブ、カイロ、お風呂、靴下などは本来の冷えたい策にはなっていない。
まさにテスト前の一夜漬けみたいなものです。

私たちの生活は、昔に比べ贅沢で、便利ではありますが、その分失ったものも少なくありません。
「動物」である私たち人間はもう少し活動的になったほうが良いのだと思います。
このようなことを言う私自身も、5年間は毎日自宅から職場まで約5kmを必ず歩いていますし、家でのストレッチも欠かしません。
また長風呂はしない、厚着をしないなど見せ掛けの体温アップはせず、真の生命力アップを心がけています。

妊娠を望む、望まない関係ないかもしれませんが、ある程度はカラダに"渇"を入れ、生命力を呼び起こすような生活を送ってこそ、新しい命を育むことができるのではないでしょうか。
銀のすず



不妊専門鍼灸アロママッサージ 銀のすず


妊産婦ケアのパイオニアとして13年間で約8万人の女性のケアを行うと同時に、妊娠を望む多くの女性の治療を行ってきた実績があります。
不妊ケアは約30000人にのぼり、妊娠に至った方は3ヶ月、月3回の来院で、約70%となっています。
院長は不妊カウンセラー学会に所属し、病院での勤務経験があり、西洋医学、東洋医学、薬膳、栄養学などに精通し身体と心と生活習慣の状態を説明する。
「自分の卵巣と子宮で卵子と子供が健やかに成長するためには母体の身体作りが基本。身体の状態の良し悪しは生活習慣がもっとも影響する。」と考え、その上で今後の鍼灸治療の方法やタイミング、生活習慣の改善などセルフケアのアドバイスを行います。
また銀のすずでは、来院するタイミングや身体の状態によって方法が変わり、鍼灸だけでなく、指圧やオイルマッサージを加えて行います。
また全室個室となっております。
体外受精、採卵、採精、卵子、卵管、不妊

不妊専門鍼灸アロママッサージ院 銀のすず基本情報
・所在地:東京都中央区銀座1−4−3銀座SFビル6階
・電話番号:03-6228-7380
・ホームページ:http://www.ginno-suzu.com
・診療時間:10時〜21時
・休診日:なし

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