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このページは不妊治療の勉強部屋です。

不妊専門治療院として日々の治療にあたる中で、多くいただく疑問にお答えするページとして皆様の参考になればと思い、作成しました。
できるだけ中立の立場で書きましたが、多少の偏りがあるかもしれません。
その際はご容赦ください。
お伝えしたい情報が多いため、まだまだ追記していきます。
現在は病院での不妊治療に関わる内容となっていますが、今後東洋医学や食事、サプリの詳細についてもご紹介していきます。
治療の理解と体質改善にもお役立てください。

当院銀のすずのホームページにも新しい情報を掲載しておりますのでご覧ください。
体外受精、採卵、採精、卵子、体質改善、不妊



奇跡のDHEA〜妊活での役割〜
ナイアシンは着床率を上げる
ビタミンEは妊娠への必ビタ!!!
妊活中の大豆はやめておけ!!!
不妊とは
成功率が低すぎる!日本の不妊治療の残念な実態
クリニックの採精室
精索静脈瘤について
トラウマと不妊治療 −心への影響−
体質改善と不妊治療
健康なカップルが妊娠する確率は決して高くない!
不妊と年齢の切っても切れない関係!
妊娠するにはセックスをしよう!
太り過ぎはホルモンバランスを悪化させ妊娠しにくくなる!
痩せ過ぎもホルモンバランスを悪化させ妊娠しにくくなる!
喫煙は妊娠しにくくし、流産率を高める!
アルコールはダメなわけじゃない!
カフェインだってダメなわけじゃない!
牛乳について
サプリは飲む?飲まない?
女性生殖器の構造と機能を知ろう!
男性生殖器の構造と機能を知ろう!
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不妊の原因について!
不妊の検査について!
不妊治療の流れについて!
一般不妊治療(タイミング、人工授精)について!
高度不妊治療(体外受精・顕微授精)について!
ふりかけ法と顕微授精の違い
ピックアップ障害
月経周期について
ストレスと不妊
生命力と生殖能力
怖いエストロゲンについて!
活性酸素の恐怖
不妊治療の病院選び
ERA検査とはなんだろう?
睡眠と妊娠に関わる成長ホルモンとメラトニンの関係
妊活と葉酸について
妊活と水について
妊活と運動について
妊活とルイボスティについて
妊活と卵(たまご)について
血行促進が妊娠の秘訣
排卵誘発剤の種類と副作用
妊活に鍼灸治療は効果的かどうか?
東洋医学の伝来
冷えは本当に悪いものか?
妊活への薬膳を考える



奇跡のDHEA〜妊活での役割〜

DHEAのこと皆様ご存知でしょうか?
DHEAとは『デヒドロエピアンドロステロン』の略で、腎臓の上にある副腎で作られるホルモンです。
副腎では約150種類のホルモンが作られていて、しかも一番多く作られるのがDHEAなのです。
夜明け前に大量に生成し、日中には生成量が激減します。
ちなみに副腎では皮質と髄質で作られるホルモンが異なります。
副腎皮質:アルドステロン、コルチゾール、アンドロゲン、DHEAなど
副腎髄質:アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなど
アドレナリンは聞き覚えのあるホルモンですね。
興奮すると出てくるホルモンです。

そういった重要なホルモンを作る副腎ですが、今回は性ホルモン、DHEAについてのお話です。
このDHEAは依然にも出てきていましたが、性ホルモンととても深い関係があります。

性ホルモンの説明を最初にしなくてはいけませんね。
性ホルモンはコレステロールから作られるホルモンで、総称として『ステロイドホルモン』と呼ばれます。
ステロイドホルモンと聞くと・・・怖い・・・と思う人もいるのではないでしょうか?
薬で存在するステロイドもステロイドホルモンも同じで油系ホルモンです。
私たちの皮膚には皮脂があって、油膜が張っているんです。
だからステロイドを塗ると油と油は親和性があるので吸収されやすいということです。
だから劇的に効くんですね。
※本当はもう少し細かいメカニズムです

さて性ホルモンには男性ホルモンと女性ホルモンがあります。
男性ホルモンはアンドロゲンと呼ばれ、テストステロン、ジヒドロテストステロン(DHT)、デヒドロエピアンドロストロン(DHEA)、アンドロステロン、アンドロステンジオン、エピアンドロステロンなどがあります。
女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンに分かれます。
卵胞ホルモンにはエストロン、エストラジオール、エストリオール、黄体ホルモンにはプロゲステロン、17-ヒドロキシプロゲステロン、プロゲスチンがあります。

細かい種類がたくさんありますが、どれもコレステロールから作られることは変わりません。
またコレステロールはアセチルCoAから作られますよ。

さてDHEAに話を戻します。
副腎で作られたDHEAは血液の中に溶け込み、全身の細胞たちへと運ばれます。
そこで男性ホルモンのアンドロゲンに、または女性ホルモンのエストロゲンに変化します。
DHEA、コレステロール、卵子の質、精子の質

DHEAが主に男性ホルモンに変化するか、女性ホルモンに変化するかは、その人の健康状態、年齢、性別に左右され、個々それぞれ違ってくるそうです。

男性は睾丸でもアンドロゲン(大部分がテストステロン)が作られ、女性では卵巣でもエストロゲン(大部分がエストラジオール)が作られます。

どのように性ホルモンが作られるか見ていきましょう。
@アセチルCoAは細胞質基質にある解糖系やクエン酸回路で作られる
A主として肝臓で、小腸、副腎皮質、性腺などでもコレステロールの合成が行わる
B脳からの指令で細胞内のミトコンドリア内でコレステロールを使って、ステロイドホルモンの合成は行われる
ざっくり書くとこんな感じです。

コレステロールは細胞膜を構成する物質として有名ですが、ホルモンの原料になるものは細胞膜ではなく細胞質基質(細胞の内側)に貯蔵されています。
ホルモンを作るかどうかの合図は、脳からの指示で決まります。
視床下部から下垂体を経由して刺激物質が各組織に届くと、各組織の細胞はこれを合図に、細胞質基質に遊離しているコレステロールをミトコンドリアまでに運んで、ホルモンの生合成を開始します。
図にしようと思いましたが思いのほか難しく断念・・・

コレステロールって重要ですね。
ここでこれステロ―ルについても少し触れておきます。

コレステロールは細胞膜の主成分で、全身に分布し、特に脳神経、副腎に多く含まれます。
コレステロールは食事由来と体内合成由来の2つのルートで体内に存在します。
食事で摂取されるコレステロールは全体の20〜30%が吸収されます。
体内合成では全体の70〜80%のコレステロール合成が行われ、肝臓(50%)、小腸(15%)、皮膚(35%)の部位で作り出します。
肝臓では1日約12r〜20r/s(体重50sで600r〜1,000r/日)が作られていることになります。
食事より体内で合成される量が多くなります。
食事で摂り過ぎた時には、合成を抑制する働きもあります。

コレステロール、不妊、卵子の老化、エストロゲン、男性ホルモン
食事由来のコレステロールは胆汁酸などと複合体(ミセル)という集合体になって小腸から吸収されますが、ミセルには決まった大きさがあり、入りきれなかったコレステロールは便に排泄されます。

だから、脂が多い食事を摂っても、過剰に吸収することはないのです。
コレステロール、悪玉、エストロゲン、針灸

ミセルは水溶性で、受動拡散により小腸の吸収細胞内に吸収されます。
小腸吸収細胞内に入ったコレステロールはタンパク質と結合したリポ蛋白、『カイロミクロン』となり、リンパ管に入り、全身に流れていきます。
不妊、卵子の老化、体外受精、針灸


続いて体内ではどうやって作られているのでしょうか?
コレステロール、性ホルモン、卵巣年齢、黄体機能
三大栄養素である糖質、脂質、タンパク質は分解されてアセチルCoAとなり、コレステロールを作ることができるということです。
ここで間違えてほしくないのは、三大栄養素はどれもアセチルCoAを作ることができますが、糖質に関しては嫌気的解糖系、つまり無酸素運動中の糖の分解ではアセチルCoAは作られませんのでコレステロールを作り出すことができません。
こちらは嫌気的解糖系と好気的解糖系をご覧ください。
妊活、糖質制限、卵子の質、ミトコンドリア

体内で作られコレステロールも同様に、タンパク質と結合したカイロミクロン、リポ蛋白として全身を巡ります。

さてここからがコレステロールの善悪の話になってきます。
コレステロールなどの脂肪はミセルとなって小腸内の細胞に入り込み、そこでタンパク質と結合して、リポ蛋白になりました。
このリポ蛋白には種類があって、おそらく皆さんもご存知かと思います。
善玉や悪玉という言葉が登場します。
悪玉コレステロール、エストロゲン、妊活、胎芽授精

カイロミクロンについては先ほども出てきたので割愛します。
ここではLDL、HDLについてご紹介ます。

LDLは肝臓で生成され、コレステロールを各組織に運ぶ働きがあります。
コレステロールは細胞増殖やホルモン合成などに重要な働きをしているので、LDLは必要です。
ただコレステロールを全身に運ぶため、悪玉などといわれてしまっただけです。

HDLは主に小腸で作られますが肝臓でも合成されます。
細胞や血管のコレステロールを回収して肝臓に戻す働きがあります。
動脈硬化の原因がコレステロールだとすると、そのコレステロールを回収するので善玉コレステロールと呼ばれます。

ここでは説明不要かと思いましたが、身体に悪い脂はコレステロールでも中性脂肪でもありません。
血液中に含まれている過酸化脂質(コレステロールエステルに含まれる酸化された不飽和脂肪酸)が悪なのです。
不飽和脂肪酸は今までたくさんご紹介しましたが、脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がありました。
不飽和脂肪酸は液状になっているもので、構造的に不安定で、加熱や酸化を受けやすく性質があります。
古くなった油ってとても嫌な臭いがしますよね。
私たちの使う植物油は不飽和脂肪酸で、加熱、空気に触れることで過酸化脂質となりますのでご注意ください。

話がずいぶんと脱線しましたが、コレステロールを単に悪者ととらえる一方的な解釈は間違いであることをお分かりいただけたでしょうか?
細胞膜だけでなく、ホルモンには欠かせない物質なのです。

もう一度DHEAに戻りましょう。

ホルモンの基本は『フィードバック作用』というシステムがあり、調整されます。
コルチゾール、テストステロン、エストロゲンなどのステロイドホルモンも同様です。
具体例として、コルチゾールはストレス時に出てくるホルモンですが、フィードバック作用によって制御されているので、コルチゾールに相当するプレドニゾロンなどのステロイドホルモンを体外から補充すると、コルチゾールの自然生成は停止してしまいます。
フィードバック、エストロゲン、妊活、精子の質

では、男性ホルモンであるテストステロン、女性ホルモンであるエストロゲンを体外から補充したらどうなるでしょうか?
そうですね、自然生成は停止します。
本来、性ホルモンを増やしたい理由は、精子の数や質、卵子の質、内膜の厚さ、妊娠維持などに影響があるからです。
だからこそ、性ホルモンを増やしたいのに、体外から補充したら、自分のホルモンは出なくなる可能性があります。
ここで間違えてほしくないのは、フィードバック作用というのは、目的とする量になったときに起こります。
ちょっとややこしくなってきましたがこう考えましょう。
脳が上司、卵巣が部下だとします。
上司が指令して仕事を振ると、部下はそれを処理します。
ホルモンを出せと上司が指令し、部下がホルモンを出すという感じです。
上司が指令を出しても、部下が動かない場合、上司はひたすら指令を出すでしょう。
これは卵胞刺激ホルモンとエストロゲンの関係でいうとFSH高値、E2低値の状態です。
いわゆる閉経の合図です。
これでは卵胞や内膜も育ちにくいので、E2を補充する。
するとフィードバック作用で『ホルモン足りてるよ』と脳へと情報がいくのです。

・自分のホルモンが出ていない場合はホルモン補充をしてホルモンバランスを整える。
・自分のホルモンが出ているにも関わらず、ホルモン補充をすると自分のホルモンが出なくなる可能性があるということです。

しかし、DHEAにはこのフィードバック作用がないというのです。
これは体外から補充しても、体内の生成には影響をしないということです。
DHEAは結果的にエストロゲンやテストステロンに変化しますが、体外補充しても自分のホルモン量には変化なしということです。 なので結果的に摂り過ぎは存在しないと考えてよさそうです。
しかし、ステロイドホルモンなので、長年の服用は少し怖く感じますね。

そして副作用はある可能性があります。
・ニキビができやすい
・女性にヒゲが生える
・声が低くなる
・イライラしやすくなる
・興奮したり、不眠になる
・疲労感を感じる
・頭痛がでる
などが報告されているようです。

DHEAはまだ解明されていない部分もありますがここで、どのような働きがあるか見ていきましょう。
・若返り
・性機能改善
・リラックス
・睡眠の質改善
・心疾患率を低くする
・インスリンの機能を向上させる
・DHEAとコレステロールの均衡を保つ
・気分を向上させる
・着床率を上げる

リプロダクション東京のブログでも紹介されています。

DHEAの解明が引き続き必要ですが、可能性を上げるためにはチャレンジする必要がありますね。
妊活では卵子の老化、精子の老化など『エイジング』が問題の一つとされています。
であればアンチエイジングすれば良い。
我が家でもアンチエイジングを最大限に行いました。
DHEAをはじめ、ビタミンC、ビタミンEなどのサプリやショウガなどの食品の摂取、無駄な酸素摂取を控え、体温を上げ過ぎないなどを実践しました。
結果、卵子と精子の質が上がり、結果が出たのかもしれません。

ここにきて残念なお知らせです。
そうやら2019年1月よりDHEAはサプリとして、個人輸入が禁止され、入手できなくなりました。
やはりホルモン系のサプリは日本では敷居が高いです。
不妊クリニックからは購入できますので、そちらからのご購入をお勧めいたします。(値段は高くなるでしょうけど)

何かございましたらご質問ください。
銀のすず
銀のすず、針灸、不妊



ナイアシンは着床率を上げる

ナイアシンという名前を聞いたことがあるでしょうか?
数年前、イギリスでナイアシンが妊娠率を上げるという発表がありました。
それではナイアシンをご紹介します。

ナイアシンにはビタミンB3とも呼ばれ、ニコチン酸とニコチンアミド(別名ニコチン酸アミド、ナイアシンアミド)の2つがあります。
ニコチンアミドはNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)あるいはNADP(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸)として、糖代謝や脂質代謝、アミノ酸代謝における多くの酸化還元酵素の補酵素として機能しています。
妊娠率、着床率、アップ、成功率

どうやらナイアシンは体内の代謝に大きく関わっていることが推測できます。

初めに、代謝の重要な役割を担っている酵素と補酵素についても触れておきます。

酵素とは、人体に3000種類以上あるといわれています。
主な性質は
・身体で起こる化学反応に対して触媒として機能する分子
・体内で作り出されるタンパク質をもとに構成
・生物が物質を消化・吸収・分布・代謝・排泄に至るまでのあらゆる過程に関与
です。

私たちが生きるのに欠かせないものだということです。
酵素と言ってもたくさんの種類があり、唾液や胃液にある消化酵素やカタラーゼという活性酸素を分解する酵素、DNAの複製や修復をするDNAポリメラーゼなど多岐に渡ります。
『酵素栄養学』という少し偏った栄養学がありますが、少しここで紹介します。
・一生のうちで作れる酵素の量(潜在酵素)が人によって決まっていて、食べ物に含まれる酵素(食物酵素)を食べて補うと「潜在酵素」の消費量を節約できるので寿命が延びる
・酵素を栄養の一種として考え、酵素が不足することが万病の元になっている
・酵素は加熱すると変性するので加熱した食品よりも非加熱の食品を食べる方が体に良い
・発酵食品には酵素が多く含まれるから食べると体に良い

各細胞は酵素を作る遺伝子を持ち、存在し続ける間は酵素を作り出すことが可能です。
酵素が入っている食べものをとっても、タンパク質である酵素は胃腸で消化され、アミノ酸になり、門脈を通り、肝臓へ運ばれ、保存されます。
つまり食事由来の酵素は、酵素としての役割を果たすことなく、アミノ酸として吸収されます。
そして必要に応じて全身の各細胞へ送られ、酵素が作られます。
なので飲食による酵素はあまり効果は期待できないということです。
発酵食品を食べても酵素を取り込むことはできません。
※発酵食品に含まれる栄養素は酵素だけではないので食べる価値がないわけではありません。

酵素の構造がタンパク質であれば、胃液の酵素(ペプシン)で分解されることは誰もが分かっているはずですね。
皆さん、だまされないようにしましょう。

続いて、補酵素とは、ある種の酵素は酵素タンパク質と結合して、その酵素の作用に不可欠な働きをする低分子の有機化合物を必要とします。
これらを補酵素(コエンザイム)と言います。
良くわかりませんね。
簡単に言うと・・・
酵素の中には単独では働くことができないので、『きっかけ』となるのが補酵素ということです。

補酵素の多くは”ビタミン”から生体内で作られています。
特にビタミンB群やナイアシンは生体内でさまざまな酵素の活性発現に必要な補酵素として機能します。
ビタミンがなぜ重要なのかお分かりいただけたでしょうか?

さて前置きはここまでにして、話をナイアシンに戻します。
私たちが食べる動物性食品にはニコチンアミドと酸化型NAD(NAD)が含まれ、植物性食品にはニコチン酸とNADが含まれます。
ナイアシン、トリプトファン、メラトニン、セロトニン、妊娠率、着床率

動物性食品に含まれるニコチンアミドは体内のあらゆる組織で、NADに合成されます。
しかし、植物性食品に含まれるニコチン酸からNADを合成できるのは肝臓のみです。
また、食品に含まれるトリプトファンからもNADが作られるが効率性は悪い。
約60rのトリプトファンからナイアシン1rが生成されます。
かなり少ないですね・・・。

ではどの食事にどのくらいナイアシンとして含まれているか、見ていきましょう。
いつものように私の独断と偏見で食材を選んでみました。
着床率、妊娠率、ナイアシン

一番多く含まれるのは、『舞茸』でした。
舞茸は1パック90gで販売しているようで、約60mgのナイアシンを含んでいることになります。
ただし、先ほどもあったように植物系なのでニコチン酸として含まれているので、肝臓で処理してからニコチンアミドとして利用することになります。

二番手は『タラコ』でした。
おにぎり1個のタラコは10g、小さめの1腹は80gなので、40rのナイアシンを含んでいることになります。
こちらは動物性なのでニコチンアミドとして含まれているので、全身どこでも吸収され利用されます。

もう一点、トリプトファン(必須アミノ酸)からNADとなる経路もありました。
ナイアシンも最終的にはNADになるため、こちらも忘れてはいけません。
ただし、トリプトファンからNADになる経路はあまり効率が良くないといわれています。

トリプトファン、ナイアシン、NAD、NADP


植物性より魚類、肉類など動物性に多く含まれていることがわかります。
効率良く摂るにはどれが良いか参考にしてみてください。
またナイアシンの性質として、中性、酸性、アルカリ性、酸素、光、熱に対して安定しています。
そのため、保存や調理によって効力が低下することはほとんどありません。
しかし、ニコチン酸やニコチンアミドは水、特に熱水には極めて溶けやすいため、煮物料理をすると煮汁中に70%も移行します。
肉類をから揚げにすると、20〜40%程度のニコチンアミドが油中に移行します。
このことを踏まえると、ナイアシンは摂りやすい成分であることが伺えます。
煮物や揚げ物は普段から全く食べませんが、油や煮汁に溶け出すということは、どんだけ食べても過剰症は難しそうです。

それでもしっかり考えなくてはならない摂取量。
どのくらいの量を摂ったほうが良いのでしょうか?
今現在、いわれている推奨摂取量は1日当たり15rで、耐容上限量は300rぐらいです。
この数字は一般的な数字ですので、活動量に応じて摂取量は変化させるべきです。
代謝の補酵素として働くなら、代謝量に応じるべきですから。
例えば、運動した、お酒を飲んだ、ストレスを感じた、風邪を引いた、採卵した、移植した・・・
あげればきりがないほど、日々の生活は異なります。
元来は、状態を踏まえていかなくてはいけないと思うんです。
一般的な量についてみていきましょう。

欠乏症は、うつ、幻覚症状、イライラ、不安、精神障害、口内炎、皮膚炎、舌炎、胃腸障害、下痢、ペラグラの症状を起こします。

ペラグラとは、ナイアシン不足に加えて、光刺激で光線過敏症が生じ、顔に左右対称の赤い発疹が出て、、消化管全体が侵されて吐き気、嘔吐、便秘、下痢などの症状が現れ、舌と口に口内炎が生じます。
また、喉や食道にも炎症が起こます。
悪化すると死亡することもあるようです。

ある書物には、狩猟生活から農耕生活によって劇的に増えた病気の一つと書かれています。
やはり人間には動物性食品の摂取が必要不可欠であるということです。
その他の欠乏症はいわゆる「ビタミン不足」でよくある症状です。
微量なビタミンが足りないだけでここまで症状を起こすとは恐るべき能力を持っているということです。
続いては過剰症です。 どちらかというと過剰症というかナイアシンへの反応だと思います。 ニコチン酸の場合かゆみがでること、ニコチンアミドの場合、胃腸障害、肝毒性、胃潰瘍の悪化などが知られています。
私自身、肝機能へ負担があるということからニコチン酸のサプリを500r摂っていましたが、飲みはじめた数日は軽くかゆみがありましたが、もう慣れました。
ある人は、痒みがひどかったという話も聞きました。
個体差があるのだと思います。
不妊治療では多くの薬剤を使用して治療に当たります。
薬剤の多くは肝臓で解毒されますので、肝臓はすでに疲弊している可能性があります。
そこにニコチンアミドがさらに肝臓へ負担をかけることがあった場合は良かれと思ったことが悪影響を及ぼしかねません。
どういう形でナイアシンを摂るか、考えなくてはいけません。

ナイアシンは全身で500種もの酵素の補酵素として働いています。
主な働きは
・エネルギー作り
・脂質や糖質の分解
・皮膚・粘膜の炎症を防ぐ
・神経症状を防ぐ
・血管拡張作用
があります。

妊娠に必要な働きとしては、エネルギー作りと血管拡張作用が特に重要です。

受精卵が着床する際、絨毛ができ、そこから酸素と二酸化炭素のガス交換が行われます。
もし、この絨毛が血行不良になり、受精卵に酸素を供給できなくなった場合、受精卵は生きていくことができません。

不妊治療では血行を良くするためにバイアスピリンやヘパリンを使用することがあります。
それだけ血行促進は重要だということがわかります。
そういった薬ではなく、ナイアシンという栄養素には血管拡張作用、つまりは血行促進作用が期待できるので、妊娠率に影響を与えるのだと思われます。

妊活にはナイアシン、覚えて損はありませんね。

市販されているナイアシンには、ニコチン酸とニコチンアミドの2種類のサプリがあります。
先ほども少し触れましたが、血行を促進作用させる働きがあるため、『ホットフラッシュ』という症状が出ることがあります。

ホットフラッシュとは、一過性で顔面紅潮、上半身のほてり、かゆみ症状を言います。
みんなに出るわけではありませんが、ニコチンアミドのほうが出にくいといわれていますので、気になる方はそちらのサプリをお勧めいたします。
ただし、ニコチンアミドは肝臓へ負担になることがあることもお忘れなく。

不妊治療ははっきりいって正解がありません。
少しでも確率を上げるため、不利益を控え、かつ利益の出ることを実践したいですね。

鍼灸治療も血行促進、自律神経を整え、内臓機能を高め、ホルモンバランスを整えます。

ナイアシンと鍼灸はとても相性の良いものです。

是非お試しあれ!!!
何かございましたらご質問ください。
銀のすず
銀のすず、針灸、不妊



妊活中の大豆はやめておけ


大豆は私たちの生活になくてはならない食べ物でした。
大豆は紀元前2000年ごろには中国で栽培されていたとか・・・。
その後、奈良時代に日本に仏教とともに入ってきました。
仏教では、肉食が禁止されていたので以前まで食べられていた肉類から大豆に変わることになります。
この時点で、仕方なく肉から大豆に移行してしまったと思ってしまいます。

さてこの大豆ですが、タンパク質、脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など様々な栄養素が含まれます。 そしてコレステロールがゼロというのも特徴です。
大豆プロテイン、エストロゲン、イソフラボン

さて栄養素が豊富そうですが、どのぐらいの量が入っているのでしょうか?
水分12.4g、タンパク質33.8g、脂質19.7g、炭水化物29.5g、灰分4.7gです(日本食品標準成分表2015年版(七訂)より作成)。
このような配分です。
それぞれを見ていきましょう。

まずはタンパク質から(必須アミノ酸のみ)。
妊活、大豆、タンパク質

数字を見ただけではわからないので比較してみましょう。
卵子の質、大豆、たまご

必須アミノ酸は体内で作り出すことのできない栄養素。
よって食事からのみ取り込むことができる栄養素です。
大豆の必須アミノ酸はスジコや牛肉、鶏卵と比較するとそこまで多くはありません。
よって大豆だけ食べていては人間に必要な必須アミノ酸を効率よく吸収するのが難しいとなります。
では同じ量の卵(卵白)と大豆ではどのくらい吸収率に 違いがあるか見ていきましょう。
エストロゲン、針灸、薬膳、漢方

大豆の吸収率はずいぶんと劣ることがお判りでしょう。
半分までとはいきませんが、グラム数でいうと1.5倍多く摂取しなければならないということです。
タンパク質だけを見ると、無理して大豆から摂る必要はなさそうですね。
卵や肉類のほうが効率的です。

さて脂質を見ていきます(主要な脂肪酸のみ)。
脂質、大豆、イソフラボン、妊活

脂質1g当たりの脂肪酸の総量はあまり変わりませんが、飽和脂肪酸、1価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の分布に違いがみられます。
飽和脂肪酸はさすがに動物性が全体的に多く含まれます。
一価不飽和脂肪酸もまた動物性に多く含まれます。
多価不飽和脂肪酸、いわゆる必須脂肪酸は大豆が圧倒的に多く含まれます。

続いて個々の脂肪酸(抜粋)を見ていきます。
体外受精、人工授精、卵子の質、女性ホルモン

これを見るとオレイン酸、リノール酸、α−リノレン酸が大豆、サツマイモに多く含まれているのがわかります。
皆さんが気になるオメガ3脂肪酸は、α‐リノレン酸、ヘンイコサペンタエン酸、ドコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸を指しますが、オメガ3脂肪酸が一番多いのは・・・
スジコ(筋子)です。
続いて、鮭、ウナギ、大豆です。
ちなみに、オメガ3脂肪酸の働きには・・・
・血圧を下げる
・がん細胞の増殖を抑える
・LDLコレステロールを下げる
・脳神経機能に関わる
・HDLコレステロールを増やす
・中性脂肪を下げる
・動脈硬化を予防する
などの働きがあります。
脂肪酸を上手に摂るにはバランスが大切だといわれています。
飽和脂肪酸3:一価不飽和脂肪酸4:多価不飽和脂肪酸3

これがゴールデンバランスです。
ちなみにこのバランスが良い食材はなんでしょうか?

さて、今までタンパク質と脂肪の話でしたが、この時点でタンパク質と脂肪を合理的に摂ることを考えると何が良いのでしょうか?
タンパク質の量が多く、必須アミノ酸のバランスが良いのは『鮭、スジコ、和牛、卵黄、卵白、豚』でした。
ただし、卵黄と卵白を一緒に摂ることを考えると量とバランスは最高です。

タンパク質と脂肪を一緒に摂るに最適なのは・・・・・・・・・・・
第1位 たまご(全卵)
第2位 スジコ
第3位 鮭
エストロゲン、プロゲステロン、卵巣、卵子

上位は鳥と魚のたまごでした。
残念ながら大豆は、タンパク質の量も吸収率も低く、脂肪酸に至っては多価飽和脂肪酸がそこそこ入っているレベルということになります。

続いて炭水化物です。
炭水化物、水溶性食物繊維、ミトコンドリア

精白米、全粒粉、サツマイモにはでんぷんが大部分を占め、大豆、アーモンドにはショ糖が多く含まれています。
でんぷんはブドウ糖がたくさん集まってできた物質です。
ショ糖はブドウ糖と果糖が結合した物質です。
魚介類、肉類には炭水化物は含まれていません。
鶏卵にはちょっとだけあるのですね。
糖質制限を考えると魚介類、肉類を食べれば血糖値の上昇はないのがわかります。

続いて灰分です。
鉄、マグネシウム、葉酸、妊活

灰分とは、食品成分として含まれる鉱物質を指します。
ミネラルのことですね。
ミネラルの役割は身体の臓器や組織を円滑に働かせるために必要です。
体内では作り出すことができないので食事から摂らなくてはなりません。
過不足すると不調になるため、適量が必要となります。
種類が多く、必要量としてはかなり少量です。
さらにその他の栄養素も同じですが、摂取する人の活動レベルに応じて、必要量も異なります。
ここでは30〜39歳女性に注目していきます。
各種成分、単位にバラツキがあるのと、年齢や体格によっても摂取量が異なるので比較が難しいので、ここでは上位3位にどれだけ入っているかを見ていきます。
第1位は大豆でした。
以下、アーモンド、スジコ(筋子)、ウナギ、鮭、鶏卵(全卵)、サツマイモの順でした。
ここにきて、大豆が上位に入ってきました。
ちなみに妊活で摂取したほうが良い成分の亜鉛は和牛に多く、鉄は大豆が一番多いですが、こちらは非ヘム鉄で、吸収率も悪く、体内でヘム鉄に変換しなくてはならないので、動物性のヘム鉄を含むスジコや和牛、鶏卵が良いですね。

最後にビタミンです。
ビタミンC、ビタミンD、葉酸、ナイアシン

各種ビタミンはエネルギー源や体をつくる成分ではありませんが、人が健全に成長し、健康を維持する働きをしています。
ビタミンもまた体内で作り出すことがほとんどできないので食事から摂らなくてはなりません。
ビタミンも種類が多く、年齢や体格、活動量、目的に応じて必要量が変わるので、各種ビタミンが含まれている上位3位を見ていきましょう。
第1位はスジコ(筋子)です。
続いて、ウナギ、大豆、鮭、鶏卵、和牛、豚肉、アーモンドの順でした。
妊活で必要といわれている葉酸は大豆とスジコに多く含まれ、ビタミンDはスジコと鮭に多く含まれています。
私の近所のスーパーでは鶏卵にビタミンD入り(1.8μgが2.2μg増量)もあります。

大豆の5大栄養素の話を総括するとミネラル、炭水化物、ビタミンでは上位にいますが、タンパク質、脂質に至ってはあまり良い結果とは言えません。
またミネラルにおいても吸収率などを考えると最高ではありません。

ここまで考えてみても大豆を一生懸命食べる必要性をあまり感じませんが、まだ大豆には大きな闇が潜んでいます。
これからご紹介しましょう。

1.遺伝子組み換え作物(GMO)
2.トリプシン抑制物質が含まれている
3.ゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)が含まれている
4.フィチン酸塩が含まれている
5.植物性のエストロゲンが含まれている


1点目、遺伝子組み換え大豆は1995年にアメリカの企業が作り、2010年には全大豆の93%が遺伝子組み換え大豆となりました。
日本の大豆自給率は7%。
海外からの輸入に頼るしかありません。
アメリカ、ブラジル、カナダ、中国から輸入をしています。
その大豆は安全なのでしょうか?
2010年の時点で93%の遺伝子組み換え大豆が現時点で減ったのかどうかは定かではありませんが、『遺伝子組み換えではありません』と書かれていても疑ってしまいます。
法律上、5%以下の意図しない混入は遺伝子組み換えではないと書いて良いことになっています。

そもそもなぜ遺伝子組み換えが悪いのでしょうか?
野菜など農作物には雑草や害虫問題があります。
日当たりが悪くなる、収穫量が減る、枯れるなどが懸念されることで、雑草を枯らせ、虫が嫌がる薬を作ります。
これが農薬(ラウンドアップ)です。
※雑草用と害虫用があります。
ただあまり強い農薬だと収穫物まで死んでしまうので、農薬に耐性の食物を作り出す。
この時、遺伝子を操作します。
これでたっぷり農薬を使っても、雑草や害虫は死ぬが収穫物は問題がないわけです。
これを遺伝子組み換え食物(GMO)と言います。
実際、農作物にはありえないほどの農薬がかかっています。
遺伝子組換え作物は品種改良とは異なり、複数の異なる生物の遺伝子を人工操作し自然界に存在しなかった作物に作り変えたものです。
その私たちへの健康被害は今だ未知数・・それが現実です。
ちなみにラウンドアップには発がん性が認められる物質であるとWHOは指摘します。
怖いですね。
ヨーロッパでは規制が厳しくGMOは入ってきにくい環境ですが、日本は規制が厳しくありません。
そこで日本にはたくさんのGMOが集まり、皆さんが世界で最も摂取していると言われています。
雑草も虫も殺せる農薬を私たち人間が食べても大丈夫なのかはだれが考えてもわかるはず。

遺伝子組み換えって怖いですね。
大豆以外にも身近なものでたくさんあります。
とうもろこし、ジャガイモ、パパイヤ、テンサイなどです。
これが使われているジュースに入っている異性化糖はGMOが形を変えて口に入ってきています。
法律で、清涼飲料水では一部でGMOの原料使用、表示の義務はありません。

さらに植物だけでなく、動物にも遺伝子組み換えは行われています。
鮭、鶏、牛などにも使用されているようです。
不自然な食べ物は食べたくないですね。

2点目の『トリプシン抑制物を含んでいる』ことです。
トリプシンはタンパク質分解酵素で、膵液に含まれています。
タンパク質を食べて、胃を通り、十二指腸で膵液が出てきて、消化を促進するのですが、大豆にはトリプシンを抑制する働きがあるので消化不良を起こします。
このトリプシン抑制物質はほかの栄養素の消化吸収を妨害することも知られています。
ただし、『浸水、加熱、発酵』によって、トリプシン抑制物は不活化できます。
ただし、GMOの大豆は多少の熱では不活化できないといわれています。
よって発酵させた味噌や醤油、納豆として食べることで避けることができるということです。

3点目、ゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)とは、甲状腺の機能を低下させる物質です。
ヨードの吸収を妨げる働きがあります。
甲状腺は喉のところにある小さな臓器です。
甲状腺からは甲状腺ホルモンが出ています。
甲状腺ホルモンにはトリヨードサイロニンとサイロキシンの2つのホルモンが分泌されます。
これらのホルモンはヨードを含みます。
ちなみにヨードを多く含食べ物は海藻類です。
さて甲状腺ホルモンは体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあります。
つまり、活動するために必要なエネルギーを作り、快適な生活を送るためになくてはならないホルモンです。
妊活中の方なら、甲状腺の検査をしているでしょう。
TSH(甲状腺刺激ホルモン)、T3、T4、FT3、FT4などの項目です。
甲状腺の機能が低下すると排卵障害や着床、妊娠維持に影響を与えるとか・・・。
その甲状腺の働きを抑制るゴイトロゲンは怖いですね。
大豆以外にも、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、キャベツ、ケールなどにも含まれています。予防するには加熱をするといわれていますが、食べ過ぎは良くないようです。
葉酸をたくさん摂ろうとブロッコリー食べている方は注意が必要です。
青汁にはケールが大量に使われているので注意が必要です。

4点目、フィチン酸とは、ミネラルの吸収に障害を与える、繊維性の物質です。
ミネラルは私たちの身体のの臓器や組織を円滑に働かせるために必要です。
このミネラルの吸収を阻害するということは大変なことです。

ほとんどの穀物にフィチンの状態で含まれています。
フィチンとはマグネシウムやカルシウム、カリウム、ナトリウムなどと結合している状態で、胃液で分解され、フィチン酸とミネラルに分解されます。
そしてミネラルは吸収されます。
その後フィチン酸は腸内に進み、アルカリ性下では鉄や亜鉛などと強く結合して水に溶けにくいフィチン酸塩となります。
そのまま、体外に排泄されてしまうので、鉄や亜鉛不足になってしまいます。
妊活で必要な鉄や亜鉛を奪わないでください!!!

5点目、植物性のエストロゲンとはいわゆる『イソフラボン』です。
いまだにイソフラボンが身体に良いと思っている老若男女の皆様、それは大きな間違いです。
これは以前にもエストロゲンドミナントのところで書きました。
本当に恐ろしいことなのです。
そもそも、私たちのホルモンとイソフラボンが同じなはずはありません。
更年期障害の症状緩和といわれていますが、実際には症状を緩和する事はありませんし、自分自身の女性ホルモンに代わってちゃんと働いてくれることはありません。
むしろ、ホルモンバランスを崩すことになるでしょう。
妊活においてホルモンは何よりも大事なものです。

少しイソフラボンについてお話しします。
イソフラボンには2種類あって糖鎖が付いている『グリコシド型』と糖鎖の付いていない『アグリコン型』の2種類があります。
イソフラボン、危険、内分泌かく乱物質、ホルモン異常

糖が付いていると分子量が大きく、吸収しにくくいという性質があります。
唾液や膵液のアミラーゼ、さらには腸内細菌の持つ酵素で糖が外れ、アグリコン型になります。
食品に至っては発酵によって糖鎖が外れ、アグリコン型となります。

厚生労働省の食品安全委員会では1日上限摂取目安量を70から75r、そのほかサプリやトクホなど一時的な上限を一日当たり30rとしました。
厚生労働省食品安全委員会
諸外国でも注意喚起されています。
詳しくは上記リンクを参照してほしいと思いますが、イソフラボンは構造が女性ホルモンのエストロゲンに類似しているので、各種臓器にあるエストロゲンレセプター(ER)に反応します。
ERには2種類あって、ER-αとER-βがあります。
ER-α:子宮、膣、卵巣、乳腺、視床下部、内皮細胞、血管平滑筋
ER-β:前立腺、卵巣、肺、脳、血管、骨
閉経後の更年期障害に効果的という側面と過剰に反応し、害になるという側面が懸念されています。
閉経をしていない女性にとっては月経不順などが懸念され、さらには子宮がんや乳がんなどの婦人科疾患の原因も可能性としては捨てきれません。
大豆は危険、妊活にはイソフラボン、精子の質

日本人の日常摂取量は、16〜22mg/日なので豆腐、豆乳、納豆は過剰摂取になってしまいます。
女性だけの問題ではなく、男性の方も止めたほうが良いですね。
だって男性に女性ホルモンが大量にあったらどうなりますか?
きっと精子の状態に何らかの影響を及ぼすことになるでしょう。

私が読んだある書物だと、しっかり発酵した食品であればイソフラボンの影響は少ないと書かれていた。
豆腐、豆乳は全く発酵していない食品なのでイソフラボンの恐怖はあるにしても、納豆で高いのはちょっと驚いたのを覚えていますが、こういった話もあります。
最近の発酵食品は、『実は発酵していない』というのです。
発酵させるにはある程度の時間を要しますが、早く出荷したいというのが生産者の本心です。
まだ未発酵の状態で出荷される、さらに発泡スチロールのような容器では発酵が進みにくいというのです。
そこで発酵食品を食べる際は、自ら発酵を促進させた上で食べたほうがよさそうです。
発酵食品の保管場所は冷蔵庫ではなく、冷暗所がベスト。
その理由は温度と湿度、そして空気です。
我が家では冷蔵庫から出し、5時間は室温にさらし、食べるようにしています。
※間違っても電子レンジはダメです。
味噌は陶器の容器に移し、日本酒を入れよく混ぜて保存しています。

ずいぶんと脱線を繰り返しましたが、いいたいことは『大豆は決して身体に良くない』ということです。
日本人に馴染みの深い大豆を悪く言いたくありませんが、もう昔の話です。
大豆について調べていると賛否両論言いたい放題です。
であれば、その理由をしっかり調べること、そして納得することが大切です。

私自身は豆腐、豆乳は普段からまったく食べないので興味すらありませんが、大豆発酵食品は好きなので、しっかり発酵したものをチョイスします。
それでも大量には食べないでくださいね。

そしてイソフラボンですが、怖いので取らないのが賢明です。
妊活の方、特にご注意ください。

もう一点!
イソフラボンは大豆だけではないです。
フェンネル、セロリ、パセリ、リンゴ、アルファルファ、ザクロ、高麗人参、当帰などにも含まれています。
こちらもご参考まで上げておきます!!!
何かございましたらご質問ください。
銀のすず
銀のすず、針灸、不妊



ビタミンEは妊娠への必ビタ!!!


みなさんはビタミンEに対してどんなイメージをおもちでしょうか?

妊活から妊娠中に必要な栄養素として欠かせないのがビタミンEです。
ビタミンEは別名「子宝ビタミン」とも呼ばれていますので何らかの関係があるのでしょうね。

ビタミンEは脂溶性のビタミンに分類され、トコフェロールとトコトリエノールの2種類に大別でき、さらにメチル基(CH3)の結合する位置や数によってα、β、γ、δの4種類の同族体があるので、合計8種類の天然ビタミンEがあります。
ビタミンE、子宮内膜、老化、アンチエイジング

ビタミンは油性のビタミンですので、空気酸化、熱、光、アルカリにはとても不安定になります。
なので、食事でビタミンEを摂取しようと思うなら、この性質については知っておきたいですね。

話を戻して、なぜ子宝ビタミンといわれるかというと、以前にもお話した活性酸素とのかかわりが多いようです。
つまりビタミンEには『抗酸化作用』があるのです。
抗酸化作用の強さはα>β>γ>δの順です(化学的には一番強いのはδですが・・・)。
実際は、内膜の活性酸素による血管障害を減少させ、結果、内膜の血流を増加させ、内膜を厚くします。

では、まずはビタミンEが発見された歴史です!
1920年にH.A. Mattillらがラットを脱脂粉乳だけで飼育すると、繁殖できなくなることか発見されました。
そして、ネズミの抗不妊性栄養因子として小麦麦芽から発見されました。

1922年にH.M. EvansとK.S. Bishopが既知のビタミンを含む飼料で飼育すると不妊症になるのに、これにレタスを与えると回復することを見いだし、この未知物質をXと命名しました。
この物質Xが脂溶性の化学物質であったことから、B.Sureによって1924年ビタミンE(tocopherol)と命名されました。
ちなみに、語源はTocos(子供を産む)+pher(力を与える)+ol(水酸基)=Tocopherolであり、H.M.Evansによって命名されました。

実際に細胞内のビタミンEの分布を調べると、細胞膜、ミトコンドリア膜、ミクロソーム膜、核膜など、様々な生体膜中にその大部分が存在しており、このことから、ビタミンEは膜脂質成分の抗酸化に働く物質であると考えられるようになってきました。

また、血清ビタミンE値の低下と、赤血球の過酸化水素溶血反応との間に有意な負の相関関係が認められ、必須脂肪酸の摂取が多くなるにつれ、血清ビタミンEは低下し、赤血球の過酸化水素溶血反応も亢進することが証明されました。

この結果からも、ビタミンEは抗酸化作用をもつことが予想されました。

実際にどのようにして活性酸素ができ、それを食い止めるのか見ていきましょう。

ビタミンE、活性酸素、アンチエイジング、子宮内膜、体質改善、不妊

活性酸素が妊活に影響を及ぼす理由がわかりました。
詳しくは活性酸素の項目を見てください。
こちら
では、抗酸化に良いといわれるビタミンEはどのくらいの量がいいのでしょうか、また多く含まれている食品は何でしょうか?
日本人の食事摂取基準2015年版では、成人においてビタミンEの推奨量〜上限は、成人男性6.5〜900mg/日、女性6.0〜700mg/日と言われています(※個人差があります)。
ちなみにビタミンEは、高齢者でも、加齢に伴いビタミンEの吸収や利用が低下しないといわれています。
小児においては、これまで健康な小児のビタミンEの目安量の推定に関するデータは見いだされていません。

ここで、ビタミンEを多く含む食品としてピックアップしてみました。

日本食品標準成分表2015によると(100g当たり)
妊活、不妊、老化防止、アンチエイジング、卵子

アーモンドは、1粒1gで0.3mgのビタミンEがあり、20粒で約6.0r摂れます!
あん肝は、ティースプーン1杯11gで1.38mgのビタミンEがあり、6杯食べれば8.28mg摂れます!
筋子は、大さじ1杯17gで1.8mgのビタミンEがあり、4杯食べれば7.2mg摂れます!
鶏卵(全卵)は、Mサイズ1個50gで0.9mgのビタミンEがあり、7個食べれば6.3mg摂れます!

毎日の推奨量をクリアするとなると、アーモンドか、筋子がお手軽かもしれませんね。

ビタミンを摂るときに気になるのは過剰です。

過剰となるには一体、何粒アーモンドをとることになるのでしょうか・・・?
100粒で30r、1000粒で300mg・・・摂り過ぎは難しいですね。
その前にお腹が膨れて気持ち悪くなってしまいそうですよね!
筋子やあん肝も鶏卵も食べ過ぎるのは難しそうです。

現在、厚生労働省の定める(日本人の食事摂取基準)において、ビタミンEは過剰症はないといわれています。
一方、過剰症はとくに示されていませんが、ときに下痢や出血傾向の上昇などの症状が出る場合があります。
落花生を食べすぎるとお腹を下したり、鼻血が出るというあれです!
脂溶性ビタミンの場合、過剰症が気になるところですが、ビタミンEについては過剰に摂取しても輸送たんぱく質の働きにより吸収量がコントロールされているため、他の脂溶性ビタミンのように体内に蓄積されていくと言う事はありません。
なによりも、過剰症の報告もありません!

次に、欠乏症はどうでしょうか?
ヒトでは欠乏症はないと長く考えられてきましたが、胆汁うっ滞などによる脂肪吸収障害や、未熟児、遺伝性疾患(家族性ビタミンE単独欠損症)などの特殊な状況では、溶血性貧血や運動失調などの神経症状がみられます。
家族性ビタミンE単独欠損症は肝臓内のビタミンE輸送タンパク質に変異を示す疾患で、ビタミンEを体内に保持できないために血中濃度を正常に維持できず、神経障害(とくに脊髄後索に変性)をきたすものです。
動物におけるビタミン E 欠乏実験では、不妊以外に、脳軟化症、肝臓壊死、腎障害、溶血性貧血、筋ジストロフィーなどの症状を呈しました。
なので、過剰症より欠乏症の方が怖いということになります。

がんばって食事で摂取していこうとすればするほど、植物性より動物性のものが優れていること、なにより筋子が凄い!!!
私は大好きですので、毎日でも食べようかと思います。

最後に少し難しい生化学と生理作用です。
ビタミンEは、生体膜を構成する不飽和脂肪酸あるいは他の成分を『酸化障害』から防御するために、細胞膜のリン脂質二重層内に局在します。
ビタミンEにはα-,Β-, γ-,δ-トコフェロールとα-,Β-, γ-,δ-トコトリエノールの8つの同族体が天然に存在し、そのうち生体内ではα-トコフェロールが最も多く(他の同族体より10倍)存在します。

α-トコフェロールの中でも8つの立体異性体が存在し、RRR-α-トコフェロールが天然型と呼ばれ、最も生物活性が高いとされています。

栄養学的な使い方をする時はビタミンE、化学的な立場からはα-トコフェロールというのが一般的です。

身体の中にある90%がα-トコフェロールなので、ビタミンE=α-トコフェロールと認識していただいても大丈夫です。
摂取されたビタミンE同族体は、胆汁酸などによってミセル化された後、腸管からリンパ管を 経由して吸収されます。
ビタミンEの吸収率は、51〜86%と推定されていましたが、21%あるいは29% という報告もあり、現在のところビタミンEの人における正確な吸収率は不明です。
吸収されたビタミンE同族体は、キロミクロンに取り込まれ、リポプロテインリパーゼによりキロミクロンレムナントに変換された後、肝臓に取り込まれます。
また 、東京大学の井上教授らによって発見されたビタミンE輸送たんぱく質はα-tocopherol transfer protein (α−TTP)と名づけられました。

肝臓では、ビタミンE同族体のうちα-トコフェロールが優先的にα-トコフェロール輸送たんぱく質に結合し、他の同族体は肝細胞内で代謝されます。
肝細胞内をα-トコフェロール輸送たんぱく質により輸送されたα-トコフェロ ールは、VLDL(very low density lipoprotein)に取り込まれ、再度、血流中に移行します。
一方γ-トコフェロールは VLDLに取り込まれずにそのまま胆汁中に排出されるので、肝臓には分布されないということになります。
そして、その判断をα-TTPがによって行われていることが明らかになっています。

ビタミンE、不妊、針灸、体外受精

抗不妊作用も抗酸化作用に基づくことが、肝臓内でα-トコフェロールと結合するα-tocopherol transfer protein (α−TTP)の遺伝子をノックアウトしたマウスを用いた実験から確認されました。

生体膜や油脂中に存在する不飽和脂肪酸の過酸化を抑制することが主な作用で、食用油の劣化(酸化)を防ぐために α -トコフェロールが添加されています。
生体内でもフリーラジカルと呼ばれる反応性の高い化学物質によって生体膜やリポタンパク質中の脂質が酸化されるのをα-トコフェロールが防いでいます。
酸化リポタンパク質を貪食したマクロファージが動脈内皮下に沈着することによって粥状動脈硬化症が発症・進展することが知られ、α-トコフェロールはそのリポタンパク質の酸化を抑制して抗動脈硬化作用を示すとされています。
とても堅い話になってしまいましたがいずれにせよビタミンEが単独に細胞調節することが今後、解明されていくのではないでしょうか。

ここでビタミンEを摂取するときのポイントです!
よりビタミンEの吸収を上げるにはビタミンCが欠かせません。

相性のよい栄養素ですので、ビタミンEの効果を最大限に摂り込むために、妊活中はビタミンEとビタミンCは必ずセットで摂ることをおすすめします。
さらにビタミンEとビタミンCは、抗酸化作用をもつ要素なので、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助けます。

脂質ペルオキシラジカルをどのように安全なものに変化させるか下図をご覧ください。

抗酸化、不妊、アンチエイジング

これがビタミンEとビタミンCを同時に摂ったほうが良い理由です。

あまり年齢のことを言いたくはありませんが、昔に比べれば少しだけ高齢になっています。
高齢=酸化と考えるならば、抗酸化物質を摂ることしかありません。
そのためには妊活から妊娠中、質の良い体づくりのためにも、必ず補っておきたい成分です。

毎日の食べ合わせを考えるのも一苦労なので、必要な栄養素だけはサプリメントを活用すると簡易に摂取できます。

私自身、ビタミンEはサプリで摂っています。
抗酸化のために400IUを2粒、ビタミンC2000mgと一緒に摂っています。

IUってなんだろうと思われる方もいらっしゃいますね?
説明を入れておきます。
IUとは、量的尺度ではなく生物学的活性尺度である国際単位のことを言います。

IUからmgへの換算するには、α-トコフェロール1IUは、天然型の0.67mg、合成型の0.45mgに相当します。
私の飲んでいる400IUは天然型ですので、400IU×0.67mg×2粒=536mgということです。

ちなみに、ミリグラム(mg)からIUへの換算するには、α‐トコフェロール1mgは天然型の1.49 IU、合成型の2.22 IUに相当します。
100粒のアーモンドには30mgのα-トコフェロールが含まれるので、30r×1.49IU=44.7IUとなります。

さすがにアーモンドでは高濃度のビタミンEは摂取できないので、サプリにしています。

妊活を実践するうえで抗酸化(アンチエイジング)はしなくてはならないテーマです。
卵子が老化してはいけません。
妊活には若さを取り戻す必要があるのです。

銀のすずではその方に合ったサプリメントをおすすめしています。
いつでもご相談ください。
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銀のすず、針灸、不妊



クリニックの採精室


採精室、精子の質、男性ホルンモン

妊活を始めると女性は基礎体温、排卵チェッカーなどを駆使し、排卵日を推定し、夫婦でタイミングを取ります。
ある程度の期間、タイミングをとっても妊娠に至らない場合、レディースクリニックに通うことになるでしょう。
そこでホルモン検査、卵管造影など一通りの検査をして、またタイミング法を実践します。

この時点では男性が精液検査をしていないことが多いです。
タイミングで妊娠に至ればよいのですが、結果が出なくなると人工受精へとステップアップします。

人工授精の当日、初めての採精が行われますが、自宅で採精する場合と、クリニックの採精室で採精する場合があります。

私はどちらも経験していますので、ここでご紹介したいと思います。

自宅での採精は容器が渡され、そこへ射精します。
コンドームを使用しないなどいくつか禁止事項があります。
自宅の落ち着くところで、〇〇を利用し、射精をするので比較的ストレスなく採精できるといいます。
一人で採精するとは言え、近くに妻がいるとか、トイレで行うとか、本当に落ち着いて採精できるかというとそうでもないと思います。
今ではスマホがあり、動画など持ち運びができるので楽といえば楽ですが、男性の中にはシチュエーションを大切にする方も大勢います。
ある方の話では「私(妻)以外の女性で取った精子で子供が欲しいなんてありえない」といわれた方もいるとか・・・。
気持ち的には理解できますが・・・。
私もそうでしたので、採精するのは大変骨が折れました。
そういったことを抜きに、リラックスして採精できるのであれば自宅はありかと思います。

採精室はクリニックによってクオリティが違います。
その違いは、@クリニック内の位置、A広さと備品、Bテレビとソファの位置、CDVDと本のクオリティでしょうか。
@クリニック内の位置とは、クリニックのメインは女性なので、スタッフが大勢いるエリア、遠い場所であったりします。
あるクリニックは看護師や事務の方が大勢いる中を通り、その近くでした。
案内してくれた女性スタッフは、「ここは防音です」と言ってくれます・・・が部屋に入ると外の声が丸聞こえ。
これではさすがに緊張してしまい、出るものも出ません。

A広さと備品は、1畳(180p×90p)程度から、3畳程度の部屋があるようです。
手洗いができる水道完備、消毒薬などの備品があるかないかにも違いがあるようです。
イスがありますが、採精するときはパンツを下ろしている状況なので、誰が座ったか分からないなど清潔かどうかも気になるところです。

Bテレビとソファの位置ですが、テレビが小さすぎて、ソファとの距離が遠すぎて、まったく見えない・・・。
身を乗り出して見ようとすると姿勢的に採精できない・・・。
防音っと言いながらも、音量を上げることもできず、テレビに近づき、立って採精することになるはめに・・・。
これはまたストレスになるような気がします。

CDVDと本のクオリティでは、本当に誰の趣味で揃えたのかと思うほど偏りを感じます。
学生もの、熟女ものなど多岐に渡りますが、私が行った採精室には昭和時代のものばかりで、ちょっとこれじゃあ・・・。

次回は、さすがにダメだということで、朝一、コンビニで本を買い、採精室へと向かいました。
音も出ないし、自分で選んだ本なのでまあ、満足して採精できました。

次々回は、パソコンを持っていくかと思いましたが、もう採精することはありませんでした。
あらかじめダウンロードしていくか、Wifiもってオンラインで見るか。
10年ぐらい前のことなので、今はスマホで十分ですね。
これが一番、安定していますね。

男性にとって採精はとてもシビアなものです。
できる限りストレスなく、採精することはとても重要ですので、できるだけ自分の納得できるよう環境作りしてください。
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精索静脈瘤について

男性不妊でよく聞く精索静脈瘤。
一般男性の約15%(6人に1人程度)に精索静脈瘤があると言われています。
比較的、男性にとっては多い疾患ですね。
また男性不妊症患者に限ると約40%の方にこの精索静脈瘤が認められたという報告があります。
精索静脈瘤は造精機能障害を引き起こす原因と考えられており、精液検査の結果の悪化を招く恐れがあります。
男性不妊、精子の質、精索静脈瘤
精索静脈瘤ができると血流が低下し、精巣温度の上昇で精巣機能が悪くなります。
また、精索静脈瘤は精巣萎縮や酸化ストレスの上昇の原因にもなり、男性不妊へと連鎖することが多くなります。

酸化ストレスとは活性酸素と抗酸化作用のバランスが崩れる事をいい、酸化ストレスの上昇がミトコンドリアDNAの破壊により精子を形成する働きを邪魔すると言われています。
精索静脈瘤の手術によって精子のミトコンドリアDNAの破壊を減らすことが知られています。
実例では5回顕微授精実施するも胚発生不良で一度も妊娠されなかった方のパートナーが精索静脈瘤を低位結紮術で根治され、顕微授精を実施したところ、良好胚盤胞が得られ、術後初回の採卵周期で無事妊娠されたケースもあります。
ちなみに精子のDNA(遺伝情報)は精子の頭部に存在しています。

では、果たしてなぜ精索静脈瘤ができるのか?

精索静脈瘤が造精機能障害を引き起こす原因はいまだ厳密には明らかになっていませんが、静脈の圧迫や血行不良を起こすことで精子の状態が悪化します。

静脈血の逆流・うっ滞によって精巣の温度が上昇することや精巣が低酸素環境になることなどが考えられています。
そして、精索静脈瘤は左側に発症しやいという特徴があります。
その理由を知るためにはまずは血管の走行を知らなくてはいけません。
男性不妊、精子、精索静脈瘤
精索は、静脈だけでなく動脈、リンパ管、精管が一つの束になっています。 精巣を流れる静脈のうち、右側の「右内精索静脈」は、そのまま「下大静脈」に流れこむことで、血液が精巣から心臓に戻ります。
一方、左側にある「左内精索静脈」は、まず「左腎静脈」に直角に流れこんだあとで「下大静脈」と合流します。
左右の精索静脈はそれぞれの流入するポイントまで長い距離を重力に逆らって流れるため、静脈内には逆流を防止するための「弁(べん)」がついています。
左腎静脈は「大動脈」と「上腸間膜動脈」の間を通っており、これら2つの血管に圧迫されると、腎静脈の弁がうまく機能しなくなります。
弁の機能不全が起こると、腎静脈から精巣に向かって血液が逆流し、血液が滞留・逆流することで精巣につながっている血管がふくらんで瘤のようなものができると考えられています。
左側の精索静脈は左腎静脈に流入しますが、流入する角度がほぼ直角で合流することや他の太い血管に挟まれてしまい逆流するということが考えられています。
このため、精索静脈瘤は右側に比べて、圧倒的に左側で発生しやすいという特徴があります。

症状は?

多くの場合、精索静脈瘤があったとしても特に自覚症状がなく、生活に支障が出ないために自分では気づかないことも多くあります。
まれに症状として陰嚢の違和感や鈍痛を自覚することがあります。
また、自覚症状はないものの造精機能障害による精液検査の結果低下や精子の質の低下が起こり、男性不妊の原因の一つとして大きな割合を占めています。

精索静脈瘤の早期発見につなげるためにも、簡単なセルフチェックをしてみましょう。

精巣(睾丸)やそれを包む陰嚢に以下のような状態が見られれば、精索静脈瘤の可能性があるので、一度泌尿器科へ行き検査を受けることをおすすめします。
・ 左右でサイズが異なる
・ 常に垂れ下がっている
・ 表面が凸凹している
・ 立ち上がったときに鈍痛を感じる

不妊検査で精液を調べ、精子の状態があまり良くない場合、泌尿器科で超音波検査などの詳しい検査をすることで精索静脈瘤が見つかることもあります。

精索静脈瘤の状態を放置してしまうと、精子の運動率が下がる、運動のスピードが落ちるなど、精子機能の低下につながる恐れがあります。
精索静脈瘤と診断されたら、早い段階での治療を検討しましょう。

では、治療は?
男性不妊、体質改善、精索静脈瘤

精索静脈瘤は、男性不妊の原因のなかでも外科的に治療できるものとされています。
ただし、手術を行うかどうかは精液所見の状態や夫婦が妊娠を望んでいるかなどにもよります。
一般的には、精索静脈をしばることで精巣周辺の静脈に血液の逆流が起きないようにする結紮(けっさつ)術という手術が行われます。

・精索静脈高位結紮術
下腹部を切開し、静脈をしばる手術で、数日間の入院もしくは日帰り手術で行っている病院もあります。
広く行われてきた方法で、手術としての難易度は低く短い手術時間で済む一方、精巣水瘤などの合併症リスクがやや高いとされます。
精索静脈高位結紮術は保険が適用され、手術費用は5〜15万円程度です。
・顕微鏡下低位結紮術
鼠径部(太もものつけ根)を切開し、顕微鏡で観察しながら静脈を精巣の近くでしばる手術です。
動脈やリンパ管を温存するため、体への負担が比較的少なく病院によっては日帰りが可能です。
病院によって保険適用されるかどうかが異なり、全額自己負担の場合は20〜40万円ほどかかります。

そもそも精索静脈瘤にならないための予防策はないのでしょうか?
それはずばり、精巣付近の血流を維持することです。
簡単そうで難しい血流ですが、何とかしたいですね。

当院には多くの男性も来院しています。
その理由は鍼灸は血流改善によいからです。
銀のすずでは患者さまの生活習慣を聞きながらアドバイスさせていただいております。

是非、血流改善に鍼を受けてみてはいかがでしょうか?
銀のすず
銀のすず、針灸、不妊



トラウマと不妊治療 −心への影響−

妊活がとてもストレスになるのは経験者であればだれでもご存知でしょう。
一番ストレスを感じるのは女性なのは言うまでもありません(男性にも多少ではありますがストレスがかかってきます・・・)。

トラウマ、不妊、体質、精神
実際、不妊治療がストレスと感じるのはいったいどのような出来事でしょうか?
当院にご来院の方の意見を紹介します。

ご自身、ご家庭への不安
・自然に子供ができないということ
・私は一生妊娠できないのではないか?
・何をしたらどうしたら良いのかわからない
・夫が協力的ではない
・薬による体の負担
・不妊治療をどこまで続けてよいのかわからない
・子供や妊婦さんを見ると羨ましく思う
・年齢が問題だといわれた
・母親になることができるかという不安
・不妊治療によって授かった子供の将来は大丈夫か?
・雑誌やインターネットでの情報に左右される
・高額なサプリを飲まなくてはいけない
・漢方薬局では病院の不妊治療を受けるなといわれる
・妊娠初期の流産への恐怖
・夫の精子が悪いのに病院へ行かない
・夫にサプリを勧めるが飲んでくれない
・言っていることがみんなバラバラで何を信じればよいのか

病院への不安
・治療金額が高い
・病院の待ち時間が長い
・病院への通院回数が多い
・仕事との両立
・どの病院に行けばよいのかわからない
・採卵が痛い、怖い
・採卵ができない
・移植をしても結果が出ない
・転院するタイミング
・治療法を選ばせる医師への不安
・いつも同じ治療法しかしない
・質問をしようとしても聞くなという雰囲気
・あまり話をしてくれない
・とても横柄な態度
・カード払いができない

不安、うつ、不妊治療、体質改善
大小さまざまな不安を抱えていますね。
不妊治療中は不安を日々感じ、頭から離れることはありません。
妊娠出産というのはライフイベントの中でもかなり重要なウエイトを占めていることが伺えます。

ある方の話では、「不妊治療が終わっても不妊治療のつらい話を聞くと涙が出てくる」といいます。


さて、不妊治療ではいろいろな不安やストレスを抱えていますが、今度は「トラウマ」についてご説明を。

トラウマ的出来事とは、「身体的、感情的、心理的な困難や災害、被災体験であり、事故、手術なども含めて個人的な安全を脅かしたと感じられるような体験」のことです。

出来事の大きさや被害の程度が、トラウマ症状の程度に比例するとは限りません。

緊急時に、恐怖感と無力感を伴い、闘争・逃走反応が完了せずに神経系に滞ってしまうと、それがトラウマとなってPTSDの発症に繋がり、身体症状や心理症状として出てくるのです。

もう一方では、慢性的なストレスも無視できません。

私たちの生活は、日常的にストレスにさらされています。
命の危機というほどの出来事ではなくても、慢性的なストレスに随時晒されると自律神経のバランスが崩れることはよく起こります。
また過去に大きな出来事を体験した人が、成人してからストレスにさらされ続けると、相乗的に身体の許容範囲が狭くなり、些細なことに過剰反応するようになったり、不安や落ち込んだり、身体が弱ったりすることがあります。
※前にも書いたストレスの項目にも詳しく書いてあります。 「今までは耐えられていた、大丈夫だったのに」とはよく聞く言葉ですが、ストレスとはそういうふうに徐々に影響していくものなので、身体を緩めることを心がけるのは健康を保つために大切なことです。

以下のことが、個人的な安全を脅かす危機となり、トラウマとなり得る出来事です。
繰り返しますが、必ずしもトラウマとなるとは限りませんが、原因不明の身体症状や心の問題の原因や不定愁訴がこういった出来事に起因していることもあるので、過小評価しないことが大切です。

一般的に言われているトラウマ的、ストレス的な出来事をご紹介します。
事故、むち打ち、スポーツ事故、落下、転倒
手術医療的介入、長期の病気、高熱、毒
・戦争、紛争、拷問、テロ
・自然災害、火事、洪水、地震、津波
・海、川、プール、浴室などで溺れた、窒息
暴力行為、レイプ、性被害
・職場でのストレス、ハラスメント、人間関係、超過労働、異動、昇進、降格
・家族、恋人、友人やペットの死、喪失
・学校でのストレス、いじめ、教師からの暴力(身体的、精神的)、転校
・引越し、移転
・幼少期の身体的虐待、性被害、言葉での虐待、ネグレクト育児放棄裏切り
・自分が母親としての出産期・周産期トラウマ、流産不妊治療
・自分自身が生まれた時のバーストラウマ、母親のストレス、出産期・周産期トラウマ
・両親の不仲、ケンカ、DV、離婚
・親からの過干渉、抑圧厳しいしつけ、過度な期待、親孝行のプレッシャー
・ジェンダーアイデンティティに関する悩み
・子育て、教育、進学、病気、発達障害、身体障害、引きこもり

日常的に起こりやすそうなところを太文字にしてみました。
大人に限らず、全年齢層で、誰にでも起こりそうなことも含まれています。

先ほども書きましたが、出来事があったとしてもみんながトラウマになることはありません。
とはいえ、心身への様々な症状を起こすことも事実です。
・心臓の動悸、呼吸(器)障害、めまい
・ささいなことでビクッとする
・過活動、多動、ADHD
・慢性的な痛み
不眠、睡眠障害、悪夢
PMS生理痛
・消化の問題、過敏性腸症候群
・免疫システム障害
慢性疲労
・そわそわする、落ち着かない、貧乏ゆすり

・人とうまくやれない、人が怖い、信用できない
・自立が怖い
・自分さえ我慢すればいいと思っている
・人と愛情でつながることやコミットが難しい
・人から愛情を受けることが難しい

・依存しがち(喫煙、飲酒、ドラッグ、性的、仕事、食べ物、ゲーム、SNSなど)
・特定の場所、活動、記憶、状況や人を避ける、逃げる
爪を噛む髪をいじる
・他人、家族、子ども、環境、状況をコントロールしがち

これらの症状は私自身も経験あるし、だれでも起こりうるものだとは思いますが・・・。

それもそのはず、自律神経のトラブルなので、ちょっとしたストレスでも起こります。

トラウマになりうる出来事が、人生において一度もないという人はいないでしょう。
そんな温室育ちはないかと思います。
私自身を振り返ってもかなりのトラウマ的、ストレス的出来事がたくさんありましたから。
・小中学で太っていたので肥満児検診の集合が全校放送されて嫌な思いをした
・父親の急死
・祖母が行方不明
・自分の不注意による交通事故
・相手の不注意によるバイク事故
・大好きだった牛(名前バンカー)が売られていった ・ペットの死
・太っているということでのいじめ(サンドバック状態)
・厳しかった剣道でのしごき
この程度のことは誰もが一つや二つ経験しているでしょう。
これらがトラウマかといわれるとそうでもない気がしますけど、無理やり言えば飲酒とか、不眠とかはありますね。

実際、トラウマを考えるときに2つの方法があると思います。
@出来事を想像して、心身にどう影響するか考える方法。
基礎から始まり、結果を導く方法ですね。
こちらはあくまで予防的思考ですので、不妊治療を始めるのであれば同時に考えておく必要があります。
対策を考えることができるのでダメージは少なそうですね。
ただし、先見の明がなければ完全に見落とすのでとても難しいことです。

Aトラウマから考えて、なぜ起こったのか出来事を考える方法。
こちらは、今悩んでいる方の人生をフィードバックして考えて、原因を探る方法。
原因を探るのは良いのですが、もうトラウマになっているので後ろ向きな方法です。

不妊治療は、過酷であるということは皆さん承知して取り組もうとしていますか?

はっきり申し上げますと、不妊治療は「闇」です。
先の見えないトンネルと同じかもしれません。
その理由は100%の解決策がないからです。

その闇、トンネルである不妊治療がその後の人生のトラウマになるようでは困ってしまいます。
幸せであふれているようでなくては・・・。
メンタル、不妊、トラウマ、体外受精

そこで不妊治療が抱えている不安を先に解決する、同時進行して処理しておくことが大切です。

その方法は、中立な立場で、古今東西の情報をたくさん持っていて、信頼できる人を探すことでしょうね。

当院へお越しになる方から、不妊治療を始める前に来ておけばよかったとおっしゃっていただけます。

私たちのスタッフはいつも皆様の支えになるために、常に学び、高めあっています。
また施術時間はずーっと話ができるように、個室で、マンツーマンで対応します。
ご興味のある方はぜひご相談ください。
銀のすず
銀のすず、針灸、不妊



体質改善と不妊治療

体質とはいったい何のでしょうか?

辞典には「からだの性質。遺伝的素因と環境要因との相互作用によって形成される、個々人の総合的な性質。」 と書かれています。

つまり生まれついたもの、日常生活で培ったものから体質は作られるということです。

生まれついたものとは、遺伝的なことですね。
遺伝は両親から受け継いだもの。
唯一、両親から受け継ぐことができるものはDNAだけだといわれています。
私たちは、母親の卵子と父親の精子のDNAからできていますから。
体質改善、遺伝子、卵子や精子の質

遺伝的な体質は、身長や体重などの骨格、病弱、アレルギー体質など生まれたときには備わっている性質を言います。
幼少期であれば改善の余地はあるかもしれませんが、成長した大人にはどうすることもできません。

一般的に体質改善するのは、遺伝的な体質ではなく、日常生活で培ったもの、後天的な体質を改善します。

子供のころから独り立ちするまで、お母さんのごはんを食べ、身体を使った運動をして成長してきました。
その後は自分で行動の選択をして日常生活を送ってきました。
そういった日々の生活が、後天的に培った体質になります。

年齢を重ねることで良い意味でも、悪い意味でも築き上げていくものです。

もう少し具体的な話をしましょう。

歯を磨かなくても、まったく虫歯できない人いますよね。
しっかり歯を磨くのに虫歯ができてしまう人もいます。
これは唾液の問題だともいわれています。
唾液のペーハー(酸とアルカリ)に依存しているといわれていますが、唾液のペーハーはある程度体質が影響しています。
体質改善、虫歯、卵子

慢性的に腰痛がある人。
肩こりは気になりませんが、腰の痛みが気になります。
若いときに怪我をしたことがある。たからその後遺症になっているのも後天的な体質。
怪我はしていないけど、体質的に、他の部位に比べ、腰が弱いのは先天的な体質。
どちらにせよ、疲れや使い過ぎなどによりどうしても弱いところに反応が出やすくなります。
体質改善、腰痛、腎、性欲

運動や食事にも気を使っているにもかかわらず、太っている人。
甲状腺や肝臓などの働きが弱いのかもしれませんし、筋肉量が少ないのかもしれません。
これも先天的、後天的に太りやすい体質ということになります。
体質改善、肥満、太る

これは妊娠についても同じことが言えるのではないでしょうか?

どんなに不摂生をしていても妊娠する人はいます。
これは体質的に妊娠に関わる卵巣や子宮などが強いのかもしれません。

また、28歳ごろ自然妊娠できても、35歳で妊活を始めてもなかなか妊娠しない場合もあります。
若いころは体質的に問題があっても何とかなることだってあります。
しかし、1度の出産と時間の経過によってさらに体質に変化が起こっても不思議ではありません。

先天的な体質に関しては、遺伝情報に組み込まれているため、仕方ないこともありますが、後天的な場合はまだ改善の余地があります。

先天的な体質は、ホルモン系、つまりホルモンを分泌する臓器と受ける臓器のトラブルがあげられます。
細かい話になりますが、ホルモンを作るには材料があり、その材料を作り出すのも臓器なので、臓器の調子が悪いと材料不足もあるでしょう。
また子宮後屈や卵管、血管の太さなどの構造的な問題もあるでしょう。
さらに早発閉経など生まれたときに卵子の数が少ないことも。
こういった場合は、病院でホルモンを補充したり、体外受精をしたり、卵子提供、代理母出産などの方法があるにはあります。

後天的な体質に関してはいろいろありますね。
誕生してからの生活環境です。 食生活、住環境、教育環境、運動環境、医療環境、人間関係・・・。

どれも大切ですし、避けて通ることもできません。
ご本人、そして家族、友人など自分だけではどうにもならないことも含まれています。

さてもっとも基本的なものといえば食生活ではないでしょうか?
食事は私たちの身体を作る大切なもの。
体質改善、食生活、卵子

母乳、ミルク、離乳食から始まり、朝ごはん、昼ご飯、夕ご飯、間食を含めれば、1年で1000回以上も繰り返します。
それを30年続ければ30000回と果てしない数です。
食事が体質に影響を与えないはずはありません。
一人暮らしを始めるまでは、ほぼ母親の作る食事、学校給食で生活し、その後は自由気ままに飲んだり食べたりするでしょう。
いつも作ってもらい、家に帰ればごはんがある環境とは違い、自分で作らなくてはいけないと思うと億劫になりますね。
身体に悪いと思いながらも、ファストフード、コンビニ、総菜で済ませてしまうことも多いのではないでしょうか?
この食事でも身体が作られてしまうというのだから質が悪い。
たとえば脂肪ですが、良質な脂肪であれば良いのですが、悪い油もまた吸収され、細胞の一部、ホルモンの一部、さらには蓄積されていると思うとぞっとします。

次は住環境です。
体質改善、住環境、冷え
今のような密度の高い建物ではない場合は冷暖房は効きにくく、寒暖差のトラブルが多かったでしょう。
トイレも和式だったし、よくあの姿勢で長時間居られたものです・・・。
畳の家も多かったのではないでしょうか。
するとイスより座布団、ベッドより布団ではなったでしょうか。
バリアフリーの家も増えましたが、昔は段差だらけ・・・足腰に負担が多かったでしょうね。
ただ悪い負担ばかりではなく、身体にとっては大切な負担でもあったでしょう。
トイレも和式が良いともいわれていますし・・・。
住環境はずいぶんと便利になり、進歩しましたが人間の身体自体はまったく進歩はしていませんが・・・。

教育環境は・・・住んでいるところでずいぶん違いそうですね。
体質改善、教育環境、性格、精子、卵子
長い人生を考え、人類が進歩するには勉強が大切なのは言うまでもありません。
ただし、教育格差という言葉があるように学びたくても学べない人もいるということです。
教育にはお金がかかるという事実。
さらに勉強できる机や本、集中できる環境なども大切です。
一般的には幼稚園、小学校、中学校、高校、大学があり、さらに塾に通う機会があります。
勉強は忍耐力が大切で、精神的な要因が大きく影響をします。

またいじめや体罰なども教育環境を考える上では必要です。
体質改善、教育環境、いじめ
成長期に受けたいじめや体罰はトラウマになってしまうことも多いでしょう。
性質は変わってもいじめや体罰は昔からありましたが、その時どう対処していたのでしょうか?
私もいじめられた経験がありますが、その時は相手を叩きのめして解決しました。
上級生からのいじめは耐えるしかありませんでしたが・・・。
体罰というか、武道系の部活だったので竹刀や木刀でたたかれること、往復ビンタなどは日常茶飯事でしたね。
今の時代には合いませんが、そんな時代で強く育ったともいえるかもしれません。

学校や登下校など安全性も考えないといけません。
地震などの天災、交通事故や変質者による人災などこれまた、精神に十分な影響力を示すでしょう。

運動環境は、機会、スペース、友人なども関わってきます。
体質改善、運動環境、体力、筋力
住んでいる地域によって盛んな運動があることも、友人がやっているので一緒に始めるなどの動機があるでしょう。
行っている運動によって使用する神経や筋肉に差があるのは言うまでもありません。
運動神経の良し悪しは、シナプスと神経のつなぎ方がスムーズかどうかで決まるようです。
サッカーをしていれば、足と脳のつながりが発達し、バレーボールをしていれば、手と脳のつながりが発達するでしょう。
野球やゴルフをしている人は、突然エアー素振りをし始める人がいます。
あれはまさに運動環境が作り出した賜物です。
利き手や利き足などに差が起こり、怪我などを作る機会も増えてきます。

医療環境は・・・身近に病院があるか、病院に通う習慣があるのか、病気や怪我をよくするか、健康への関心が高いかなど個人差が多い気がします。
体質改善、医療環境、病気、健康
小さいころは親が面倒をみてくれるので、健康は親任せでした。
親が子供の健康を守っているのです。
大人になると、病院へは自分で探して、行くか判断しなくてはなりません。
頭痛や腰痛などの痛みは薬局の痛み止めで止めてしまうかもしれません。
大きな病気が潜んでいるかもしれない場合は怖いですね。
人間ドックや健康診断もまたするかどうかは人それぞれですし。
患った病気が慢性化することも、古傷になることもあるでしょう。 これもまた体質の一部となってきますね。

人間関係って、両親、兄弟、友人、知人など近いところから遠いところまでたくさんいます。
体質改善、人間関係、性格形成、トラウマ
無人島にでも住んでいない限り、人と関わらないという選択肢はありません。
自分の考えに近い人、同じような境遇の人、少しだけ共感できる、共通の趣味がある、同級生、同じ職場など関わり方は色々ですね。
同じ趣味を共有したり、知らなかったことを知るきっかけになったり、楽しいこと、うれしいことを共有することもあるでしょう。
悪いことを共有する、つらいことを押し付けられるなど悪い面もありますね。
これもまた自分たちの生き方に関わることですので、性格形成、体質形成に関わっていくことでしょう。

こうやって考えてみると体質の奥深さを感じませんか?
成長の過程すべてに体質形成チャンスがあり、また自分で作り出すものと、周りから作られるものがあります。

ここまで複雑だと家族でも同じ体質の人を見つけるのは難しそうです。

さて、ここから具体的に不妊と体質について考えていきます。
遺伝的な体質、つまり全身の中で生まれながらに子宮、卵巣、ホルモン分泌臓器が弱い人がいることは考えられます。
最近ニュースにもなっていた、生まれながらにして子宮がない人もいますが、少し構造的に、機能的に弱い方もいます。
https://www.nhk.or.jp/gendai/feature/1/article02/
私のところにも来院されますが、「早発閉経」の方もそういったケースなのではないでしょうか。

後天的な体質は、時間をかけて、いろいろな出来事を受けて培っていくものです。
まさに人生そのものですね。
女性アスリートで聞く話ですが、大会と月経が重なるといけないから、「生理を止めた」とか、温泉に行くから「生理を止めた」とか聞きます。
1回だけのことだとは考えられないので、定期的に月経を止めるのでしょうね。
当院に来院している方で、ピルを飲み過ぎて「子宮が小さくなった」という方がいらっしゃいます。
これはもはや退化しているとしか考えられません。
以前に紹介した、女性ホルモンに影響を与える「外来性女性ホルモン」もまた口から毎日、少量ずつ入り、それが積み重なることで子宮や卵巣、乳腺などに影響を与えます。
さらにホルモン分泌異常へと導くでしょう。
ストレスも同様ですね。
あまりにも大きなストレスでホルモンバランスが崩れるケース、小さなストレスの積み重ねでホルモンバランスが崩れるケースがあるでしょう。
これではいざ妊娠しようにも、良い結果が出ないかもしれません。
ミトコンドリアと卵子の関係で、ミトコンドリアの活性が低い人がいます。
昨日今日ではなく、中長期的に日々の活動量が少ない、そして栄養のバランスが悪い人なのでしょう。
これもまた日々の積み重ね。

あげればどれもが、妊娠の足かせになるだろうということは想像できます。
しかも厄介なのは、生まれつきの個体差と日々の生活スタイルが千差万別であること、妊娠をしようとするタイミングがみんな違うことですね。
さらに、ご主人の状態も加わるわけですので、明確な解結方法を見出すのがあまりにも難しいのです。

妊娠のメカニズムはわかっているようでわかっていない。
体外受精の成功率を30%だとすると、偶然性を含めて、解明できていることは30%と解釈できる。
残りの70%以上は不明瞭ということになります。

つまり、これをすると不妊になるという絶対的な原因がない(原因かどうかも分からない)。

これをすると妊娠するという素晴らしい魔法のようなものもない。

不明瞭な70%を限りなく少なくすることが、妊娠率アップの秘訣であり、そのために日々培ってきた後天的な体質を改め、修復する必要があります。

一朝一夕では改善することが難しいですが、ある程度の期間(約半年)徹底的に行うことで必ずや体質改善はできます。

ちなみに一朝一夕という言葉は、東洋医学の重要な書物である「易経」にある言葉だとか・・・。
体質改善の重要性を少しはわかっていただけたでしょうか?

体質改善には、体質を知ることから始めましょう!!!

私たちは皆様の体質をしっかり把握し、そのうえで体質改善のアドバイスと鍼灸を行っていきます!!!

ご興味のある方はぜひご相談ください。
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銀のすず、針灸、不妊



成功率が低すぎる!日本の不妊治療の残念な実態

以下は東洋経済オンラインで掲載されている記事の抜粋です

■生殖補助医療の実施件数は多いのに…

意外と知られていない事実がある。日本では生殖補助医療の実施件数が多いにもかかわらず、出産率が低いのだ。

世界各国の生殖補助医療の実施状況をモニタリングしている組織「国際生殖補助医療監視委員会」が実施した調査では、日本の生殖補助医療の実施件数は60カ国中、第1位だったにもかかわらず、出産率は最下位の6.2%というショッキングな結果が出ている。

つまり日本は国際的に見ると、不妊治療が世界でいちばん行われているにもかかわらず「いちばん出産できない国」ということになる。

いったい、なぜそうなってしまうのか。不妊治療に踏み切る前に、ぜひ知っておいてほしいことがいくつかある。

■あまり触れられない「顕微授精」のリスク
ひとつは「顕微授精」のリスクだ。

不妊治療に用いられる生殖補助医療技術には、大きく分けて「体外受精」と「顕微授精」がある。

体外受精とは「体外に取り出した卵子に精子をふりかけて、精子の自力で卵子に侵入して受精させるための環境を整え、培養液内で受精させてから子宮に戻す技術」のことをいう。

一方、顕微授精とは「体外に取り出した卵子に顕微鏡をのぞいて極細のガラス針で1匹の精子を人間の手で人為的に穿刺注入して、人工的に授精させてから子宮に戻す技術」である。ここに自然に受精させる体外受精と、人工的な手を必要とする顕微授精には根本的な違いがある。

現在、不妊治療の8割を占めるのは、顕微鏡下で卵子にガラス針を刺して、精子を注入する「顕微授精」と呼ばれているものだ。針を刺すことによって卵子に傷がつくのだが、あくまでも問題はなく、安全だといわれている。しかし、卵子に針で穴を開けるのだ。本当に大丈夫なのかという単純な疑問が頭をよぎる。そこで不妊治療についての参考文献を調べてみると、ある海外のニュースにたどり着いた。

「顕微授精に代表される不妊治療だが、その不妊治療による妊娠で生まれた子は、自然妊娠で生まれた子に比べ、自閉症スペクトラムになるリスクが2倍になる」
このショッキングな記事は、米疾病対策センター(Centers for disease Control and Prevention:CDC)に所管・公表された大規模疫学調査による記事であった。

この調査結果は、1997年から2007年にかけて、カリフォルニア州で出生した590万例の小児に関するデータを基に分析した数字だ。筆者が知るかぎり、この報告に関しては日本ではまったく報道されていない。筆者が調査・取材した日本の不妊クリニックの多くのケースでは、不妊治療に関するリスクの説明はほとんどなされておらず、「顕微授精は安全・安心である」と患者に伝えていたのだ。

「卵子の老化」を原因にされることが多いが…
臨床精子学研究の第一人者でもある黒田優佳子医師(黒田インターナショナル メディカル リプロダクション)は、「欧米では顕微授精によって生まれた子どもには、自然に妊娠して誕生した子どもに比べて、先天性異常の発症率が高い傾向があることが多数報告されている」と言う。

■「精子の質」を判断できないクリニックがある
詳しくは『本当は怖い不妊治療』にも書いたが、日本の場合、不妊クリニックによっても異なるが、体外受精や顕微授精の生殖補助医療の費用は、1回につき約20万〜100万円かかる。
国際的に見れば、もっと高額の国もあるし、逆に国側が全額を支給する場合もあるが、費用の面から見ると、誰でも受けられるものではない。
しかし、筆者が取材した20〜50代の夫婦のなかには、9つの専門クリニックを回り、トータルで5000万円もかけて治療をしたが、それでも子どもを授かることができなかったというケースもあった。

ある夫婦が語る。
「前に通っていた不妊クリニックで『精子は大丈夫です。運動率、数ともに完璧です。受精しない原因としては、加齢に伴う卵子と子宮の劣化、いわゆる“老化卵子”だから』と指摘され、顕微授精をしないと受精しませんよと言われました」(40代の夫婦)

ちなみに「老化卵子」とは、加齢により卵子の質と量が低下することである。
具体的にいえば、年齢とともに卵巣組織単位重量あたりの「原始卵包(将来成熟した卵子に成長する可能性を備えた未成熟な卵子をひとつ入れている袋)」の数が急速に減ることだ。
筆者の取材では、不妊クリニックに行くと、女性側に問題があり、「卵子の老化」を原因にされることが非常に多い。

しかし、黒田医師は「不妊の40〜50%は精子の“質”で決まります」と言う。
先の40代の夫婦に関しても黒田医師が診断してみると、夫の精子は「先天性先体欠損の精子」であり、精子に問題があったことが判明した。全体の90%以上に「精子頭部空胞」も認められ、異常な頭部構造を持っている精子だったのだ。
言葉にすると少々専門的で難しいが、「先体欠損」とは卵子に入り込もうとする精子の先体が欠損しているということだ。

つまり、前に通院していた不妊クリニックで「精子の運動率と数と共に完璧」と言われたとおり、見た目の精子は数や運動率はいいのだが、不妊に40〜50%も影響を与える精子の質までは診断できていなかったことになる。

この事例のように、見た目では精子は正常であり、卵子のほうに問題があると言われるケースは多い。そして不妊の真の原因が解明されないまま、何度も顕微授精が繰り返され、結果、妊娠に至らない。
これが、日本の不妊治療による出産率が低くなる1つの要因ではないだろうか。

不妊治療はブーム的に急速に広まっており、2008年時点の日本産科婦人科学会のデータによると、不妊治療患者は約120万組いるとされているが、現在ではさらに増加し、驚くべき数字になっていると思われる。

心身にも金銭的にも負担の大きい不妊治療。「みんなやっているから」「一刻でも早く」と突き進む前に、もっと現実を調べるのがよいのではないだろうか。 

■全文成功率が低い、不妊治療(草薙 厚子:東洋経済ONLINE)



不妊とは

日本産科婦人科学会の声明
「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間、避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という。その一定期間については1年というのが一般的である。なお、妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わない。」(日本産科婦人科学会 生殖・内分泌委員会生殖医療リスクマネージメント小委員会)



2015年までは2年と定義されていましたが、1年となりました。
晩婚化が進み、高齢出産が増えている現代において、不妊の定義が1年になったというのは、必然的なもののように思えます。
現在、6組の夫婦のうち1組は不妊症として悩んでおり、不妊症は決してめずらしい事ではなく、もっと身近に迫った問題となっています。

日本産科婦人科学会



健康なカップルが妊娠する確率は決して高くない!

体質改善、妊娠率、受精率、流産

健康で特に問題もないカップルの1周期あたりの妊娠率が約20%程度であるといわれています。
病気もなく、体調もよいカップルがぴったりのタイミングでセックスをしても、5組に1組しか妊娠しないという計算です。
同じ哺乳類の生物でも、ネズミはほぼ100%で妊娠するそうです。
ネズミと比較するのはおかしいかもしれませんが、人間は決して妊娠しやすい生物ではないということになります。

そもそも、健康な男女であっても精子や卵子にはある一定の確率で染色体異常があるといわれています。
精子と卵子が出会えたとしても、どちらかに染色体異常があれば正常な受精はできません。
もし受精しても、染色体異常を持つ受精卵は着床しなかったり流産となり、出産までいくことはできないのです。

卵子は排卵されてからゆっくりと進み、卵管の太いところ(卵管膨大部)に向かいます。
膣内に射精された精子は自らの尻尾で子宮内、卵管に入り、膨大部に向かいます。
射精された場所から卵管膨大部まで約6qほどの距離があるのだとか(精子の大きさが170pだとして)。
時間にして約30分。
精子にとって子宮内や卵管内はとても広く、わずか0.1oの卵子を求めて、精子は旅に出るのです。

精子には目があるわけでもないし、考える脳もありませんので、放たれた精子は真逆に行く精子もあれば、壁に激突する精子もあるでしょう。
さらに、膣から子宮内に入るには膣や子宮の酸性の壁を乗り越えなくてはなりません。
膣や子宮は感染症から身を守るために乳酸菌(デーデルライン桿菌)によって酸性に保たれているのです。
精子自体も自らの周囲をアルカリ性の粘膜で多い、身を守っているのですが、1%程度が子宮内に入り込むことができます。
1億の1%は100万ですね。
大きな犠牲を払いながら、100万の精子が子宮内に入り、そして卵管を目指します。
不妊針灸、卵子、体質改善、精子

排卵のタイミングには子宮内の酸度が低下し、さらに粘液の粘り気も減り、精子は進みやすくなります。
そして結果的に卵管膨大部に到達できる精子は数百になるのです。
1億が数百って、0.0001%となり、ありえない確率ということです。
※ちなみに精子を卵子のいる場所へと誘導する誘因物質が存在するといわれていますが詳細は不明だそうです。

妊娠するということには、
『よい精子とよい卵子』が『確実に出会う』ことが大切で、”偶然性が少なからず影響”しているということです。
妊娠・出産はたくさんの偶然が重なった奇跡的な出来事なのですね。

流産をした場合、「染色体異常があった」というのは結果論であって、避けようがありません。
卵子や精子の運命は3〜5ヶ月前にある程度決まっているといわれています。
日々の生活スタイルが卵子や精子の染色体に影響していると考えるのが一般的でしょう。
よって不妊治療に取り組むには、日常生活を改めていく必要がある!ということを理解することが大切です。
不妊針灸、卵子、体質改善、精子



不妊と年齢の切っても切れない関係!

高齢化社会といわれてずいぶん経ちますが、高齢化の波は”妊娠”まで迫ってきました。
晩婚化や高齢出産など、年齢に関わることが現在の不妊問題にとても影響を与えていると言わざるをえません。


年齢と不妊の関係を理解するために、まず卵子について理解しなくては!
まずは大原則です。
女性は生まれたときには卵巣内に一生分の卵子の元がすでに存在し、新たにつくられることはありません。
よって加齢とともに卵子は少なくなっていきます。
そして肉体同様、加齢によって老いていきます。
もちろん、個体差があるので同じ年齢でも違いがみられます。

体外受精、精索静脈瘤、人工受精、体質改善
妊孕性・・・妊娠のしやすさ。
よくわからない漠然とした言葉ですが、妊孕性を判断する明確な材料があればよいのですが、ありません。

さて、生まれたときに卵子の数が決まっているので、女性は思春期になったら知識として知っておきたいところですが、教わることもなく、調べることもなく、大人になります。
日本の性教育の遅れが現在の少子化や不妊の現状に影響を与えている一つの要因になっているように思えます。


卵子の数の推移は上のグラフをご覧いただけると一目瞭然ですね。

・誕生時、200万個
・初潮時、20万個
・その後1周期に1000個(一日30から40個)
相当な数が年齢とともに減っていくということがお分かりいただけるでしょう。
また数だけでなく、老化もするので質も低下してしまいます。

現在の医療では、老化した肉体を若々しくすることはできません。
それは卵子とて同じです。

できるだけ早く、不妊治療に着手する必要があるのです。
AMH(抗ミュラー管ホルモン)を測って、間接的に卵子の残存数を知る方法があります。
発育をしている卵胞から分泌されているホルモンです。
発育している卵胞がなければ分泌されないので、卵子の数を表すのです。
ということは、年齢とともに下がってくるのは誰でも同じです。
ただし、AMHは「数」であって、「質」ではありません。
低い=質ではありませんので、妊娠する可能性はあります。
そして、AMHが高いというのもちょっと考えものです。
いわゆる多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)という、卵巣に小さな卵胞が連なって詰まり、排卵に障害をきたす病気が疑われます。
多嚢胞性卵巣症候群は、遺伝性があると言われていますが、それ以外にも男性ホルモンが高い、LHが高い、月経不順、インスリンが効きにくいなどの特徴があります。
1周期にたくさんの卵胞ができてしまうので、多胎のリスクであったり、場合によっては質の良くない卵子、卵子のない空っぽのケースもあるようです。
卵胞がたくさんある場合は、この多嚢胞性卵巣症候群を疑うことになります。

妊娠には、年齢が深く関わってくることがお分かりいただけたと思います。
減ってしまった卵子を増やすことは無理です。
ただ、質を上げていくことは可能です。

所詮、卵巣は血液によって栄養され、ホルモンは血液を巡って目的地へ向かいます。
よって、血流を改善することがとても大切というか、それしか方法がないといったほうがいいかもしれないレベルです。
「下手な鉄砲も数撃てば当たる」ではなく、少数精鋭で実践していくために日々の体質改善に力を入れていきましょう。



妊娠するにはセックスをしよう!

不妊治療を行うカップルでも、セックスの数が多いほうが妊娠率が高い!
という研究発表があります。
さすがに毎日とまではいきませんが、ストレスのない範囲で週に2回程度のセックスがよいのかもしれません。
セックス中は女性ホルモンも男性ホルモンも高まりますので、ホルモンバランスを見直すには重要な時間といえます。
不妊治療は不妊治療として、セックスはセックスとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
妊活、セックス、セックスレス、精子

しかし、不妊治療実践者としての意見ですが、とても大変だったという意見も言っておきます。
男性と女性の性欲の話があります。
男性は10代、20代、50代に性欲が強く、女性は30代、40代に性欲が強いといいます。
実際、男性としての意見では、50代ではないので不明ですが、10代、20代、30代、40代は確かに・・・と納得してしまいます。
女性に至っては、子供を適齢期ということもあり、性欲が高まるのは自然な流れだと思います。

30代、40代の男性は、仕事のほうへやる気が向いてしまうためではないかという意見があります。
年齢的に中間管理職であったり、日々の生活中に抱えるものが多くなってきて、疲れ果て、セックスレスになるという話もあります。
そう・・・原因はストレスと疲労の可能性が高い。
当院も妊活中のセックスについては実践することをお勧めしますが、それがかえって夫婦の歪を生んでしまっては意味がありません。


ちなみに以前は頻繁のセックスで精子の数が減ってしまうと考えられていましたが、毎日作られるので問題ないといわれています。
精子の少ない人、運動率の悪い人は適度に射精したほうが精子の質がアップするという報告もあります。
5日以上の禁欲は精子に影響が出るそうですのでご注意ください。

不妊、東洋医学、銀のすず、妊娠率アップ、体質改善、ERA



太り過ぎはホルモンバランスを悪化させ妊娠しにくくなる!

脂肪と女性ホルモンは親和性が高く、脂肪内に女性ホルモンを蓄積してしまいます。
脂肪内に女性ホルモンが蓄積されることで血中ホルモン量が少なくなるため、ホルモン分泌が増加し、体内のホルモンバランスが悪くなります。
男性についても、太り過ぎは高血圧や糖尿病などの原因となり精子の状態を悪くすることがわかっています。
男女ともに太り過ぎの場合は、ダイエットをしたほうが妊娠しやすいといわれています。

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ダイエットも良いのですが、太っているということに何か理由があるかもしれません。
例えば、甲状腺機能低下症などのホルモン異常ということも考えられます。
体外受精をしている方は、きっと甲状腺の検査をしていると思うので何らかの処置がされているとは思いますが、タイミングや人工授精の方は先に検査しても良いかもしれません。

肥満の場合は、ファスティング、糖質制限などを試みてもよいかもしれません。
ただし、気を付けなくてはならないのは、必要な栄養はしっかり摂ることです。
この時期にも卵子や精子は着々と成長を続けていることを忘れてはなりません。
減量を意識するあまり必要な栄養が卵子や精子に届かなくなってしまっては元も子もありません。
また、卵子や精子だけでなく全身の細胞が生きていていること、それらの細胞の活動量アップが減量には必要だということも忘れてはなりません。
食べないで痩せるとリバウンドの原因になりますから。
また、運動だけで痩せようと思っても筋肉内に脂肪が取り込まれ、霜降り肉になり、巨大となりますのでそれも微妙です。
太っていて負荷の大きな運動をしている方の身体は正直、あまりきれいには見えません。

ちなみに、高度生殖医療で使用するホルモン剤は腰周りに脂肪を蓄えやすいので、スタイルアップを目的としたダイエットはちょっと難しいかもしれません・・・。
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痩せ過ぎもホルモンバランスを悪化させ妊娠しにくくなる!

ホルモンは構造的に3種類に分けられます。
タンパク質由来のペプチドホルモン、アミノ酸から酵素作用に作られたアミノ酸誘導ホルモン、脂肪由来のステロイドホルモンです。
女性ホルモンであるエストロゲン(E2)、プロゲステロン(P4)はステロイドホルモンです。
卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)はペプチドホルモンです。

やせ型の女性は、体内にステロイドホルモンの材料となる脂肪が少ないため、ホルモン分泌の減少が起こる可能性があります。
また、脂肪という効率の良いエネルギーがないため、タンパク質を消耗してエネルギーを作っていることで、卵巣や子宮、卵子など生殖に関わる細胞の構成にも問題が生じる可能性があります。
さらに日々の食事で糖質を多くとっているかもしれません。
そうなるとまた体に良くない影響が起こります。

ホルモン分泌のことを考えて、良質な脂質を摂るように心がけましょう。

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喫煙は妊娠しにくくし、流産率を高める!

タバコを吸う人は、吸わない人に比べて不妊症になるリスクが高く、流産や子宮外妊娠のリスクも高くなります。
妊娠中の喫煙は低出生体重児や早産を招きやすいことがわかっています。
喫煙は栄養の吸収の妨げになることも知られ、また一酸化炭素の取り込みにより酸欠となり細胞の活性化が阻害されます。
血液中にはヘモグロビンという物質があり、酸素と結合して全身に酸素を届ける働きをしています。
一酸化炭素は酸素に比べて1000倍早くヘモグロビンと結合することがわかっています。
つまり、呼吸による酸素と、たばこによる一酸化炭素が同時に体内に入ってくると、ヘモグロビンは先に一酸化炭素と結合してしまうため、体の中が一酸化炭素でいっぱいになるということです。
この状態では細胞内のエネルギー産生を司るミトコンドリアの活動に支障をきたすため、エネルギー産生できずに全身の細胞レベルの低下も起こる可能性があります。
これでは良質な卵子や精子は作れない可能性があるほか、妊娠しても子宮内の血流不全で流産率が上がりかねません。
さらにニコチンやタールなどの有害物質による発がん性などもあり、タバコは極めて危険度の高いものです。
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アルコールはダメなわけじゃない!

お酒は適量であればそこまで問題がないといわれています。
医者によっては少量のアルコールならストレス発散に良いとも言っているようです。
何にせよ、適量というのが大切なんだと思いますが・・・。

ただし、アルコールでも避けたほうが良いものもあります。
ダイエットとも関係しますが、糖質を発酵させてできるのがアルコールなので取りすぎは肥満の原因になります。
特に、ビール、発泡酒、日本酒、カクテルなどは糖度が高すぎるので気をつけたいです。
食事中や食後に糖度の高いアルコールを飲むと、急激な血糖値の上昇によりインスリンが過剰に分泌され、脂肪の増加が起こります。
飲むのであれば、糖度の低いウイスキーや赤ワインがよいでしょう。
またアルコールには脱水作用があり、体内から水分を奪っていきます。
すると体内の水分が蒸発してしまい、血液の濃縮が起こりかねません。
水分補給も怠らないようにしたいですね。

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カフェインだってダメなわけじゃない!

1日に5杯以上のコーヒー、もしくはカフェイン500mg以上を飲むと不妊症リスクが45%高くなり、妊娠中に1日に200-300mgのカフェインを摂ると流産しやすくなるとの報告があります。
ただし、絶対に摂っちゃだめと言うわけではありません。

カフェインはコーヒーだけでなく紅茶、ウーロン茶、ココア、そして多くの女性が大好きなチョコレートの中にも含まれています。
そのため、すべてを排除するのは難しいと言わざるを得ません。

カフェインには交感神経を高める働きがあり、集中したい時などに適量を取る分には良いこともあります。
毎日3杯ぐらいのコーヒーに含まれているカフェインの量なら問題ないでしょう。
できるだけ飲みたくないというのであれば、水やタンポポコーヒー、麦茶、ルイボスティなどのノンカフェインを選んでもよいでしょう。

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牛乳について

私が小学生の頃は「背が伸びるから飲みなさい」とか「骨が丈夫になるから飲みなさい」という教育を受けてきました。
学校給食でも、ご飯なのに牛乳・・・。って思いながら飲みました。

牛乳内に含まれている乳糖を分解するラクターゼ(酵素)が少ない人が日本人の8割とか。
そのため牛乳を飲むと下痢をしてしまいます。
これでは牛乳がどんなに栄養があったとしても意味がありません。

私も必ず毎日下痢をしていて、小学生の頃悩んでいました。
しかしこれが乳糖不耐性だったということは大人になって初めて知ったのでした。

日本人の多くの人が下痢をしてしまう牛乳ですが、さらに悪いことは乳牛は多くの抗生物質やホルモン剤を食べさせられた牛たちであるということです。
その牛が作った牛乳にも同様に抗生物質やホルモン剤が入っているのです。
この時点で牛乳を飲んだほうが良いか考えなくてはなりません。

また、搾乳された牛乳は工場に運び込まれ、低温殺菌されます。
その際、牛乳に含まれる酵素は壊され、良い菌類たちも壊されます。
さらにほとんどのアミノ酸やタンパク質は変性し、ビタミン、ミネラルも壊されて使えないものとなっています。
カルシウムでさえ、使えないカルシウムになるようです。
変性、破壊されたものは数値上では計測できるかもしれませんが、使えなければ何の意味もありません。
そして熱処理されると乳糖が変化し、β型乳糖となり、血糖値を急激に上げることもわかっています。

まだまだあります。
ホモジナイズ=脂肪球の均一化 という行程があり、これをすると牛乳が酸化するそうです。
最近ではホモジナイズしていない牛乳もあるのでそういった牛乳を選んだほうがいいですね。
判断する方法は、クリームラインができるかどうか。

これらの牛乳は生乳、つまり搾りたての場合は話が変わってきます。
熱処理されていないのでアミノ酸や酵素、ビタミン、善玉菌など体に必要なものがたくさん入っています。
こっちの生乳は素晴らしい!!!
是非飲んでください!!!

最近の研究で、牛のたんぱく質にA1、A2があり、ホルスタイン種の牛乳にはA1があり、ガンジー種にはA2が含まれていることがわかりました。
乳牛に多いのはホルスタイン種ですが、A1のたんぱく質はこれもまた下痢や腹痛の原因になるという研究もあります。
ガンジー種の牛乳に含まれるA2は、研究段階ですが子供の自閉症や統合失調症などに効果がみられるとか・・・。

さあ、皆さん牛乳は体によいのでしょうか?

私の実家では昔、乳牛を育てていました。
その当時は子供だったのであまり気にもしていませんでしたが、本来牧草を食べる牛がとうもろこしや麦などの穀物を食べていたこと、しかも紫色をした不思議なとうもろこしを食べていたのを思い出します。
濃い牛乳を作りたい、大量の牛乳を搾りたいと思うのは酪農家であれば至極当然だと思いますので、仕方ないとは思いますが・・・。
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サプリは飲む?飲まない?

いまや妊活に欠かせないサプリですが、実際のところはどうなのでしょうか?
葉酸にビタミンB類、鉄、ミトコンドリアなどなど・・・種類も豊富です。
よくある質問ですが「昔の人は飲んでいなかったのに妊娠できたじゃないですか!」といわれることも。
その通りでございます。

昔の人は飲んでいませんでした。
理由はいくつかあります。 まずは若くして妊娠していたという事実。 そして食べ物が違ったという事実。
若さはここでは割愛します。

日本人は戦後いろいろなことが変わっていきました。
皆さん、ご存知平均寿命ですが、現在は世界トップクラスの長寿国となっていますが、20世紀初めごろは平均寿命30代後半だったのです。
その当時、欧米では平均寿命が50歳を超えていました。
日本の平均寿命が50歳を超えたのは1947年(昭和22年)でした。
欧米に遅れること約半世紀です。
この原因は、発展途上国と同じ、動物性たんぱく質と脂肪の不足であったと考えられています。

1945年、終戦により急激な経済発展が起こり、食生活が豊かになってきました。
米と塩の過剰摂取が改善され、動物性たんぱく質と脂肪の増加により、結核と脳卒中の死亡が減り、1980年(昭和55年)には平均寿命が世界トップとなりました。
このころの食事を欧米化というらしく、今の私たちの食事は欧米化ではありません。

人口増加を見てみると、1947年〜1949年、1971年〜1974年までベビーブームが起こり、爆発的に人口が増えました。
これも戦後から始まったと考えると、やはり生活が豊かになり、食の欧米化があったおかげであるのは事実です。

私の母が1949年(昭和24年)生まれでしたのでベビーブーム真っ只中です。
今まで見たことのないような欧米の食材が並んでいたでしょう。
肉や魚、卵などを今までよりもたくさん食べたことでしょう。
さらにどの家庭も畑で野菜を育て、食べることは従来通りだったでしょう。

その結果、動物性たんぱく質と脂肪の摂取は増加し、ミネラルや食物繊維、ビタミンの摂取はとても優れていたでしょう。
この時点で、葉酸やビタミン、食物繊維の摂取量はクリアされ、腸内環境も良く、栄養の吸収力もよかったでしょう。

こうして、戦後の日本は欧米化により食の安定化が起こり、寿命とともに、健康もある程度は確保した時代でした。

では戦後の当時と現代では一体何が変わっているのでしょうか?
今の食事、食材をみてみると、変なことに気が付くでしょうか?
冷凍食品、簡単な調味料などのレトルト食品、お菓子類などがとても多く普及していることを。
安価で使いやすいというマーガリン、味の素、精製白糖。
さらに自然にはない人工的なものたち、有名なのは石油系で作られるプラスチック製品。
生物が生きてはいけない電子レンジでの調理。
くっつかないテフロン加工のフライパン。
短い時間で成長し、出荷された家畜や魚、そして野菜たち。
遺伝子を組み替えられた(品種改良)された生き物たち。
まだまだ挙げればきりがないほど不思議なものがたくさんあります。

本当に注意しなければ、今ある大部分の食べ物は体に良いとはいえません。

現代の私たちは、量は食べていますが必要なものは食べていない。
そして体に不要なものを多く食べている。
ある意味、栄養失調です。

常に良質なものを食べていればよいのですが、現実としては難しいと思います。
方法としては、サプリを上手に利用するしかないと考えています。

品質とコスパのよいサプリを選びましょう。

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ちなみに私は国内のサプリは購入しません。
もっと高品質で安いものがたくさんありますので!
ご興味のある方はぜひご相談ください。

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女性生殖器の構造と機能を知ろう!

妊娠に直接的に関わっている器官は、卵巣、卵管、子宮です。
生まれる前から卵子を保管し、排卵に向けて成育する卵巣。
精子を迎え入れる子宮とその外側にある腟、精子や受精卵の通り道となる卵管。
卵管の端にある卵管采は卵巣から排卵された卵子を取り込みます(ピックアップ)。
子宮には受精卵が着床して、胎児を育てます。

子宮、卵巣、卵子、卵管、不妊

月経についてもしっかり理解しなくてはなりません。
いわゆる「生理周期」には、卵巣周期と子宮周期の2つがあります。
「卵巣周期」には卵胞期・排卵期・黄体期があり、「子宮周期」には増殖期と分泌期、月経期があります。
この2つの周期をあわせて、私たちは生理周期、もしくは月経周期といいます。

詳しくは下の章で書きます。
一般的には2つの周期は関係性を持って活動していますが、何らかの影響で生理がないけど排卵している、生理があるけど排卵していないということがあります。
妊活中の方にとって基礎体温をつけるのは常識ですが、そもそも基礎体温が何を意味しているのか知っておく必要があります。

月経周期、体質改善、卵巣、卵子、卵管、不妊

女性の月経には低温期と高温期があります。
これがどういった意味を持っているか考える必要があります。

なぜ、低温期と高温期が存在するのでしょうか?
その理由はわかりませんが、低温と高温ですので、様子が異なるということはわかります。
女性の体温が時期によって差がなくてはならないので、皆さんはそれを阻害してはいけないのです。

低温期は、月経に始まり、排卵直前までの期間を言います。
高温期は、排卵から月経が始まるまでの期間を言います。
妊娠をすると排卵から10か月間もの間、高温期となります。


このリズムを正し、しっかり低温と高温が維持できるように生活を送る必要があります。 こちらも参考にしてください。
月経周期について
低温期と高温期をしっかり把握するためには、基礎体温を測定してみるとよいでしょう。



男性生殖器の構造と機能を知ろう!

男性の生殖器は、陰茎、亀頭、海綿体、尿道球腺、前立腺、精管、精巣上体、精巣、陰嚢に分類できます。
これらの男性生殖器は、精子を作って体外に排泄すること、男性ホルモンを作ることを目的としています。
勃起や射精のメカニズムについても理解しておく必要があります。
なぜなら男性不妊の一つである勃起障害は大変なストレスとなり、結果として精子の質を悪化させ得るからです。

精子、精索静脈瘤、体質改善、睾丸、精子の質

ではまず勃起について。
海綿体は細い糸のような血管が無数に集まったスポンジ状の構造で、周りを「白膜」が覆っています。
非勃起時には陰茎海綿体につながる血管や平滑筋は収縮した状態で、血液が中に押し寄せることはできません。
おもに毛細血管を通して、海綿体組織に栄養や酸素を運ぶだけにとどまっています。

性的刺激を受けると、まず脳の中枢神経が興奮し、その情報が脊髄神経を通って陰茎へと伝わります。すると体内では一酸化窒素が放出されます。これが勃起の始まりです。
一酸化窒素が放出されると、勃起に深く関わる陰茎深動脈と螺行動脈がゆるみ始めます。
さらに海綿体の平滑筋も弛緩することにより、多量の血液を受け入れる準備が整います。そして一気に海綿体へと血が流れ込み、血液の圧力によって海綿体は硬くなります。これが勃起という現象です。
一度勃起すると、海綿体を覆う白膜がパンパンに膨れた状態となり、静脈が圧迫されます。これによって陰茎の内圧が上がり、一度流れ込んだ血液が簡単に出て行くことなく、勃起が維持されます。
勃起は副交感神経によってコントロールされているので、リラックス状態でなければなりません。緊張していると勃起状態を作ることはできないのです。

続いて射精について。
射精は交感神経によってコントロールされ、腰椎にある射精中枢から指令が発せられることにより起こります。
射精は主に亀頭冠への刺激によって誘発されますが、刺激の強さよりも一定量の刺激が継続的に蓄積することが必要条件で、刺激の総量がある限界値を超えると腰椎から生殖器を取り巻く筋肉群へ射精指令が発せられます。
一度射精指令が発せられると、あとは射精へ向かって一気に突進していくため、もはや自分の意思で止めることは不可能になります。射精のメカニズムが発動してもう後戻りできなくなる時点のことを不帰点と呼びます。
精子、東京、精索静脈瘤、睾丸、精子の質

次は精子について。
精子は精祖細胞、精母細胞、精娘細胞、精細胞(精子細胞)、精子へと分化成熟します。
この過程に約3か月の期間を要します。
1日に精巣で作られる精子の数は健常成人男性で約2憶ほどで、日々絶え間なく産生されており、精嚢の精液のストックはおよそ3日で一杯となります。
禁欲期間が長くなると精子の質(運動率、奇形率)が低くなることがわかっています。
なので3日に一度は精子を体外へ出し、常に新鮮な精子を溜めておく環境づくりも必要です。
一回の射精では通常1億〜4億程です。
精子は遺伝情報である核DNAを含有する頭部、ミトコンドリアの集合した中片部、さらに中心小体から伸びた軸糸からなる尾部から構成されています。
尾部はエネルギーを取り出す働きをするミトコンドリアを多く含み、これが精子の運動の原動力となり、軸糸を動かし卵子に向かって進みます。いわゆる運動率です。
運動率を上げるためにも、日々の生活の中でミトコンドリアを活性化してあげることが大切です。
精巣の働きは34度以上の温度に弱く、これが睾丸が体幹から離れてぶら下がっている理由です。
また、自転車やバイクに乗ると陰茎や精巣がサドル部分に圧迫されることがあります。
精巣が圧迫されることで熱がこもり、精子を作る機能に影響を及ぼす可能性が高いという研究結果もあります。
精子の女性の体内での寿命は約72時間(約3日)と言われてます。
もちろん個人差はあるので72時間より短かったり、長かったりもします。



妊娠に関わるホルモンについて知ろう!

妊娠するための排卵と月経のサイクルは、分泌されたさまざまなホルモンが、血流に乗り、それぞれの器官に働きかけることで起こります。 ホルモンはそれが、栄養になるのではなく、あくまで刺激となって作用するのです。

どのホルモンが、どの器官に、どのような働きかけをしているのかを理解しておきましょう。

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月経時には、脳の視床下部から下垂体に卵胞刺激ホルモン(FSH)を分泌するように働きかけます。
 指令を受けた下垂体はFSHを分泌し、卵巣に卵胞を成熟させるように促します。
FSHに刺激された卵胞は成熟に伴って、エストロゲン(E2)を分泌します。
エストロゲンによって子宮内膜が厚くなり、頸管粘液が分泌されるようになります。
卵胞が大きくなってエストロゲンの分泌が十分な量になると、それを察知した視床下部は下垂体に黄体化ホルモン(LH)を大量に分泌させ(LHサージ)、卵巣に排卵するよう促します。
LHサージを受けて、排卵が起こります。
排卵後の卵胞は黄体に変化し、黄体からプロゲステロン(P4)とエストロゲンが分泌されます。これらのホルモンの働きで子宮内膜はより厚さを増し、受精卵が着床しやすい環境を整えます。

エストロゲンやプロゲステロン、男性のテストステロンは性ホルモンといわれ、ホルモンの分類では「ステロイドホルモン」に分類されます。
ステロイドホルモンは脂肪、コレステロールからできているのをご存知でしょうか?
エストロゲン、E2、卵子、コレステロール
コレステロールと言うと悪者みたいに扱う方がいますが、そんなことはありません。
もちろん、質の悪い油や糖質から作られる油は体にとって害でしかありませんが、良質な油から作られたコレステロールはとても重要な成分です。
最近流行の「亜麻仁油、オリーブオイル、ココナッツオイル」は積極的に摂ったほうが良い油です。
またバターも体に良いので食べましょう。
反対に、マーガリンや植物由来のホイップ、ショートニングなどは食べてはいけません。
肉の油に関して言うと、霜降り肉などは避けるべきです。
動物が食べている餌に注意して選ぶと良いでしょう。
本来、牛などの家畜は草食です。
これは別のところでも書こうとは思いますが、牛の胃腸は長く、そこに住む腸内細菌が草を食べ、増殖し、その増殖した菌を牛が吸収して栄養を摂っています。
なので、牛などの草食動物は結果的には肉食(菌を食べる)だと言えます。
間接的に菌を食べているはずなのですが、穀物などが入ってくると直接栄養素を取り込むことになるため、積極的に体内に取り込まれてしまいます。
私たちと同様、うまいものを食べてしまうとクセになり、また食べたくなってしまいます。
いわゆる中毒のように・・・。
牛にビール、豚にクッキーを与える農家がいますが、当たり前ですがほろ酔いになり、甘いクッキーを一度口にしたら最後ですね。
グラスフェッド(牧草)で育った家畜とグレイン(穀物)で育った家畜では脂が違います。
できるだけ、牧草など本来の食べ物で育った家畜を口にしたいですね。
家畜が飼育される過程で与えられた餌には抗生物質やホルモン剤が使用されています。
結果、肉や脂身にはホルモンが蓄積され、それを私たち人間が食するので、食物連鎖で私たちにも影響を及ぼします。
外部から入ってくるホルモンは「内分泌かく乱物質」といわれ、危険視されています。
環境ホルモンの参照



不妊の原因について!

妊娠を考える時には、一度は病院での検査が必要です。
原因が分かれば、対処できる可能性がありますから。
まだまだ解明されていないことの多い生殖医療ですが、代表的なものをご紹介します。
ここで注意してほしいのは、「原因」というのはすなわち「結果」だということ。
本当の意味での原因は何も分かっていないのだということをご理解ください。

不妊症の原因
1.特に原因なし
2.セックスレス
3.排卵障害
 @ 多嚢性卵巣症候群(PCOS)
 A 黄体機能不全
 B 視床下部・下垂体性排卵障害
 C 卵巣性排卵障害
 D 早期卵巣機能不全
4.卵子の老化
5.妊娠の妨げになる異常や疾患
 @ 子宮内膜症
 A 着床不全
 B 卵管異常
 C 子宮異常
 D 頸管異常
6.精子の質



不妊の検査について!

1.基礎体温からはじめましょう

病院にかかる前に、自分の月経の状態を大まかに知る必要があります。
基礎体温とは、朝、目が覚めてすぐに測る体温のことです。毎日測定し、記録をつけておきましょう。
排卵があれば、基礎体温は月経から排卵までの低温相(低温期)、そのあとの高温相(高温期)の二相になります。

ただし、基礎体温はあくまで目安になるだけ。誤差も多いので、基礎体温が不安定なのは仕方ありません。
測定する時間、寝返りの回数、室温、睡眠レベルなどの影響も受けます。
基礎体温の測定意義は、今の自分は高温期なのか低温期なのかを知り、生活リズムをつかむことです。

2.月経にあわせた検査

病院での検査は月経周期に合わせて行われます。
低温期:子宮卵管の造影検査、超音波検査(卵胞の発育度)、ホルモン検査(LH:黄体化ホルモン、FSH:卵胞刺激ホルモン、PRL:プロラクチン)
排卵期:フーナー検査、超音波検査(排卵の確認)、ホルモン検査(LH:黄体化ホルモン、E2:エストロゲン、P4:プロゲステロン)
高温期:超音波検査(着床、内膜の状態)、ホルモン検査(LH:黄体化ホルモン、E2:エストロゲン、P4:プロゲステロン)

3.そのほかに必要な検査

クラミジア抗体検査、精液検査も基本的な検査です。 それ以外にも場合によって必要になる検査があります。
腹腔鏡、子宮鏡、抗精子抗体検査、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)負荷試験、甲状腺ホルモン、染色体検査、凝固能検査、抗ミューラー管ホルモン(AMH)など。

血液検査など検査一般は、あくまで相対値であることを理解しておいてください。
最近では検査に反映されない異常もあり、「隠れ○○」といわれる病気も少なくありません。
たとえば隠れ貧血。
めまい、立ちくらみなどの自覚症状はあるが、ヘモグロビンなどは正常範囲内。
身近で聞いたことがないですか?
検査結果の「異常なし」は大勢の人たちから外れていないということをあらわしています。

基準値とは(日本臨床検査専門医会)



不妊治療の流れについて!

不妊治療とは、不妊の原因を治療する もしくは妊娠の可能性を高めるという治療方法のことを言います。
上にも書きましたが、本当の意味での不妊の原因はわかりませんし、妊娠の可能性を高めるというのも漠然としています。
具体的に行われていることとしては、排卵しにくいので排卵誘発法を用い、ホルモンが少ないからホルモンを補充する、卵管が閉塞しているから採卵する、精子の運動率が悪いので顕微授精するということですね。
この方法をしたからといって妊娠するという確証はどこにもありません。
ただ、現状この方法を取ることしかできないということを不妊治療を受ける側も知っておかなくてはいけません。
染色体異常の割合などを考えても、「子供は授かり物」だということを深く感じます。

大きな流れとしては、まずはタイミング法、人工授精、そして体外受精と進んでいきます。
これをステップアップ治療といいます。
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一般不妊治療(タイミング、人工授精)について!

タイミング法・人工授精は一般不妊治療に分類されます。

タイミング法は、超音波検査を利用して排卵日を推測し、性交のタイミングを合わせる方法です。
場合によっては投薬でのホルモン補充を行うこともあります。

人工授精は、用手にて採取した精子を洗浄・運動している成熟精子を回収し、月経周期のタイミングを見計らって子宮内に戻す方法です。
こちらもホルモン補充を行うことがあるようです。
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人工授精の妊娠率はあまり高くない(5から10%程度)と言われていますが、ここまでは保険が適応となるため実践しやすいといえるでしょう。
おおよそ3万円ぐらいが1回の目安です。
月経時、排卵日確認(予測)、排卵にあわせて病院へ行くため、1周期に最低3回は通院が必要です。
人工授精の当日は夫と一緒に病院へ行くか自宅から精子を持っていくため、大変だという声も聞きます。
クリニック内には採精質があります。
妻が持参する場合は、採精後2時間以内に持っていくようにします。

クリニックによっては子宮内に精子を戻すのではなく、卵管内人工授精をするクリニックがあります。
授精は卵管で行われるので、より高い確率を狙ったものです。
料金は3万円ぐらい追加されるようです。



高度不妊治療(体外受精・顕微授精)について!

体外受精は1978年に英国で初めて成功し、ルイーズちゃんという女の子が誕生しました。
当初よく使われていた「試験管ベビー」という言葉を覚えている方もいるかもしれません。
しかし、この言葉は実相を反映していないばかりか差別的な響きをもつため使われなくなりました。
日本では1983年に体外受精による第1子が誕生。
1998年には年間出生数1万人を超えました。
現在、日本で生まれる赤ちゃんの40人に1人は高度生殖医療(ART)で誕生しており、もはや特殊な治療ではなくなりました。
とはいえ、女性の体への負担が大きく、治療費は高額です。
施設や方法によっても異なりますが、1回あたり50万円から100万円が相場となっています。
体質改善、東京 鍼灸、卵子の質
体外受精や顕微授精では、採卵→受精→移植というステップを踏んでいきます。
その中で、時期や状況に合わせて排卵誘発剤をはじめとする投薬を行います。
卵管閉塞やピックアップ障害などのために卵管を卵子が通過できない場合や受精しにくい場合などにとても有効な手段です。
採卵・採精した卵子と精子をふりかけ法もしくは顕微授精を行い、受精卵にします。
このとき受精卵にならない場合もありますが、統計的には約80%が受精卵になるようです。
これを凍結もしくは新鮮なまま移植していきます。

着床の確率は20%程度といわれているので、着床は受精よりもはるかに困難な道のりであることが想像できます。
体外受精の成功率は施設によっても異なりますが、約30%といわれており、約3回の体外受精で大体1度は妊娠できるという計算になります。

体外受精、採卵、採精、卵子、卵管、不妊



ふりかけ法と顕微授精の違い


では、体外受精の流れを見ていきます。

1.卵子の成育
質の良い卵子をいくつか確保しておき、その中から最も良いものを選ぶことが大切です。
そのため、FSH注射やhCG注射などのホルモン剤を投与して、卵子を発育させます。

2. 採卵・採精
卵子が十分に発育したら、卵子を摘出します。「採卵」
男性側は採卵のタイミングに合わせて精子の採取を行います。「採精」

3. 授精・培養
採卵が終わったら、いよいよ受精です。
通常体外受精は、採取した卵子と精子をシャーレの中に入れて受精を待ちます。
顕微授精は、顕微鏡下で1つの精子をガラス針で卵子の細胞質内に注入します。
受精を確認したら培養させ、細胞分裂して発育するのを待ちます。
受精から2〜3日後は「初期胚」、5〜6日後には「胚盤胞」という状態になります。
採卵した卵子を凍結せずその周期に移植する場合は新鮮胚移植へと進み、凍結する場合は次周期以降に移植となります。

4. 胚移植
発育した受精卵(胚)を、初期胚または胚盤胞の状態で子宮内に移植します。 一般的には、初期胚よりも胚盤胞の方が着床率(妊娠率)が高いとされていますが、どの段階で移植するかは胚の状態や子宮内膜のコンディションなどを見て総合的に判断されます。
培養士さんの腕の見せ所ですね。

5. 妊娠判定
胚移植の2〜3週間後に血液検査や尿検査などで妊娠が成立したかどうかを判断します。
施設によりますが、移植後1週間で中間判定を行うところもあります。

以上が体外受精の大まかな流れです。


次に、体外受精の受精方法について。
上でも少し触れましたが、体外受精の受精方法にはふりかけ法と顕微授精があります。
*通常体外受精とはふりかけ法のことをさします。

ふりかけ法は、採取した卵子をシャーレという容器に入れ、遠心分離などで精製した精子を振りかけて自ら受精するのを待つ方法です。

顕微授精は、極細ガラス針の先端に1匹の精子を吸引し、顕微鏡で確認しながら卵子内部の細胞質に直接注入する方法です。

体外受精により妊娠が成功する割合は4人に1人です。
1回あたりの費用が30〜60万円と高額なものですし、採卵などの身体的負荷も大きくなります。

ですから、体外受精のことについて受ける側もきちんと基本的な知識を身につけておく必要があると思います。
医師の中には体外受精の有効性ばかりを強調する人もみられますので、受ける人がメリットだけでなくデメリットについても知っておくべきだと思います。

まず、体外受精を実施するケースとは?
自然妊娠を目指す方法であるタイミング療法や人工授精を一定回数行っても妊娠に至らない場合に検討されます。

体外受精の基本的な内容は、
・卵子を複数得るための卵巣刺激(内服薬や注射を使用)
・排卵の抑制(内服/坐薬/点鼻薬/注射を使用)
・卵子の成熟(点鼻薬/注射を使用)、卵巣から卵子の採取(採卵)
・培養液内での受精、受精卵の培養
・発育した胚の子宮内への移植(新鮮胚移植)、余剰胚の凍結および融解胚移植
から成ります。

卵巣の刺激方法と排卵抑制方法の組み合わせにより、自然周期法、クロミッド法、Long法、Short法、アンタゴニスト法などに分けられます。
使用する薬剤や分量も様々です。

そして、受精方法にはふりかけ法と顕微授精の二つがあります。
体外受精、顕微授精、精子の質、卵子の質
では、それぞれを見ていきましょう。

ふりかけ法
ふりかけ法は、卵子が入っている培養液に精子を振りかけて受精するのを待ちます。1個の卵子に対して約10万個の精子を使って、精子が本来持つ受精能力により受精させる方法です。
タイミングや、人工授精よりも精子と卵子の出会いの確立が上がっているということです。
卵子と数億ほどの精子の中の一つが引き合い、そして受精卵となるので、きっと相性も抜群ですね。
そして、受精後、胚盤胞まで育つ確率が顕微授精より10%ほど高いといわれております。
しかし、受精率は顕微授精よりはるかに低いです。
そして、精子の質がとても大事になります。
重症乏精子症、不動精子症、精子無力症、精子奇形症などにより極端に精子の数が少ないため、精子がうまく卵子に入れないことや、卵子の膜が固くて入れないなどで受精できない可能性があります。

では、顕微授精の場合はどうでしょうか?

顕微授精
顕微授精は精子が不良で受精率の低下が懸念されるときに、精子1個を卵子内に注入し授精を行う手法です。

高度な男性不妊(精液中の精子濃度や運動率が低い場合)や体外受精では受精できないと判断した場合に行います。
顕微授精では細いガラス針の先端に1個の精子を入れて顕微鏡で確認しながら人工的に卵子に直接注入し授精します。
そして、受精卵となり、育つのを待ちます。
精子の数が少ない、運動率が低いといった場合や、女性の体が精子を拒絶する抗精子抗体を持っていて、精子が体内に入れない場合でも、顕微授精であれば受精をサポートすることができます。
一般的に、人工授精や体外受精で妊娠が成立しないとき、最終手段として顕微授精の実施を検討することになります。
ふりかけ法より胚盤胞まで育つ確率は低いですが、受精率は高いです。

体外受精に比べて費用が高いのは、卵子に精子を注入する工程に数万円の費用が発生するからです。

「(体外)受精」では、卵子内に精子の「中身」しか入りません。

一方「顕微授精」では、精子の「全体(外身)」も入ります。
精子の頭には「先体酵素」というのが入っていて、それも入ります。
おまけに培養液も(多かれ少なかれ)入ります。
大分違いますね。いろんなおまけが入っているのです。
この「顕微授精」時に、ついでに入るいろんなおまけがどうなんだ?と、いろいろ議論されています。
今のところ、
『"通常量"なら問題ないのでは? でも少ないに越したことはないよね。』
という感じに落ち着いていると思います。

あと、よくある議論が「精子の選択」の話です。
体外受精では、受精能力を有した精子が自然に選択されて入ります。
しかし、顕微授精では、当事者ではない第三者が選択した精子が入れられる。
「受精能力」を有しているかも不明です。
「やはり、体外の方が安心感がある。"我が子"になる精子を選ぶ奴は一体どこのどいつなんだ!」
という意見と、
「自然で選ばれている精子だって単なる偶然。顕微授精で、その人の目にとまるのも単なる偶然。一緒ではないのか。」
という意見もあります。
どちらも、ごもっともです。

まとめると、体外受精と顕微授精の"違い"とは
・受精率と胚盤胞まで育つ確率。
・顕微授精では、通常の「受精」では卵子内に入らないものまで入ってしまう。
・精子の選択に「人為的な目」が入っている。
・一般に体外受精に比べ、顕微授精は費用が高い

現在日本で行われている「体外受精」の半数以上はこの「顕微授精」なのです。
「顕微授精」は通常の「体外受精」よりも費用が高くつきますが、受精する確率が高いので広く普及しています。
しかし、胚盤胞まで育つ確率がよいといわれている体外受精で受精可能な質の良い卵子、精子の場合でも、本当に顕微にする必要があるのでしょうか??
高刺激などで複数の卵が採れた場合は半々で顕微とふりかけをすることもあり、それをスプリットと呼びます。
スプリットという方法もありますので、ご自身に合っている方法を見つけていただきたいと思います。
銀のすず



ピックアップ障害

ピックアップ障害とは、『排卵した卵子を卵管内に取り込むことが出来ないこと』を指します。 本来であれば、排卵された卵子は卵管采と呼ばれる器官に取り上げられて、卵管へと送り出されます。 しかし、この卵管采がうまく機能しないと、卵子を卵管に送り出すことができなくなります。 すると、精子と出会うことが出来ません。 卵管采とは、卵管の先にある部分で、手のひらを広げたような形をしてます。 ピックアップ障害、卵管采、不妊、体外受精
そして、排卵に合わせて卵巣に近づき、卵子を取り込むと考えられています。 ピックアップ障害が起きると、卵子と精子が出会うことが出来ないため不妊症の原因となります。 ピックアップ障害の原因はわかっていませんが、自律神経のバランスが崩れているせいではないかと考えられています。 卵管采は、自分の意志で動かすことはでいないので、自律神経がコントロールしています。 さて、ここで自律神経の話をしなくてはなりません。 誰もが知っている自律神経は、あまりにも複雑すぎて解明はほぼできていません。 もちろん解明できていることはあるんですが、あくまでわかっているのは表面的な部分だけです。 私たちの体の90%はこの自律神経によって支配されています。 ほぼ自律神経といっても過言ではありません。 もし病院で『自律神経失調症』といわれてしまったら、『自分を全否定された』ように感じてしまうのは私だけでしょうか? そんな自律神経ですが、正確に検査することさえ難しいのです。 以前、病院勤務しているとき、『糖尿病患者の自律神経系とR-R心電図』というテーマで研究していました。 この時、自律神経評価法としてポピュラーだったのがR-R心電図といって、心電図の一番高い山と一番高い山の間を約100拍の時間を測り、その誤差を標準偏差や変動係数で評価するという方法です。 今ではフーリエ変換して評価できる機械もあります。 通常、心拍とは小さな誤差があり、一定ではありません。 しかし、自律神経障害のある糖尿病患者では、小さな誤差がなくなり、一定となります。 糖尿病の合併症である自律神経障害の評価法として用いられているのです。 話を戻して自律神経には種類があります。 交感神経 副交感神経 内臓求心性神経 それぞれが拮抗、協力しながら働きます。 もし、自律神経の問題といわれたらどうしたらいいのだろう・・・ 自律神経には特に「ホメオスタシス」という一定を保とうとする働きがあります そして自律神経と特に関係の深い「免疫」、「ホルモン」があります この3つは「ホメオスタシスの三角」と呼ばれ、常にかかわりを持って動いています ピックアップ障害の改善策・治療法や、妊娠するには・・・ 根本的な治療法はまだ解明されていないため、 排卵誘発剤を使って排卵する卵子の数を増やす改善策があります。 数を増やせば、卵管采が上手く機能していなくても可能性が高まるのでは、と考えられているからです。 また、体外受精も排卵自体が行われているのなら、 卵子と精子の出会う環境を人工的に用意してあげれば妊娠することができます。 ピックアップ障害の場合、体外受精を行うとかなりの確率で妊娠できます。 DOST法を用いる場合もあります。 卵子を採取し、精子と一定時間体外で混ぜ合わせた後に子宮内に戻す方法です。 体外受精のように受精卵に培養してから戻すのではなく、出会いの瞬間だけを手伝います。 治療の期間も1日ほどで終わりますし、 体外受精に比べて費用が安くなるのが特徴です。 自律神経のバランスの崩れによって起きると言われているピックアップ障害ですので、 ストレスの解消やリラックスをするということが大切です 銀のすず



月経周期について

いわゆる月経周期とは、「卵巣周期」と「子宮周期」のことです。
便宜的にまとめて説明することが多いのですが、実は2つの周期のことなのです。
卵巣はホルモン分泌と卵胞および卵子を発育させ、排卵するための臓器です。
子宮は内膜を厚くし、排卵された卵子(受精卵)を受け入れ、妊娠期に子どもを育む臓器です。
すべて連携していますが、それぞれ役割が異なります。

まずはホルモンの流れを見てみましょう。
視床下部、下垂体、卵巣の3つが連携してホルモンを分泌・抑制し、ちょうど良いバランスで卵子を育て、妊娠に備えます。

エストロゲン、プロゲステロン、卵巣機能
●卵巣周期●
卵胞期:1―14日
FSH分泌増加で卵胞が成熟(グラーフ細胞)
1つの卵胞のみが成長し、その他は退縮
卵胞の発育によりエストロゲンが増加し、子宮内膜の肥厚
排卵期:14日目
エストロゲンが急激に増加し、視床下部に作用してLHの一過性分泌増加(LHサージ)*を引き起こし、排卵がおこる(正のフィードバック調節)
黄体期:14〜28日
LH作用で排卵後の卵胞には黄体が形成されプロゲステロンが分泌
プロゲステロンの作用により子宮粘膜から分泌液がでる
受精が行われない場合、黄体は退縮し白体となりプロゲステロン量も低下
基礎体温が最も高い
卵管の運動はエストロゲンによって亢進、プロゲステロンによって抑制

●子宮周期●
月経期:子宮内膜の脱落により膣より出血
増殖期:卵胞の分泌するエストロゲンの作用により子宮内膜の増殖
分泌期:排卵後黄体の分泌するプロゲステロンの作用により内膜からの分泌物が増え受精卵が着床しやすくなる
    受精が行われない場合、黄体は退縮し白体となりプロゲステロン量も低下する



ストレスと不妊

エストロゲン、プロゲステロン、卵巣機能

現代社会はストレスが多いと言っても 誰も疑問を抱かないことと思います。
不妊治療はさらに大きなストレスがかかります。
ただでさえストレスを感じやすい現代社会で生活を営む上、なかなか子供が授らないとなると、ガンなどの命にかかわる病気の宣告を受けることと同じレベルのストレスを感じるようになると指摘する専門家もいるくらいです。
ストレスが原因で不妊になることは既に生理学的にも裏付けられており、不妊であることによるストレスが妊娠をさらに遠ざけることになるというのもうなずけます。
かの有名な黄帝内経にも、精神的に不安定では妊娠できないと書いてあります。

ストレス状態での身体のメカニズム
嫌なことに対峙した時、脳の中の、理性を司るところと本能に忠実なところとの間で葛藤が起こります。
そして理性が本能を抑え込んだときにストレス状態が発生します。
そうすると脳は“嫌なこと”に対して闘争、あるいは逃走するように、身体を臨戦態勢にします。
ストレス状態を感じ取ると、 脳幹にある“視床下部”というところが副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)というホルモンを分泌します。
そして、このCRHは下垂体に働きかけて副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を分泌させ、ACTHは副腎に働きかけてコルチゾールを分泌させて、ブドウ糖生成を促し、ストレスに対しての臨戦態勢を取ります。
ところが、この状態が長引くと免疫作用を抑制し、同じく副腎皮質から分泌されるコルチコステロンというホルモンが脳の神経細胞の働きを抑制してしまいます。
さらにCRHは、自律神経のうち交感神経を活性化させ、副交感神経を抑制します。
これも身体を臨戦態勢にするためで、交感神経はノルアドレナリンを分泌、さらに副腎の髄質というところを刺激してアドレナリンというホルモンを分泌させます。
アドレナリンやノルアドレナリンはコルチゾールと同様、血糖値を上げ、心拍数を増やし、血管を収縮させて血圧を上げます。
このようにノルアドレナリン・アドレナリンは、お互いに協力しあって脳や身体に活動態勢をとらせる働きをするのですが、これが長期間に及ぶと疲弊してきます。

ストレスによって妊娠しづらくなるメカニズム
不妊が先でもストレスが先でも、ストレスによって妊娠への道のりは厳しくなります。
その理由は、ストレスによる脳と副腎の反応と妊活におけるホルモン分泌の反応に共通点が多いことです。

★ストレス時のホルモンの分泌経路
 視床下部→〈CRH〉→下垂体→(ACTH)→副腎皮質
★毎周期の生殖機能を働かせるホルモンの分泌経路
 視床下部→(GnRH)→下垂体→(FSH・LH)→卵巣

視床下部、下垂体は共通しており、最後が副腎か卵巣かというところに違いがあるだけです。
平常時は生殖機能をしっかりとコントロールしているのですが、過度のストレスが長期間に及ぶと自分の身体の緊急事態に対処する生体反応を最優先し、生殖機能を含む他の日常的な生命活動が犠牲になってしまいます。

自律神経失調症、ホルモンバランス、体質改善
一方の自律神経ではストレスによって 交感神経が活性化され、副交感神経が抑制されてしまいます。その結果、血管が収縮し血流不良となります。
ある研究者は、副交感神経が抑制されることで月経血が逆流して子宮内膜症を起こし、血流障害が長引くことで子宮筋腫が出来やすくなり、さらには白血球が多くなることで卵管に炎症を起こしやすくなると指摘しています。

とても重要なストレス対策
アメリカで実施された調査でも、過度な不安や心配・焦り等の精神状態が体外受精等の不妊治療において、良好な卵子の採卵から採卵後の受精率、さらには胚移植後の着床率、妊娠継続率等すべての治療のステップにおいて、その結果に大きく影響を及ぼしていることが明らかになっています。
ストレス解放というのは簡単ですが、どのように解放するかが大切です。
私たちの用いる鍼灸やマッサージ、アロマセラピーは肉体だけでなく、精神面へも作用します。
じっくり行うカウンセリングやリラックスできる個室での対応もストレス軽減に一役買います。少しでもストレスを解放して妊活に取り組んでほしいと願っています。
アロマセラピー、不妊、アロマ、体質改善



生命力と生殖能力

さて体外受精が誕生したのは1980年代。
この画期的な方法により、それまで妊娠できなかった方たちが妊娠することができるようになりました。
私の推測ですが、当時の不妊はホルモン異常、卵管閉塞、子宮筋腫、子宮内膜症など今でいう一般的な不妊の原因ではなかったでしょうか?
※もちろん例外はあったと思います。
私の母親は23歳で姉を産んでいますが、当時は一般的な出産年齢だったのだと思います。
一昔前は比較的早い年齢で妊娠・出産をしていたでしょう。
妊娠する女性の多くは若かったはずです。
2018年現在、不妊で悩んでいる方の多くは検査でも原因がはっきりせず「原因不明」と言われているのではないでしょうか?
当院には30代半ばぐらいから40代の方が多く来院していますが、「原因不明」の場合は卵子の老化というしかないのかもしれません。

ふとした疑問です。なぜ若い頃に妊娠しやすいのでしょうか?
その答えは生命力がカギを握っているとしか考えられません。
AMHという残りの卵子数を表す数値があり、低いことで急いだほうがいいといわれるのも、年齢・生命力を表しているのではないかと考えるわけです。
生きとし生けるものは誕生とともに、死に向かっているといわれます。
生命力を取ると、年齢が若いほうが高いのは当たり前です。
女性は第二次性徴(12歳)ぐらいから閉経(50歳)まで月経が起こり、妊娠し得る特別な期間を過ごします。
新しい命を育み・つなぐということは、自らの生命力を次世代に分け与えていくことではないかと考えます。
妊娠、出産、育児を近くで見ていると、まさに命がけ。
高齢になればなるほど自分の命を続けることが精一杯となるので、最初に生殖能力が低下していくのだと思います。

生命力、自然治癒力、東洋医学、不妊針灸

妊娠するためにはやはり生命力を高めていくことが何よりも重要だと考えるため、生命力アップを目指します。
ではどうするか?
私たちの肉体は車の部品とは違い、替えが効かず、一生使い続けなければなりません。
しかし、日常生活での疲労やストレスなどで傷んでくることを避けることはできません。
傷んだところを修復し、さらにエネルギッシュに活動できる身体作りをすることが大切です。
もともと備わっている自然治癒力のアップと、プラスアルファを心がけることです。

自分自身の睡眠や食事、運動、ストレス解消などをもう一度見直す必要があります。
今の生活で身体に負担をかけていることはありませんか?
私たちは、生活習慣の改善に全力を尽くしてアドバイスを提供し、鍼灸マッサージを通して、体質改善を目指しています。

自分の生活スタイルがどうなのか、お聞きになりたい方は是非ご相談ください。
銀のすず



怖いエストロゲンについて!

エストロゲン(E2)といえば女性ホルモンの一つであることを妊活中の方はご存知かと思います。
エストロゲンは女性をつくるホルモンと言っても過言ではなく、第二次性徴の発現、子宮内膜の増殖、月経周期の成立と連携、乳腺管の増殖分泌促進という大切な役割をしています。
コレステロールを原料とするステロイドホルモンに分類され、卵巣をはじめ、脂肪組織、精巣、副腎からも生成されます。
よって男性にも存在します。

エストロゲン、不妊、内分泌かく乱物質

もちろんエストロゲンは男女ともに必要なホルモンですが、現代社会では、本来あるべきプロゲステロン(黄体ホルモン)やテストステロン(男性ホルモンの一種)との比率から逸脱し、エストロゲンが過剰に体内に存在するようになってしまったのです。
これを「エストロゲン・ドミナンス」と言います。

子宮筋腫、子宮がん、子宮頚部異形成、乳がん、前立腺がん、不安、気分の動揺、イライラ感、不眠、頭痛、疲労、むくみ、性欲の減退、甲状腺機能障害、生理不順・PMS、不妊、乳房の圧痛、多嚢胞性卵胞、喘息、蕁麻疹、湿疹、鼻づまり といったアレルギー症状、加齢亢進、特に腰まわりと太ももの脂肪の蓄積、胆嚢の病気、血栓の増加、低血糖、銅の過剰と亜鉛の欠乏、マグネシウム欠乏、ビタミンB群の欠乏、閉経前の骨密度低下、骨粗鬆症、自己免疫疾患、無精子症などなど。。。
それはそれは多くの病気の原因の一つとなっています。

ここまででもエストロゲンの過剰は怖いと言っている意味がお分かりいただけたと思います。さて、どうして過剰になるのでしょうか?
それは内分泌攪乱物質、つまり環境ホルモンによる影響が強いことがあげられます。

環境ホルモンとは一体何で、どのように私たちの身体にどのように入ってくるのでしょうか?

代表的なものとして、プラスチックの一つであるポリカーボネートがあげられます。
ポリカーボネートはビスフェノールAと塩化カルボニルを材料として作られますが、ビスフェノールAは強いエストロゲン様作用(エストロゲンに似た働き)があることわかっています。
このポリカーボネートは学校給食の食器や哺乳瓶にまで使われています。
95度の熱湯をポリカーボネート製の哺乳瓶に入れたところ、ビスフェノールAが検出されたという報告もあります。

さらに最悪の環境ホルモンであるダイオキシンにもエストロゲン作用があります。
青酸カリの1000倍もの毒性をもつ恐ろしい物質です。
とても身近にある塩化ビニール、塩化ビニリデンを燃やすと生成され、いったん体内に入ると排出することが難しい物質です。

私たちの身の回りには、ペットボトルや発泡スチロール、カップ麺の容器などプラスチック製品がたくさんあります。
これらにも同様にエストロゲン作用がある可能性が高いといわれています。

その他、殺虫剤や工業廃棄物、自動車の排気ガス、石けんやシャンプー、ネイルポリッシュ、家具や建材の塗料にも含まれ、すべて同様にエストロゲン作用があることがわかっています。

実は食事からも入ってきます。
女性ホルモンを投与されている肉類、養殖の魚、そして大豆、砂糖、炭水化物などもエストロゲンの過剰を引き起こします。
見直しが必要ですね。

私たちの周りを良く見渡してください。

本当にたくさんの内分泌かく乱物質、環境ホルモンが存在し、外来性のエストロゲンであふれかえっています。

妊活においては、何よりも自分のエストロゲンが一番です。
そう、自分のエストロゲンが一番なんです。

ポリカーボネートのエストロゲンではダメ。
ダイオキシンのエストロゲンでもダメ。
大豆のエストロゲンでもダメ。

自分のエストロゲンが一番なんです。

そこで、卵巣機能を高めるのはもちろんのこと、エストロゲンの原料である良質な脂質の摂取、肝機能を高め、コレステロール合成促進、そしてホルモンやコレステロールを運搬するための血流を良くすることが、自分のエストロゲン合成・分泌に不可欠であることを理解しておかなくてはなりません。

食事はご自身で注意して内臓機能を高め、血流改善は私たちの針灸マッサージでお手伝いします。

もっと詳細が知りたい方は、ぜひご相談ください。
銀のすず



活性酸素の恐怖

活性酸素について、皆さんはどのようなイメージを持っていますか?
分子で表すと、酸素はO2、活性酸素はO2などとなります。
少しだけ化学のお話をしますと、そもそも分子はお互いに結合することで安定して存在しています。
酸素分子(O2)は酸素原子である(O)が2個結びついて1個の酸素分子を形成しています。
酸素原子(O)は、中心に1個の原子核があり周りを8個の電子が回っています。酸素原子の場合は図のように電子の軌道が2つあり、この8個の電子は内側の軌道に2個、外側の軌道に6個が回っているという構造をしています。

活性酸素、不妊、卵子の老化

通常、電子は2個のペアで存在しており、これが最も安定的な形だとされています。
ところが酸素原子の外側の軌道を回る6個の電子のうち、2個だけはペアになる相手を持っていないのです。そこで同じようにペアのいない他の酸素原子の外側の2個の電子とくっついて2つの酸素原子が結びつき、酸素分子(O2)となって安定するのです。

しかし何かのはずみで、ペアの組めない電子(不対電子)ができてしまいます。それでもなんとか相手を見つけて安定するために、他の物質の分子から電子を掠奪しようと襲いかかります。
これが活性酸素です。
つまり、酸素がペアとなる電子を欠いて掠奪者となったものが活性酸素なのです。
この掠奪者のことを”フリーラジカル”といいます。

一方、掠奪された側も活性酸素となって他の分子を襲って電子を掠奪します。
するとまた掠奪された分子が他の分子から電子を奪い取ります。こうして、次から次へと連鎖反応を起こしていくのです。
こうして電子が奪われていくことを”酸化”と呼び、逆に電子を奪って安定することを”還元”と呼んでいます。

つまり、フリーラジカルが他の分子から電子を奪いとることにより、その分子は「酸化」してしまうのです。
酸化というのは、金属のサビや食べ物の腐敗のことです。体の酸化が進むと、鉄と同じように細胞をサビつかせるのです。

"活性酸素”は非常に過激で酸化力が強烈なのです。体内の細胞を次から次へと酸化していく超酸化力によって、私たちの体内にある血管や臓器がボロボロになっていきます。

病気の90%は活性酸素によるものだといわれています。
私たち人間は生命を維持するため、空気を吸って生活しています。この空気の21%は酸素です。毎日500 リットルほどの酸素を消費しています。
この中の2-3%が活性酸素になり、正常な酸素から電子を奪い取ります。奪い取られた酸素もまた活性酸素となり、他の正常な酸素を攻撃して電子を奪い取りにいくのです。このような連鎖反応をどんどん起こして、活性酸素が一気に増えていくのです。

なぜ呼吸をするのかというと、生命維持に必要なエネルギーを得るためです。
細胞内のミトコンドリアで絶えず酸素を消費して、エネルギーを作っているのです。
この過程でも一部で活性酸素が作られて「免疫機能」の一端を担っています。
血液中の白血球が体内に侵入したウィルスや細菌を分解するための武器として使われます。
また、日々体中で発生する「がん細胞」を攻撃・破壊してくれます。
体内で余った水素と結合して水をつくる働きもしています。

免疫機能について見ると、活性酸素が良いものに見えてきますよね。
もちろん無くてはならないものですが、現代は「活性酸素の過剰」が起こっているのも事実です。

酸素に触れたものは、必ず酸化していきます。

ここで妊活にお話を戻します
妊活において質を上げたい卵子や、精子も私たちの細胞の一部であり、DNA情報が埋め込まれてます。
卵子や精子がサビているなんて考えられないですよね。
何と言っても抗酸化が必要になってきます。

これ以上増やさないためにも活性酸素の発生源となるものはできるだけ避けましょう。
紫外線、たばこ、電磁波などの活性酸素を過剰に発生させる原因には近づかず、対策をすることです。
呼吸によって取り込んだ酸素は、体内の通常の代謝活動の中で約2-3%%は活性酸素になると言われています。
ということは、激しい運動や有酸素運動はもってのほかです。
風邪をひいたり病気になっても、免疫機能が働くことで活性酸素が増えます。
他にも、大気汚染 や食品添加物、医薬品や放射線、ストレスなどの日々の環境でさえも活性酸素は増えてしまうのです。

活性酸素、抗酸化物質、精子の質、卵子の質

活性酸素を必要以上に増加させないためには?

まずは外からの有害物質を取り込まないようにしましょう。

例えば、、、
・タバコはなるべく吸わない。
・お酒を飲みすぎない。
・化学物質を含むものをなるべく口にしない。
・化粧品や洗剤などにも気を遣う。
・紫外線やX線などには対策を行う。
・薬を飲みすぎない。
・ストレス管理
・健康な身体の維持
などが挙げられますね。

実は私たちの体には、活性酸素の発生を抑えたり、活性酸素によるダメージを軽減させる機能もあります。
いわゆる抗酸化酵素と呼ばれるものが存在するのです。
カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)です。
カタラーゼは細胞小器官のペルオキシソームの中にあり、長鎖脂肪酸のβ酸化、コレステロールや胆汁酸の合成、過酸化水素(アミノ酸やプリンの代謝などで発生した活性酸素の一つ)の分解を行います。
ミトコンドリア内の電子伝達系ではスーパーオキシドアニオンO2が常に作られ、それをスーパーオキシドディスムターゼが過酸化水素に変換し、その後ペルオキシダーゼによって水に変えていきます。

必要最低限の活性酸素、つまりβ酸化やコレステロールや胆汁酸の合成、アミノ酸やプリンの代謝、電子伝達系などで発生したものは自分で処理できますが、それ以上の活性酸素は処理が追いつかず、DNAを傷つけてしまうということです。

対策として、抗酸化成分を積極的に摂りましょう。

抗酸化成分には、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、βカロテン、リコピン、グルタチオン、ポリフェノールなどがあります。

ショウガは最強の抗酸化物質と言われるものなので、食事に摂り入れることもおすすめです。

銀のすず



妊活に鍼灸治療は効くのかどうか?

世界的に注目を受けている針灸治療。
日本ではあまり広まっている治療法ではないですが、欧米、中国、韓国などではかなりの利用者がいらっしゃいます。
欧米の研究では、妊娠率を上げるという研究論文がたくさんあります。
果たしてその効果はいかがなものなのでしょうか?

私たちは針灸師ですので、もちろん効く!と思って実践いますが、一般の方にはまだわからないことが多いのではないかと思います。
実際、効く、効かないと言っている時点で、あやふやな感じです。

針灸は東洋医学の一部分で、中国発祥で数千年の歴史があります。
東洋医学、針灸、ホルモン、自律神経
今のように血液検査や超音波、レントゲンなどない時代ですの、細かく、そして客観的に人体を探ることはできませんでした。

できることとすれば、「よく観察すること」です。
実際は、自覚症状や他覚症状、食事や運動、住環境、体格、さらには季節や気候など身の回りのものを総合判断することが大切でした。
「腰が痛い」と言えば、いつ、どこで、どこが、どのように痛むのか、全身に何か反応はないか、普段の生活はどのように、痩せすぎていないか、筋肉量はどうか、寒いか、雨の時につらいかなど確認します。
何らかの反応が出ているということは、体内や体外で何かが起きていると判断できます。
これらの情報は、個々の状態を表すものですね。
つまり人はみな、違う。
個に重きを置いた見立てがあったのです。
その何かの反応が病的なものか、生理的なものかを判断し、針灸や漢方、気功などを施していきます。

妊活をしていると、「あの人は〇〇で妊娠した」という情報が多く出回っています。
が、
その〇〇という情報は赤の他人が実践したものであって、年齢も体格も、生活スタイルも、性格、運動歴も、何もかも違うのです。
「〇〇クリニックに行ったら1回で妊娠できた人がいる。だから私も妊娠できると思うから行ってみようかな。」
残念ですが、そううまくはいかないでしょう。
個体差を考えることはとても難しいのです。

病院での医療も、東洋医学の世界も経験してきた私からすると、お互いに良し悪しがあり、それの良いところどりをすることが大切なんだと思います。
ただし、良いところどりをするにしても、病院は機器の充実、医師の経験など最高峰の病院を選択する必要があります。

鍼灸院の場合は、知識と技術はもちろんですが、施術環境、施術者への安心感などその他のエッセンスがとても大切になることを忘れてはなりません。
何せ、受け取る側も様々で、ものさし的なものがあいまいで、一定的なもので評価ができないものなのです。

患者さんから聞いたいくつかのケースをご紹介します。
<ケース1>
初めて予約をするとき、ホームページを見て、良さそうだなと感じ、予約をします。
実際、鍼灸院に行くと、自分の好きな空間で、心地よいと感じます。
カウンセリングで施術者は丁寧で、嫌な感じがしない、むしろ安心感がある。
聞きたいこと、知りたいことをなんでも応えてくれる。
針灸治療が始まると、タオルの使い方や鍼灸、マッサージが心地よく、ついウトウトしてしまう。
施術が終わると、「あ〜気持ちよかった、なんだか身体が軽くなった」と感じる。
アフターカウンセリングで、これからどうのように体を整えていくかのアドバイスをもらう。
次の予約をしようと思う。

<ケース2>
初めて予約をするとき、ホームページを見て、予約をした。
針を刺して、そのままの状態で、寝かされ、その後針を抜かれ、治療終了。
何が何だかよくわからない状態で終わった・・・。
やる意味あった?

<ケース3>
初めて予約をするとき、ホームページを見て、電話をしたら電話対応があまりにも悪く、予約をやめた。

<ケース4>
初めて予約をするとき、ホームページを見て、予約をした。
実際、鍼灸院に行くと汚れている、不潔感がある・・・。
もう行くのはやめよう。

<ケース5>
初めて予約をするとき、ホームページを見て、予約をした。
施術者の印象が悪い(怖い、不潔、コミュ障、肥満、肌荒れ・・・目的に応じて変化)。
信頼できない。
次回は止めておこう。

<ケース6>
初めて予約をするとき、ホームページを見て、予約をした。
施術者の印象も良く、丁寧だったが、施術がどうもいまいちだった。
費用と施術のバランスが見合わない。
次回はどうしよう?

<ケース7>
初めて予約をするとき、ホームページを見て、予約をした。
とても傲慢な施術者で、常に上から目線だった。
ストレスを感じてしまう。

これらは鍼灸院に限らず、病院でも同じかもしれません。
特に不妊治療に通っている人は女性なので、気持ち、雰囲気などを大切にする方が大勢いますので。

針灸などの代替医療は「プラシーボ」と言われています。
もちろんちゃんとした効果も期待できるのですが、プラシーボでさらに倍増の効果が期待できるのです。
まさに「病は気から」という言葉がぴったり来ますね。

こういったことは多々起こりうることです。
ダイエット目的で通おうと思っていたのに、施術者が太っているのでは説得力はないでしょうし、健康になりたくて行っているのに、健康には見えないのではちょっと行きにくくなります。

自分自身で体験して、もっともご自身が納得できる鍼灸院を探し当てることが大切です。
そうでなければ、針灸の素晴らしい効果は期待できないのかもしれません。


病院は統計学をもとに成功率の高い方法をチョイスし、治療に当たります。
このため、卵子のグレードやホルモン、子宮内膜の状態から「〇〇%の確率で妊娠する」という病院もあります。
不妊の方をいくつかのグループに分類し、そこの当てはめ、治療法を決定していきます。

東洋医学の場合は、個を観察して、針灸を施していきます。
身体を観察、触診、問診をしてどういう状況なのかの判断をしていきます。
状態の傾向はあるものの、不妊を同じ不妊とは考えることがとても難しいのです。
実践する鍼灸師もまた、感じ方や考え方に個人差があります。
それも相まって複雑化するのでしょう。

針灸師の治療法にはいくつかの方法があります。
私たち鍼灸師が使用するツボは361個あり、またそのツボをつなぐ川のような経絡が20本あります。
ツボとは一体何か?
東洋医学、ツボ、針灸、自律神経
そうですね、難しい質問です。
何かと聞かれれば「パワースポット」とでもいえばよいのでしょうか?
気というエネルギーの集まったところであり、その気をコントロールすることで体の不調を改善していきます。

実際にツボの場所には何があるのかと聞かれても、具体的に説明することはできませんが、数千年の時を経て、人々が経験した効果を脈々と受け継ぎ、現在に至ります。

たとえば、「足三里」というツボが足にあるのですが、このツボを押すと腸が動きます。
神経かといわれれば、関係ないとは言えないものの、神経とも言えず、ただ動くという事実、そして足三里の所属する経絡はお腹を通っています。
人体にはまだまだ不思議なことがたくさんありますね。

まとめると針灸治療は個を対象とし、体中に表れている反応を探し出し、効果のあるツボや経絡に針や灸を行います。
気のコントロールをすることで自然治癒力を高めていきます。

それ以外にも、筋肉や神経といった解剖、生理学的なものへの刺激という方法もあります。
電気を流す鍼治療を受けたことがある方もいるかもしれません。
筋肉は収縮と弛緩を繰り返す習性があるため、電気を流すことで、緩める働きがあります。
神経は運動神経や痛みや温度などを感じる感覚神経、自律神経系があり、ピンポイント、もしくは周囲、さらには圧迫しているものへの刺激で神経の調子を整えようとします。
この神経への刺激は、筋運動だけではなく、内臓機能、血行、痛みなどにも効果を引き起こせる可能性があります。

よって針灸治療の可能性は
・ツボを使って気血の巡りを改善する
・五臓六腑の働きを正常化する
・運動効率を上げる
・感覚を正常化する
・ホルモンや血行、消化吸収など自律神経系を正常化する
などが期待できるということです。


ただし、治療院の環境や施術者の性質も影響を与えるということも再度念を押しておきます。

私たちの身体は日々の生活習慣によって作られていきます。
積み重なってできていくものなので、改善するにも積み重ねていく必要があります。
相性の良い鍼灸師を見つけ、妊娠しやすい体質改善、健康増進を目指しましょう。
銀のすず



不妊治療の病院選び

ここでは東京、神奈川、千葉を限定して当院に良く通われている方たちの病院をご紹介します。
クリニックの方針や医師との相性もあるでしょう。自分に合う病院選びが最も大変かもしれません。
通院開始の年齢なども考慮した病院選びが重要でしょう。

加藤レディースクリニック

KLC、不妊
日本全国から来院します。
特徴としては自然周期による体外受精をします。
この病院はおそらく来院数日本一といっても過言ではない不妊クリニックでしょう。
海外からも多くの方が通われているとか。
来院数も数千人といううわさを聞きます。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

両角レディースクリニック

不妊治療、東京、不妊鍼灸
最近、『最後の砦』といわれているクリニックです。
アクセスの良い銀座にあり、刺激法を特徴とします。
ストレスの多い不妊治療が少しでも快適に過ごせるように空間作りにこだわっています。
40歳以上の女性が多く来院しています。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

リプリダクションクリニック東京

通いやすいクリニック、不妊治療、不妊鍼灸
大阪が本拠地で、数年前に東京で開院しました。
新橋駅直結でアクセスも良く、ガラス張りで明るいクリニックです。
特徴としては刺激法で、不育症、男性不妊にも積極的に取り組んでいます。
私イチ押しのクリニックです。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

杉山産婦人科

タイミング、人工受精、着床率
世田谷区にある産科クリニックが丸の内に不妊専門のクリニックを作りました。
アクセスがとてもよいことから遠方からも通われているようです。
私も一度訪れたことがありますが、きれいな空間でした。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

はらメディカルクリニック

ふりかけ、針灸、不妊
こちらの原先生とは、一度書籍の執筆でご一緒させていただきました。
不妊治療ステップアップベストガイド 銀のすずにも多くの方がご来院しています。

梅ヶ丘産婦人科

東京、体外受精、不妊、顕微授精
こちらのクリニックの特徴は、最も弱い治療から開始し、妊娠するまで徐々に治療をステップアップして強くしていくことを念頭に置いています。
25年間に来院された不妊患者さん26513組のうち15566組、59%がすでに妊娠されています。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

京野アートクリニック高輪

銀のすず、卵子の質、精子の質、不妊
こちらのクリニックの特徴は、男性不妊、FT(卵管鏡下卵管形成術)、IVM(未成熟卵体外培養法)、ERA(子宮内膜受容能検査)を積極的に行っています。
17年間で10,000人以上の赤ちゃん誕生の実績を持っています。
ERA(子宮内膜受容能検査)という今話題の治療も行っています。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

五の橋レディスクリニック

銀のすず、東京、不妊
こちらのクリニックは、江東区でお産病院として歴史と実績のある五の橋産婦人科の姉妹クリニックです。
「不妊症と女性特有の疾病の治療」を中心に、女性の皆さまの健康をサポートするクリニックです。
タイミング法から体外受精まで幅広く治療を行っています。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

新橋夢クリニック

銀のすず、不妊針灸、不妊整体
加藤レディースクリニックの流れをもつ有名なクリニックです。患者さんの負担の少ない低卵巣刺激かつ高い妊娠率を目指します。
患者さんが通院しやすい、温かみのあるクリニックで、流産予防に力を入れています。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

はるねクリニック銀座

銀のすず、不妊鍼灸
スタッフはすべて女性というクリニック。初めて治療を始めようとする場合には安心感があります。 経験豊かな女性専門医がアットホームな雰囲気で治療にあたります。とくに、患者さんとの信頼関係を大切にすることによって、より適切な方法を選択できるよう心がけています。 銀のすずにも多くの方がご来院しています。

銀座すずらん通りレディスクリニック

不妊針灸、卵子の質、着床不全
タイミングから体外受精、月経トラブル、感染症まで幅広く、対応してくれるクリニックです。 女医であるということを活かし、 受診される方の気持ちもケアしながら 「わかり易く、温かい医療」を第一にしています。 銀のすずにも多くの方がご来院しています。

木場公園クリニック

不育症、着床障害、PCOS
女性には日帰りの腹腔鏡下手術、子宮鏡下手術、卵管鏡下卵管形成術、男性には日帰りの精索静脈瘤の手術などを実施し、できるだけ自然に近い方法で妊娠していただきます。
このように当クリニックでは、ご夫婦の立場に立った生殖専門医による大学病院レベルの高品位な技術と、欧米スタイルの心の通った女性・男性不妊症の診察・検査・治療を行わせていただきます。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

神戸ARTレディスクリニック

多嚢胞性卵巣症候群、勃起不全、精索静脈瘤
こちらは神戸にありながらも東京から通院する方が大勢いるクリニックです。
一番の特徴は着床前診断を実践していることです。染色体異常による流産を経験した方は一度は悩むそうです。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

楠原ウィメンズクリニック

妊活、不妊鍼灸、子宝神社
楠原ウィメンズクリニックの診療の目標は、不妊に悩むすべての方が妊婦に到達できることを目指しています。
そのために体外受精、顕微授精から一般不妊治療まで、患者様一人ひとりに最も適切な治療法をご提供いたします。
銀のすずにも多くの方がご来院しています。

以下追ってご紹介したいと思います。

キネマARTクリニック


ファティリティクリニック東京


順天堂大学病院 順天堂医院


新宿ARTクリニック


聖路加国際病院


はなおかIVFクリニック品川


はなおかレディースクリニック


神奈川レディースクリニック


田園都市レディースクリニック


福田ウイメンズクリニック


矢内原ウィメンズクリニック


みなとみらい夢クリニック

ノア ウィメンズクリニック


海老名レディースクリニック 不妊センター


山下湘南夢クリニック


馬車道レディスクリニック


高橋ウイメンズクリニック


窪谷産婦人科 IVFクリニック


高橋レディースクリニック


さちレディースクリニック


津田沼IVFクリニック


中野レディースクリニック




ERA検査とは何だろう?

ERA検査(Endometrial Receptivity Array)

最近聞くことの増えたERA検査というものをご存知でしょうか。

ERA検査とは?
女性一人ひとり、最適な着床の時期が違うといわれています。
2013年にスペインのグループに子宮内膜受容能力検査についての論文が発表され、子宮内膜組織の遺伝子検査により、個々の症例の「着床のウインドウ」がいつなのかを個別に確認することが可能になりつつあることが示されました。

いわゆる、子宮内膜受容能検査(ERA)は、子宮内膜組織の遺伝子レベルで調べ、着床のタイミングが合っているかどうかをチェックする検査です。
それにより自分の着床ウインドウを知ることかできるようです。

また、反復着床不成功例に対して行う検査です。
体外受精の治療で良好胚を移植してもなかなか着床しない場合があります。
凍結融解胚盤胞を複数回移植しても着床に至らないことを「反復着床障害」と言いますが、多くは胚の染色体異常が原因ではと考えられてきました。
子宮内膜を着床可能な状態にしているつもりでも、遺伝子レベルでは準備が整っていない場合があるというのです。
そこで、融解胚盤胞を移植する場合、移植する日の子宮内膜が着床可能状態にあるかどうかを検査します。

検査周期では移植は行いません。検査だけを行います。
以前は検査を2回行うこともありましたが、再検査などがない場合、今は1度の検査で子宮内膜の状態が分かるようになりました。

着床障害の女性側の原因として、子宮内膜増殖症、子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内癒着といった子宮因子や卵管水腫などの卵管因子、血栓傾向などの問題があげられていましたが、それらを除外できた場合でも胚と子宮内膜の「着床のウインドウ」のズレが示唆されるようになってきたのです。

着床ウインドウ(WOI)とは?
胚が着床できる子宮内膜の受容可能期間のことを指し、通常は月経が始まってから19日目から21日目といわれています。
この時期のことを「着床ウインドウ」と呼んでいます。

着床ウインドウ(WOI)のずれとは?
子宮内膜にP4(黄体ホルモン)投与を開始してから120時間後にWOIが存在する方が多い中、P4投与を開始してから96時間後もしくは144時間後にWOIが存在する方がおられます。
こういった方を「WOIがずれている」と言います。
ERA検査を受けられた患者様の30%近くが、着床ウィンドウの時期がずれていたという結果が分かってきております。
Era、着床の窓、着床障害

では、どのような検査をするのか?
細いカニューレ(管)にて子宮内膜を採取しますので、痛みはほとんどありませんが、採取が困難な方の場合などは必要に応じて前処置や静脈麻酔下(鎮痛、鎮静)での処置となる場合があります。
融解胚盤胞移植実施の周期に使用するホルモン剤を用いて、移植をする周期と同じような方法でで、着床しやすくするために子宮内膜を厚くしていきます。
ホルモン剤を投与してから、5日目に、子宮内膜の組織を採取して、検査を実施します。

融解胚移植の場合
エストロゲン製剤(卵胞ホルモン製剤)を月経2日目から服用開始。
月経12日目ごろに内膜の厚さを確認。
プロゲステロン製剤(黄体ホルモン製剤)を開始して、5日目に子宮内膜組織を採取し、検査に提出。

自然周期の場合
排卵を確認してから5日目に子宮内膜組織を採取し、検査に提出。

*検査結果が出るまでには2〜3週間かかります。
当日はシャワーのみ可(入浴不可)、性交渉も不可だそうです。

子宮内膜を採取した時期の結果が受容性のある場合、【着床ウィンドウ】には問題がなく良質な受精卵をこの時期に同じ条件にて移植していくことにより妊娠が期待できます。
非受容期との結果が出た場合は、再検査が必要となります。
この場合、検査結果には次回検査時の子宮内膜採取のタイミングの指示が記載されています。
再検査の場合、移植も延期となります。
しかし、ただ先送りになるわけではなく、再検査によって最適な移植時期を特定したことにより、妊娠率が24%向上するというデータが得られています。

妊娠に至らない原因がホルモン、卵管、子宮内膜の厚さ、卵子の老化、精子の異常、血液凝固異常、免疫異常、染色体異常などから新たな原因が見出されました!!!

さすが科学というところでしょうか?
細分化が進み、卵子や精子という種の遺伝子レベルでの異常、子宮という大地の遺伝子レベルでの異常を見つけたということですね。

精子や卵子に関しては着床前診断で、子宮に関してはERA検査でチェックすれば、妊娠率のアップは確実なのでしょう。

子宮の遺伝子検査は大いに行われていくことは想像できますが、精子や卵子の遺伝子検査は難しいでしょうけど・・・。
銀のすず



妊活への薬膳を考える

みなさんは薬膳に対して、どんなイメージをお持ちですか?
・なんだか作るのが難しそう
・健康に良さそうだけど、取っつきにくい
・薬膳の料理は見た目が地味そう
・特別な材料が必要
・苦そう、おいしくなさそう
マイナスなイメージが多いですよね。
それは、きっと薬膳を知らないからです!


ではまず、薬膳とは
中医学理論に基づいて食材、中薬と組合せた料理であり、栄養、効果、色、香り、味、形など全てが揃った食養生の方法です。
「薬膳料理」と称されることもあるが、「膳」自体に「料理」の意味が含まれています。
わかりやすく言うと、中医学理論に基づき調理された料理で、病気の予防や回復、保健を目的にした、おいしい食事のことです。
薬膳料理は、生薬を使ったものだけではなく、日々の私たちが食べている穀物や野菜、肉、魚、乳製品などを材料にしたものも含まれます。
生薬を使っていれば薬膳だということは感覚的にわかっても、普通の食材を使って作る料理が薬膳なのだということは、いささかピンとこないのではないでしょうか?
生薬配合の料理だとありがたみがあっても、普通の食材を組み合わせた料理が薬膳だといわれても、普通と薬膳の違いがどこにあるの?と思いますよね。

そこです!ここが肝心なところです!
生薬を配した料理があっても、それが中医学理論に基づいていなければ、薬膳とはいえません。
枸杞やナツメを使っているから薬膳料理だ、とはいえないということです。
そして、おいしくなければいけません。
おいしくなければ、毎日食べることはできませんし、
『おいしい』と思う情報が脳に感知されると、胃の消化液もスムーズに出てきて消化され、腸で吸収、体にとって栄養になります。
プンプン、イライラしながら食べると交感神経(興奮)が優位になり、消化不良を起こしたりします。

また、人は季節・住環境・生活スタイルで目まぐるしく体調が変化します。
自分の口にしたものがエネルギーに変わり、自分の体を動かす原動力となります。
また自分の気持ち「精神」も体に影響を及ぼします。
人の身体は一つの有機体なのです。

身体は全ての細胞たちがお互いに協力をして、『自分』という有機体を作っています。

そんな身体を作る大事な作業が『食べるという行為』です。
この"食べる"という人間の基本的な行為を一度見直してみてはいかがでしょうか。

そもそも、普段の生活、健康にはまず食事です。
妊活においてはもっと重要になってきます。
そして、体力がないと鍼灸、漢方は受けられないのです。

そこで、東洋医学で食べ物には「気血水穀」という言葉をご存知でしょうか?
『エネルギーを補うには食べ物から』
ということです。

出産までには赤ちゃんを10月10日お腹の中で育てます。育てるにも体力が必要です。
その出産に至るまでの前段階として、妊娠中にも体力が必要です。
それにはまず、私たちそのものが元気で、体力がなければなりません。

なぜなら、卵子・精子は私たちの細胞の一部。
卵子や精子の質を上げたいのであれば、私たちそのものの質を上げることが必要になります。
子供や受精卵、卵子・精子も私たちの分身なのです。
私たちが元気でなかったら、分身も元気がないということです。

しかし、いくら薬膳は身体によいからといって、気を付けなくてはならないことがあります。
@『気』『血』『水・津液』のバランスが大切
A妊活に良いものを口にする
B妊活に悪影響のあるものは口にしない

薬膳、妊活、精子の質、卵子の質
「気」が足りない・滞る
基礎体温のバラつき、切迫早産になりやすい、卵子に栄養がいきにくい、卵子の育ちが悪い、など。
気が足りない:山芋、牛肉、ウナギ、栗、クルミ、ショウガなど
気が滞る:柑橘類、セロリ、春菊、パクチー、黒酢など

「血」が足りない・滞る
月経期間が短くなる、内膜が薄くなる、卵子の育ちが悪い、基礎体温がばらつく、など。
血が足りない:鶏、牛レバー、ニンジン、クコの実、ナツメなど
血が滞る:ニンニク、桃、ラッキョウ、シナモン、ショウガ、黒酢など

「水・津液」が滞る
津液の流れが悪かったり代謝が悪いと、むくみがでる。むくみがあると「気」や「血」の流れが悪くなる、ホルモンの流れが悪くなりホルモン値が低下する、など。
水が足りない:豆乳、豚肉、梨、トマト、杏仁、松の実など
水が滞る:緑豆、玄米、海藻類、ショウガ、黒酢など

わかりやすく言い換えると、すべてエネルギーです。
『気(き)』とは、強い活力を持ち、常に運動している精微物質です
『血(けつ)』とは血液と大差はありません。
『水(すい)・津液(しんえき)』とは血液以外のすべての体液です。

そのバランスが大切です。
妊活に良いもの
薬膳の考え方では、黒い食べ物、根菜類、海藻類が生殖能力と深い関係のある「腎」に影響をし、身体を冷やさない食べ物を積極的に食べる。 黒胡麻、黒豆、山芋、わかめ、ひじきなど
ニラ、シナモン、クコの実、かぼちゃなど
ドライフルーツも良いと言っている人もいます。
ナツメやクコの実には気、血を補う作用があると考えられています。そこで積極的に進める人もいますが、気を補うことはできると思いますが、血はさすがに補えないでしょう。鉄分ないし、タンパク質もないから。
妊活に悪影響のあるもの
一般的に体を冷やすものは妊活には天敵である。
トマトやキュウリなどの夏野菜からスイカや柿、ハト麦などは体を冷やしてしまうからNG。
要は冷やすなということですね。
冷えは大敵なのだが、冷えているということはそれだけ活力がないことを意味する。
活力を呼び起こすために、肉体を活性化する食事をしなければならない。


良いものを口から取り入れ、ご自身を健康に、元気にしてください。
それが妊活への近道かもしれません。

中医薬学で、医食同源ということばがある通り、
病気を治療するのも、日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つために欠くことができないもので、源は同じだという考えという言葉があるくらいですから。
妊活中、妊娠中、産後、育児など人にはタイミングがそれぞれです。
また人も年齢や体格、性格もそれぞれ違います。

状況によって変わってきますので、実際に何を食べたら良いか、カウンセリングでお伝えしておりますのでいつでもご相談ください。
銀のすず



睡眠と妊娠に関わる成長ホルモンとメラトニンの関係

妊活に臨む女性たち、いやすべての女性たちは仕事のストレス、対人ストレス、そして妊活ストレスに悩み、眠れない日々を過ごしてはいませんか?
一般的ですが、睡眠不足は肌荒れの原因となり、皆様のお肌に多大な影響を与えていることと思います。
美容だけでなく、不妊と睡眠の関係が言われるようになりました。
その理由を理解するために、睡眠について勉強しなくてはなりません。
睡眠、メラトニン、成長ホルモン、卵子

私は昔、「なぜ人は一日8時間も寝なくてはならないのか」と疑問に思ったものでした。
一日24時間しかないのに・・・若いころはそう思っていました。
しかし、睡眠のメカニズム、ホルモンを詳しく知ることでその疑問は簡単に解決できました。

それでは考えてみましょう。
睡眠には、「「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2タイプがあります。
レム睡眠は比較的浅い眠りで身体は休んでいるけれど脳は活発に動いている状態。
ノンレム睡眠は深い眠りで脳も身体も深く休んでいる状態を指します。
私たちが睡眠に入るとまず深い睡眠であるノンレム睡眠が現れ、約90分のサイクルでレム睡眠とノンレム睡眠とが繰り返されます。

このノンレム睡眠には私たちの未来への大切な時間なのです。

私たちの身体はゴールデンタイムである10時から深夜2時の間に成長ホルモンが分泌される仕組みになっています。
成長ホルモンというと、「背が伸びる」とお思いかもしれませんが、それは成長期の人。
大人の場合は、壊れた細胞や組織の修復や細胞の活性化を担います。

特にノンレム睡眠の状態にあるときに分泌が高まります。
成長ホルモンはその他のホルモンを調整する働きがあり、同じく脳下垂体前葉から分泌される卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンの分泌にも影響を与えます。
つまり、健やかな卵子の生成には成長ホルモンのしっかり分泌される必要があり、そのためには十分な睡眠が必須と考えることができます。

また、最近は睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの存在も妊娠に深く関係していると考えられています。
時差ぼけがある人が飲むというメラトニンのサプリも最近、妊活中の間で流行っています。
松果体から分泌されます。

朝日を浴びてから14時間後に分泌が始まるメラトニンは、眠気を誘うだけでなく体内の活性酸素を抑制する抗酸化作用を有します。

またもここで活性酸素の話ですね。
ストレスや喫煙、糖質の過剰など様々な場所から生まれてくる加齢物質。

活性酸素は卵子を攻撃する要素の1つですから、睡眠不足によってメラトニンが分泌不全となると、卵胞発育の過程で酸化ストレスが生じて卵子の成熟を妨げてしまうのです。
採卵をしても、卵子の質が悪い、もちろん卵子だけではなく精子だって同じです。
活性酸素は怖いのです。
活性酸素から少しでも身を守るメラトニンはとても重要だということがわかりますね。
メラトニンは、必須アミノ酸に一種であるトリプトファンから合成されます。
食事も一緒に見直す必要がありますね。

さて睡眠によってホルモン分泌が変わり、妊活にもどうやら影響があるというのはお分かりいただけたと思います。
いわゆる「溜め寝」はできませんので、毎日、早めに寝なくてはなりません。
また量もさることながら、質も高めないと成長ホルモンやメラトニンは出ないかもしれません。
そこで、深い眠りが継続できているかをチェックする方法を知っておきましょう。

ノンレム睡眠の時は、抗利尿ホルモン(おしっこしたいを抑える)が下垂体後葉から分泌され、夜中トイレに目覚めないようになっています。
もし1〜2時間おきにトイレに目覚める人は、睡眠の質を疑ったほうがいいかもしれません。

ここでは卵子の話をしましたが、男性の精子だって同じです。
成長ホルモンや活性酸素のダメージはあります。
男女関係なく、質の良い睡眠を心がけましょう。

不眠の原因は、心身へのストレスが大きく影響いたします。
どこかで発散するところはないのか、発散できるものはないのか、探してみてはいかがでしょうか?

我が家の発散は、旅、犬、テレビで、私個人は読書、散歩です。

また、針灸マッサージは自律神経を整えるには最適ですね。
自律神経はホルモン分泌をコントロールしていますし、睡眠も自律神経がコントロールしています。
全身を緩ませ、整える鍼灸をやはり不妊治療の一部にするのは意味があることでしょう。
どうぞ、皆様のお近くの鍼灸院へ行かれてはどうでしょうか?
銀のすず



東洋医学の伝来

さて、このあたりから東洋医学のお話もしていきます。
そもそも東洋医学とはなんでしょうか?
・中国伝統医学
・韓医学
・漢方医学
・アーユルベーダ
・ユナニ医学
などのアジア一帯に広がる医学の総称です。

その中でも私たちの馴染みがあるのは、中国伝統医学と漢方医学かと。
この二つを紹介します。

●中国伝統医学
歴史的には数千年前、三国志の時代にはあったのでとても古い歴史があります。
中国伝統医学という名前こそ最近のもので、中国は大きいので各地で発達した文化は違っていました。
海に近いところ、山深いところ、平地、乾燥している地域など、土地のつくりや気候など自然環境の違いでした。
住環境の違いがあるので、そこで発生する病気も違いがあったでしょう。
その環境の違いから、針、灸、方剤、導引・気功が発達しました。
これらを終結したものが中国伝統医学です。

中国伝統医学で礎になった書物といえば、「神農本草経」、「黄帝内経」、「傷寒論」、「金匱要略」です。

神農本草経は一つ一つの生薬の性質について書かれているもので、上品、中品、下品の3種類に分けれらています。
この書物は神農という三皇五帝の一人で、人々に医療と農耕の術を教えたといいます(伝説)。
とりあえず、口にして毒か薬かを区別するために 何度も倒れたそうです。
神農、東洋医学、不妊、針灸

黄帝内経は黄帝と呼ばれる三皇五帝の一人で、現存する中国最古の医学書を書き記したとされています。
この書籍は、中国伝統医学の基本理論である陰陽論、五行論、易学、天文学などが人の成り立ち、健康とは、病気の成り立ちなどが書かれています。
黄帝内経こそが、中国伝統医学の根底にあるものです。
黄帝、陰陽、五行、針灸

続いて傷寒論、金匱要略は張仲景が書き記した書物です。
かの有名な葛根湯の処方が書かれた本ですね。
この2種の本は、病気に対してどの薬が効いたかという処方集でした。
なので、難しい理論を知らずとも、一般市民まで広く利用することができた書物です。
葛根湯、傷寒論、金匱要略

その後、多くの医学者が技術と理論を構築し、長い年月をかけて、構築された中国伝統医学は今なお、世界中で利用されています。

●漢方医学
約700年ごろ、中国より遣隋使、遣唐使がやってきました。
その時の中国より仏教の書籍とともに医学書も運び込まれました。
これが日本における中国伝統医学の伝来でした。
ただ、この時運び込まれた書物は傷寒論と金匱要略であったといわれています。
つまりハウツー本ですので、「理論なき実践」ということです。

難しいことを抜きにして、風邪ひいたら葛根湯を飲んでおけよ!!!という感じでしょうか?
なので、中国伝統医学と漢方医学は同じようで同じではなく、その後独特な日本風に仕上がり、現在に至ります。

現状、日本の場合、エキス剤になっているものが主流で、中国では煎じ薬が主流です。
また、取り扱っている生薬も中国は数千、日本では500種類ほどとか。
扱っている方剤名が同じでも、中身はちょっと違うこともあるでしょうね・・・。
針灸に関しても、腰痛=腎ゆというようにハウツーが存在します。

どちらが優れているかは、いろいろな考えがあるので正解はありません。
人の数だけ病があると考える中国漢方医学と、次第に日本の漢方医学(和漢方)に違いが生まれてきました。
江戸時代までは漢方医学が日本のメインの医学でしたが、欧米の力が入ってくる明治には「蘭学」を日本の医学にしようと政府が資格制度を作りました。

これで、表舞台から漢方医学が消えました。

突然のことで、今まで漢方医学をしていた医者は医者ではなくなり、きっとビックリしたことでしょう。

実は毛沢東の時代にも同じことが中国でもあったそうです。

その後、中国伝統医学は世界に誇れるものだということで、国を挙げて世界に発信することになりました。

中国では、中国伝統医学を行うものを中医師といい、病院の医療を行うものを医師の2つで対応しています。

日本では、漢方薬を扱う薬剤師、針灸を行うものを鍼灸師、薬膳は調理師や栄養士、気功は気功師に分類され、現在に至ります。

そして薬、針灸の両方を取り扱うことができるのは医師のみです。

こうして数千年の歴史のある中国から伝来した医学は現在に至ります。
銀のすず



妊活と葉酸について

まずは葉酸を知りましょう。
妊活、不妊、葉酸、着床率

葉酸は、ビタミンM、ビタミンB9などとも呼ばれ、水溶性ビタミンに分類されます。DNAなど核酸の合成や細胞分裂を促進、造血作用に欠かせない栄養素です。

妊娠中に葉酸が少ないと、神経管閉鎖障害(神経管は脳や脊髄の原型)が起こり、二分脊椎症や無脳症のリスクが高かくなることが知られています。
また、妊娠を希望する女性にも葉酸が重要だといわれ、巷で多くの広告がなされています。
その理由には流産率の低下、不妊治療の成績に差があるとの報告があるからです。

葉酸は「食事」と「合成」の形で摂取することができます。

食事=天然=プテロイルグルタミン酸=ポリグルタミン酸型
合成=人工=プテロイルモノグルタミン酸=モノグルタミン酸型

この両者の大きな違いは吸収率です。
食べ物から吸収した葉酸は、ポリグルタミン酸型なので、体内でモノグルタミン酸型に形を変えて、初めて小腸から吸収されます。
途中で胃液やらで壊れるものもあるでしょう。
すると吸収量は減ってしまいます。
なので、吸収率を考えると合成の葉酸が良いといわれています。

ちなみに1日の摂取量は1000μg(1mg)で、モノグルタミン酸型として取り入れたいですね。
では実際、食事由来にはどのくらい入っているのでしょうか?
モノグルタミン酸型に換算して表示します。
葉酸といえばほうれん草ですが・・・100gの茹でたほうれん草に含まれる葉酸は110μg。
生だと一束ぐらいでしょうか。
茹でると握りこぶしぐらいの量です。
これを10セット食べれば一日の葉酸は確保されます。
ほうれん草食べるなら、枝豆(260μg)のほうが多いですね。
ちなみにブロッコリ(120μg)、アスパラガス(180μg)です。

実は植物より動物に葉酸は多く含まれているのです。
鳥のレバー(1300μg)、牛のレバー(1000μg)、豚のレバー(810μg)、うなぎ(380μg)、生うに(360μg)です。
どう考えても動物性、とくにレバーを食べるのが合理的ですね。
100gのレバーを食べれば1日の摂取量はクリア!

もちろん毎日食べるのは難しいし、コストパフォーマンスも気になるところ。合理的にサプリでも良いかもしれません。

一般的なサプリは天然型で400㎍が一般的ですので、これでは正直まったく足りていません。
もしサプリを選ぶときには天然由来ではなく、合成の葉酸を選び、含有量も7〜800μg(食事で200μg摂るとして)のものを選ぶ必要があります。

食事もサプリも継続が鍵となります。
もともと体内に微量しか存在しない成分ですので、すぐに結果が出るわけでもないかもしれません。それでもコツコツと摂っていく必要があります。

ご主人様の精子にも良い影響があるとのことですので、ご一緒に摂られてはいかがでしょうか?
銀のすず



妊活と水について

私はどんな栄養素よりも、水が最重要であると考えています。
妊活、水、卵子の老化、男性不妊

私たちのカラダにはとても多くの水分が含まれています。
新生児は80%、乳児70%、成人60%、高齢者50%ぐらい。
体重換算すると、体重50kgの女性には32kgの水分を持つということです。ちなみに、次に多い成分はたんぱく質で18%といわれており、約5kgとなります。

体内の水分は、細胞内液と細胞外液に分けられます。
細胞内液は細胞の中の水分で2/3、細胞外液は血液やリンパなど1/3となります。

これだけ多い水分ですが、年齢とともに少しずつ減ってきます。
生まれたての赤ちゃんはピチピチで、張り裂けんばかりの肌ですが、ある年齢を重ねると小じわやシミそばかすが目立ち始めてきます。
細胞内液が減り、細胞のハリがなくなり、細胞外液が減り、血液はドロドロとなり血行不良、そして細胞内へ影響がでるのです。
肌だけでなく、髪の毛が細くなる、爪が割れやすい、膝や腰などの関節が痛いなど体内の「水分」が減ってきて起こる現象です。

瞬間的な脱水でも起こらなくもありませんが、普段からの水分量の減少が"老化"と比例しているように思えます。

最近、「卵子の老化」という言葉があるように、妊娠したいと考えている女性の卵胞や子宮内膜だって例外ではないと考えられます。
だって、女性のおなかの中に宿すものは、90%の水分からなる胎児なのですから、母体に水分がなければ生み出すことは難しいというのは誰だってお分かりではないでしょうか?

東洋医学では、陰陽論という考え方があり、すべてのものを性質や形など色々な角度から2種類に分けるという考え方があります。
天と地のように、男性と女性もまた陰陽に分けられ、男性は陽、女性は陰となります。
単純に陰と陽ではなく、それぞれの特徴を深く考えさせる分類法です。
ちなみに、東洋医学独特の考えである気、血、水の3つの物質も分類でき、気が陽、血と水は陰となります。

生殖器の形状による分類、性格的な分類、筋肉量による分類、動作量による分類など挙げればきりのないほど、男女の特性を説いた分類法です。

「女性は陰の生き物」と呼ばれるように、陰の性質を持つ生き物。
毎月やってくる月経もまた、女性にのみに与えられた自然であり、出血は体内から血を排泄し、新しい血を作り、子を宿す準備をするのです。
そしていつの日か、陰の生き物である女性が水分の塊である胎児をおなかに宿す。
さらに歳を経て、女性は閉経し、子供を作ることができなくなる。

これが自然の摂理ではないでしょうか?

では水分はどのくらい摂ったらいいのでしょうか?
一般的には2〜2.5リットル毎日摂るべきだといわれています(個人差あり)が、私たちのカラダでどのぐらい水分が動くのかを理解しましょう。

出る水分
@ 皮膚、呼吸、汗:900cc
A 尿:1500cc
B 便:100cc
合計2500cc

入る水分
@ 食物:600cc(ご飯1膳90cc、トマト1個150cc)
A 体内でできる代謝水:200cc
B 飲料水・・・
飲料水以外で800ccなのでイコールにするには1700ccの水分を飲まないと足りなくなります。

足りなくなったらどうなるのでしょうか?

私たちのカラダは中では"渇き"が起こり、細胞や組織は多大な影響を受けることとなります。

食べるのを忘れても、水分を飲むことだけはわすれてはなりません。
女性が生涯において気になる肌や髪、爪などの美容、そして妊娠できるカラダには水分が重要だということです。
銀のすず



妊活と運動について

妊活、運動、ミトコンドリア、卵子の老化、活性酸素、男性不妊

そもそも「運動」とはなんでしょうか?
物理学では「物体が時とともに空間的位置を変えること」をいいますが、私たちの言う運動とは「カラダを動かすこと」です。

私たちは、字の如く「動く物」。
私たちのカラダは動くように、構造と機能が備わっています。

原始時代から少し前までは、生活のすべてで「動かなくてはならない」状況ばかりでした。
日々の移動はもちろん、食糧確保、物の運搬などすべて人の力によって行われてきましたが、近年、私たちの生活は便利になり、どうしても活動量が減ってきました。
結果、筋肉量は低下し、代謝が落ちてきたという事実は認識しなくてはなりません。

よって現代人は運動するべきです。

ただし、これだけは忘れないでほしい。
むやみやたらな運動はするべきではない。
自分に必要な運動を行うことです。
誰かがこの運動は素晴らしいといっても、自分に不要であれば、害になることがあることを知っておかなくてはなりません。
ちなみに私は、毎日運動します。
絶対に呼吸が乱れるような運動はしません。
深く、少ない呼吸を心がけ、腹筋に力を込め、親指を意識し、少し歩幅を広げるように歩きます。
話を戻して、
運動の良し悪しを簡単に解説し、自分に足りないものを考え、また不妊と運動との関係もお話します。

まずは運動の運動の良いところのご紹介です。
・健康増進、体力維持
・血行改善
・ダイエット効果
・心肺機能向上
・筋力増強、それに伴う関節への負担減
・ストレス発散(精神安定、達成感など)

続いて運動の悪いところのご紹介です。
・過剰な運動で組織破壊や疲労物質の蓄積
・過剰な有酸素運動による活性酸素の過剰発生
・無酸素運動による筋肉の肥大化(マッチョ)
・無酸素運動によるエネルギー代謝の悪循環
・怪我や突然死

さらに不妊との関係をご紹介します。
・活性酸素が卵子の老化を招くかもしれません
・炭水化物食の場合の運動は卵子は栄養されません
・脂肪、たんぱく質食の場合の運動は卵子へ良いエネルギー供給が可能となります
・過度な疲労により細胞の活性は下がってしまいます
・不要な筋肉を付けすぎた結果の血行不良が懸念されます

このぐらいでしょうか?

私はもともとかなりハードに運動をしてきましたが、運動は必要だといいながらも、反対の意見を述べています。

その理由は、「他人が良い」ということと「自分に良い」はイコールではないということです。
まずは誰かを見る、誰かの意見を聞くのではなく、自分を見つめてあげることこそ、すべての第1歩ではないでしょうか?

自分を理解して改めて、自分に合った運動をみつけ、実践する。
ウォーキングでも、ランニングでも、水泳でも、加圧でもなんでも自分に必要であればとても素晴らしい運動です。
ぜひ自分に合った運動を見つけてから運動を始めましょう。
どんな運動をしたら良いのかわからない場合はご相談ください。
銀のすず



妊活とルイボスティについて

妊活、ルイボスティ、カフェイン、卵子の老化、男性不妊

「ルイボスティを飲むと妊娠するらしいよ!」
とよく聞かされるフレーズですね。

結論から言って、それで妊娠するなら誰も困っていないという事実。
とはいえ、カラダに悪いといっているわけではありません。
ルイボスティはとてもカラダに良いものです。

さて有名なルイボスですが、5年前のハーブの本には記載がありません。
ここ最近注目されているのですね(大昔から原住民には利用されています)。
生息しているのは南アフリカで、それ以外の地域では栽培できないそうです。
それがまた、希少性を増しますね。

さてルイボスの良さといえば
@ アンチエイジング・美肌
A 妊活
B むくみ・冷え
C アトピー
D ダイエット
E 安眠効果
F 二日酔い
G 貧血
H 生理痛
I 便秘・下痢
J 水虫
K 加齢臭・体臭
L 更年期
M 熱中症
N 糖尿病・痛風
O 花粉症

たくさんの効能があります。
とくに着目するのは、活性酸素分解酵素SODという活性酸素を分解する酵素、抗酸化物質をたくさん持つことです。抗酸化物質といえばアンチエイジング。
活性酸素はカラダにとって悪者のイメージが強いですが、バイキンからカラダを守るという殺菌効果がとても強い。ただ、増えすぎるとカラダを酸化(錆付かせる)させてしまう。
普通に呼吸していても増えるし、激しい運動、喫煙、強いストレス、紫外線の浴びすぎなどによってもっと増えてきます。
近年、「卵子の老化」が騒がれていますが、活性酸素もまた原因となっているはずです。であればやはり活性酸素をカラダから除去する必要があります。
そこで抗酸化物質を摂る必要があります。ルイボスも良いですが、ブルーベリー、バナナ、にんにく、キャベツ、ショウガ、たまねぎ、ブロッコリー、ココナッツ、アボガド、納豆、たまごの卵黄、アーモンドなどにも抗酸化物質が多く含まれていますのでバランスよく摂りましょう。

そして、ルイボスには多くのミネラルを含むというのも特徴です。カルシウム、亜鉛、リン、マグネシウム、マンガン、鉄、銅を他のお茶より多く含みます。カラダに必要な成分ですのでしっかり摂りたいところですが、過剰摂取は負担になるということを知らなくてはなりません。
高カルシウム血症、高マグネシウム血症、高リン血症、銅の過剰摂取で嘔吐や下痢・パーキンソン・貧血など、鉄の過剰摂取で嘔吐・下痢・ショック症状、マンガンの過剰摂取で運動失調・パーキンソン病などの原因、もしくはきっかけになるかもしれません。

また上記に書いた他の食材にも多くの成分が含まれているので、過剰摂取などバランスを考えてお摂りください。

絶対にないと思いますが、ルイボスだけしか口にしない、ルイボスの栄養に頼り切っているのであれば、完璧なルイボスを探し、単体での栄養を考えればよいでしょう。
あくまでバランスです。

最後にノンカフェインと低タンニンであるということ。
どうしてもカフェインを悪にしたいようなので、カフェインを「毒」と考えるのであれば、ルイボスやデカフェを飲みましょう。ここでは説明しませんがデカフェはめちゃくちゃカラダに悪いです。私だったら迷わずカフェイン入りのコーヒーを飲みますが・・・。
タンニンは鉄の吸収を阻害するので、摂りすぎは貧血の原因となります。ルイボスは低いのでルイボスや食事に含まれる鉄の吸収を阻害することはないでしょう。

たくさん良いことのあるルイボスですが、効果のあるものには必ず副作用があります。
この世に万能薬など絶対にないのだから。
たとえば
@ 眠たくなる
A 葉酸が壊される
B 冷え性
C 胃腸機能の低下
などがあります。
ご注意してください。

ルイボスは原住民の薬草として愛され、利用されていましたが、今では世界中で利用されています。
ルイボスに限らず、最近流行のチアシードなども昔から原住民に愛されていました。
それが現代になってスーパーフードとして脚光を浴びています。

流行った時代は違いますが、原住民に愛され、使われていた薬草たちって実はたくさんあるんです。
たとえばコーヒー、茶葉(紅茶、緑茶、白茶など)、ローズマリー、ユーカリ、ラベンダー、マテなども現地ではとても良い薬草として利用されていました。
現代では私たちの生活にも溶け込んだ当たり前の植物ですがきっとルイボスもそのうち当たり前になり、ジャングルの森の中で発見された新たな植物が脚光を浴びるときが来るのでしょう。
私たちの身近にあるショウガやニンニクもスーパーフードで抗酸化作用もあるので、バランスよく食事の中に取り入れたいものです。
銀のすず



妊活と卵(たまご)について

妊活、たまご、卵子の老化

卵子の質を上げるためにたまごを食べようというお話。

いくら卵子もたまごだからって、たまごを食べるとなんてそんな馬鹿な話あるか!
といわれそうですが、そういった都市伝説があるんです。

たまごを食べすぎたらコレステロールが増えて、太っちゃう!
という声もいただきそうですね。

たまごについて、コレステロールについてまだまだ間違った情報が多いのかもしれませんね。

まずたまごは何からできているのでしょうか?
100gあたり
水分76.1g、たんぱく質12.3g、脂肪10.3g、炭水化物0.3gがほとんど。
それ以外にナトリウム、カリウム、リン、レチノール、葉酸などがちょっと入っています。

水分が多いのは生き物として当たり前ですが、やはり注視しなくてはならないのは、たんぱく質と脂肪が多いこと、そして炭水化物がとっても少ないことです。

いわゆる高カロリー、高脂肪、高たんぱく食といわれるものですね。

私たちのカラダの構成成分は
水分60%、たんぱく質20%、脂肪15%ぐらいですからたまごと私たち人間のカラダは実に似ているのですね。

たんぱく質はアミノ酸の集合体ですね。なかでも必須アミノ酸は体内で合成できず、食事からのみ摂取するものもあります。
たんぱく質は、私たちの筋肉、髪の毛や皮膚、骨の一部などを作っています。
人間として水分に次いで多い成分ですので、重要度は計り知れません。
食品たんぱく質の栄養価を科学的に示す方法として「アミノ酸スコア」という指標があります。
人間のからだにとって理想とされる必須アミノ酸の量に対して、その食品に含まれている必須アミノ酸の割合を算出します。
すべての必須アミノ酸が必要とされる量を満たしている場合に、アミノ酸スコアは100になります。
つまり、アミノ酸スコアが100に近いほど、良質のたんぱく質であり、言うまでもなくたまごはアミノ酸スコアが100です。
ちなみに白米65、大豆86です。牛肉、豚肉、鶏肉など肉類はすべて100となっています。
また、アミノ酸スコアと少し違うプロテインスコアというものもあります。
プロテインスコアのほうが信頼性があるという話があるで紹介します。

プロテインスコアは特定の食品に含まれる必須アミノ酸が、人体が求める必須アミノ酸の比率と比較してどの程度含まれているかを評価したものです。
簡単に言うと、人の体内で作ることのできない8種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでいるかどうかです。
プロテインスコアが100点なのは卵で、牛肉(80)や豚肉(90)、鶏肉(87)、さんま(96)が上位にいて、大豆(56)が低いことがわかります。

やっぱり人間はたまごや肉を食べなくてはならないのですね!

たまごに含まれている脂肪は中性脂肪>一価不飽和脂肪酸>飽和脂肪酸>多価不飽和脂肪酸>コレステロールの順となっています。
しかも絶妙なバランスで含まれているスーパーフードです。
以下、脂肪について説明しましょう!

脂肪の大部分は中性脂肪で、膵臓からの消化液によって、脂肪酸とグリセロールになります。
脂肪酸には飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸に分けられ、不飽和脂肪酸はさらに一価と多価不飽和脂肪酸に分類されます。
脂肪酸にも必須脂肪酸があり、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸という食事からしか摂取することができないものもあります。
飽和脂肪酸は非常に安定した脂肪酸で加熱に強く、酸化しにくいといった性質があります。代表的な脂肪酸はラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸です。
飽和脂肪酸の摂取は血液中の脂肪濃度を上げず、また体内に中性脂肪として蓄積されません。摂りすぎは動脈硬化の原因となり、摂らな過ぎは血管がもろくなります。

一価不飽和脂肪酸も比較的安定し、オレイン酸が有名です。牛肉や豚肉、ヒマワリ油、ベニバナ油、オリーブ油、ナタネ油に多く含まれます。酸化しにくいので過酸化脂質を作りにくく、また心臓病やがんの発生率を下げます。

多価不飽和脂肪酸は魚に含まれるDHAやEPAが有名で、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸が有名です。細かいことを言うとオメガ3系とオメガ6系に分けられ、オメガ6系は酸化しやすく、ガンと深い関係のある過酸化脂質を作ります。もちろんコレステロールを減らしたり、血糖値を下げたり、血圧調整、免疫力アップもしてくれます。
オメガ3系はがん細胞増殖抑制、降圧作用、善玉コレステロールを増やし、中性脂肪を減らすなどの働きがあります。

脂肪から連想するものにコレステロールがあります。実際は、コレステロールは脂質ではなく、動物性たんぱくの中にあるステロールやアルコールの一種です。
コレステロールは誤解の多い物質ですね!
・コレステロールは性ホルモンの材料
・60兆個の細胞の細胞膜の構成成分
・胆汁酸の材料として、脂肪分や脂溶性ビタミンの消化・吸収を促進
・ビタミンDとなりカルシウムの吸収を促進
という働きがあるんです。
不妊に関して言えば、コレステロールの少ない人は女性ホルモンが作りにくいということです。

トータルすると、たまごの脂肪はめちゃくちゃ良い!と言うことですね。
ただし、酸化してしまうと良くないので、できるだけ生が良いでしょう!
しかも黄身と白身を生の状態で混ぜ合わせないでください。
混ぜた時点で白身の「アビジン」と黄身の「ビオチン」が結合して吸収されにくくなってしまうからです。
ビオチンはビタミンB7とも言われ、血流を改善し、コラーゲン生成促進などの効果があります。
続いて、たまごの炭水化物量を見てもらえればわかりますが、他の成分に比べるととっても少ない。きっとたまごにとってもそんなに重要な成分ではないのでしょうね。
炭水化物にはたんぱく質や脂質のように「必須炭水化物」、「必須糖質」などと言うものはありません。そもそもなぜ三大栄養素に入っているのかすら疑問ですが・・・。

たまご固有の成分もありますが、やはり人のカラダと同じような成分からなるということが重要そうです。
しっかり摂って、良質なたんぱく質と脂肪を取り込みましょう。
銀のすず



排卵誘発剤の種類と副作用

妊活、血行、卵子、妊娠率

タイミング、人工授精、体外受精に至るまで使われる排卵誘発剤。
種類も方法もたくさんあるし、体に負担はないのかという不安もあるかと思います。
ここでご紹介します。

クロミッド(成分:クロミフェン)

通常、排卵がない方へ、最初にクロミッドが試されます。
クロミッドは、比較的軽い排卵障害があるときや、排卵のリズムが不安定で性交のタイミングを取りづらいときなどに処方されるスタンダードな排卵誘発剤です。
通常、生理(月経)の5日目から1日1錠、5日間内服します。
クロミッドの成分であるクエン酸クロミフェン(Clomifene citrate)は、脳の視床下部や脳下垂体に作用して数段階のホルモン分泌を経て、排卵が誘発されます。
「FSH(卵胞刺激ホルモン)」と「LH(黄体刺激ホルモン)」の分泌を促します。
この2つのホルモンが分泌されることで卵胞が成熟し、排卵が促されます。
クロミッド(クロミッド錠)とは、代表的な排卵誘発剤で、排卵を促す薬です。
主に、排卵障害に伴う不妊症に使用されます。女性の場合、性腺刺激ホルモンが不足すると、排卵しづらくなります。
クロミッドは、性腺刺激ホルモンの分泌を増やす作用があり、結果として、排卵を生じさせる効果が期待されます。
また、男性不妊症に対して使用される場合もあります。
この場合にも性腺刺激ホルモンが増加することにより睾丸に作用し、結果として精子形成を促すと報告されています。

副作用
クロミッドの副作用は少ない方だといわれています。
個人差はありますが、頚管粘液や子宮内膜への悪影響が報告されております。
効き過ぎた時は、卵巣が腫れてくる場合があります。
主な副作用は
・下腹部の張りや痛み
・イライラ感
・頭痛
・物がかすんで見える、虚血性視神経症
・霧視等の視覚症状
・発疹
・精神変調頭痛、情動不安等
・AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇
・ビリルビン上昇、γ-GTP上昇
・悪心、吐き気、吐く、食欲不振
・顔面潮紅、尿が増える、口が渇く、疲労感

もし、視覚症状に関する副作用が生じた場合には、目の検査が必要となる場合があります。


セキソビット(成分:シクロフェニル)

セキソビットは、生理がこない「無月経」や、生理周期が長い「稀発月経」などの排卵障害に対して改善効果を発揮します。
通常、生理(月経)の3日目もしくは5日目から1日4〜6錠、5〜10日間内服します。
セキソビットは、シクロフェニルという成分を含む、錠剤タイプの排卵誘発剤です。
セキソビットも、FSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体刺激ホルモン)の分泌を促して排卵を誘発する薬ですが、クロミッドに比べると効果は少し弱くなります。
そのぶん副作用も少ないため、排卵障害が比較的軽いときや不妊治療の初期段階で使われることが多くあります。
セキソビットはクロミッドに比べて排卵誘発効果が少し弱いため、軽度の排卵障害の治療や、不妊治療初期段階のタイミング法で使用されることがよくあります。
また、クロミッドとは異なり、子宮内膜が薄くなる、子宮頸管粘液の産生が少なくなるといったことが起こりにくい、というメリットがあります。

副作用
セキソビットの副作用は少ないですが、以下のような副作用があらわれることがあります。
主な副作用は
・下腹部痛
・吐き気、眩暈
・発疹
・食欲不振
・頭痛
・胸の張り
・不正出血
・肝臓機能の低下
・卵巣過剰刺激症候群
・多胎妊娠


テルグリド(成分:テルグリド)
テルグリドは、排卵を抑制する「プロラクチン」というホルモンの数値が高すぎるときに使用される内服薬です。
※プロラクチンは、脳下垂体で分泌される女性ホルモンの一種です。
テルグリドは,イネ科植物の花穂に寄生するキノコの仲間(真菌植物)の麦角の誘導体で,プロラクチンというホルモンの分泌を抑制して乳汁漏出症や排卵障害の改善,下垂体腺腫の縮小に効果を発揮します。
出産後の授乳期には排卵・月経がしばらく起こらない期間がありますが、これもプロラクチンが関係しており、排卵を抑えることでさらなる妊娠を防ぐ効果があります。
しかし本来、授乳すべき時期以外にプロラクチンが多く分泌されることがあります。
それにより、乳中が出るだけではなく、排卵が抑えられて月経の停止や無排卵などの生理不順や、流産を引き起こしてしまうため不妊の原因となってしまいます。
実は女性だけでなく男性にも分泌されており、男性にとっては、精嚢腺や前立腺といった性機能の発育を促す役割を持っています。
テルグリドは、基本的には1日2錠、毎日続けて飲む薬ですが、症状に応じて量を減らすこともあります。

副作用
・急激な血圧低下・起立性低血圧によるショック(悪心・嘔吐,顔面蒼白,冷汗,失神など)
・AST・ALT・AL-P上昇
・胸膜線維症,肺線維症
・幻覚・妄想,せん妄,錯乱
・胃・十二指腸潰瘍の発現・悪化
・悪性症候群(発熱,意識障害,無動無言,強度の筋強剛,嚥下(えんげ)困難,頻脈,発汗)
・胸水,心膜液,胸膜炎,心膜炎
・心臓弁膜症
・けいれん,脳血管障害,心臓発作,高血圧
・後腹膜線維症(背部痛,下肢浮腫,腎機能障害など)
・突発性睡眠
・アレルギー症状(発疹,かゆみなど)
・脱毛,夜間の脚のけいれん,寒冷による指趾の蒼白
・尿失禁,帯下(おりもの)増加
・衝動制御障害(病的賭博,病的性欲亢進)


注射薬 hMG製剤・FSH製剤
無月経や排卵障害が原因で排卵がうまくいかなかったり、それが原因で不妊が見られる場合に使われる注射薬です。
ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)は、脳下垂体から分泌されるホルモンの一種で、「卵胞刺激ホルモン(FSH)」と「黄体形成ホルモン(LH)」の2つがあります。
エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの産生・分泌に大きく関わっています。
また、FSHは卵胞の発育を促し、LHは排卵を誘発するなど、排卵に至るまでのプロセスでゴナドトロピンが重要な役割を果たします。
この2種類のゴナドトロピンの作用を、hMG製剤とhCG製剤の注射を打つことで補い、排卵を誘発するのが、ゴナドトロピン(hMG-hCG)療法です。
hMG製剤を投与期間は、超音波検査で卵胞の発育状況を観察します。
卵胞の直径が18mm程度まで大きくなり、卵胞が充分に成熟したと判断したら、hCG製剤を投与して排卵を促します。
通常、生理が始まった日を1日目として、3〜5日目からクロミッドやhMGを投与したあと、10〜14日目にhCG製剤を注射し、排卵を促します。
hMG製剤やFSH製剤だけで使用されることもありますが、クロミッドの効果をより高める目的で補助的に使われることもあります。
(※hMG製剤とFSH製剤は、FSH(卵胞刺激ホルモン)と同じ作用を持つ注射薬で、卵胞を発育させる作用があります。)

hMG製剤 hMG製剤は、閉経後の女性の尿から抽出・精製された薬で、FSHとLHの両方を含みます。
製品によって、2つのホルモンの含有比率は異なります。
FSH作用があるhMG製剤を投与し、充分な大きさまで卵胞が発育します。
精製hMG製剤(FSH製剤)は、hMG製剤からLH成分を取り除いたものです。

hCG製剤
hCG製剤は、妊婦の尿から精製されたものです。
LH作用を持つhCG製剤を投与し、排卵を誘発します。
クロミッドやhMG注射で卵胞を発育させたあとは、卵胞が成熟した段階でLHの作用が必要となります。
そこで使われるのが、LH作用を持つhCG製剤です。

種類によっては自分で注射できるタイプもあり、通院の負担を軽減できるというメリットがあります。
ゴナドトロピン療法はクロミフェン療法と比べて妊娠率が高いという長所がある一方で、流産率も高いという懸念点もあります。

副作用
・「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」が起きる場合がある
・多胎児妊娠(妊娠高血圧症候群などの合併症や、流産・早産リスクが高まるため、注意が必要)
・血栓症
・脳梗塞
・卵巣破裂
・卵巣茎捻転
・呼吸困難
・肺水腫


点鼻薬 スプレキュア(ブセレキュア)

点鼻薬タイプの薬です。脳に働きかけFSHとLHの分泌を促します。
スプレキュア(ブセレキュア)は「GnRH誘導体製剤」の一種で「GnRHアゴニスト」とも言います。
GnRHアゴニストは、脳の視床下部から分泌されるGnRH(Gonadotropin Releasing Hormone)の誘導体で、FSHとLHという性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)の分泌を抑制します。
スプレキュアは元々、子宮内膜症や子宮筋腫という子宮疾患の治療に用いられてきました。
「偽閉経療法」といって、スプレキュアを使ってエストロゲンの分泌を閉経時同様まで下げることで、月経を停止させ、子宮内膜症や子宮筋腫の病変の悪化を防止し、また縮小・萎縮効果も期待できます。
また、スプレキュアを使うことで、「GnRHの分泌を抑制する」や「GnRHの分泌を一時的に増加させる」作用があるという点があります。
排卵誘発と排卵誘発は相反する効果となりますが、スプレキュアは使い方によってこの2つの効果を発揮することができる薬です。
使い方の違いは、スプレキュアを使用する期間の長さです。
長期間使用すると「排卵抑制」が働き、短期間使用すると「排卵誘発」が働くという仕組みです。

長時間使用
体外受精において、なぜ排卵を抑制させる必要があるかといいますと、体外受精ではある程度多くの質の良い卵子を一度の周期で採卵したいという目的があり、スプレキュアで排卵を抑制しながら卵巣内の複数の卵胞が成熟するのを待つためです。
また採卵では、排卵直前の卵胞から卵子を採る必要があるため、排卵時期を適切にコントロールする必要があるので、意図しないタイミングで排卵しないようにするスプレキュアの役割は大切になります。

短時間使用
使用開始当初は、GnRHの分泌量が一時的に増える「フレアアップ」という現象が起こります。
GnRHの分泌量が増えるということは、FSH・LHの分泌量も増えます。
排卵する際には「LHサージ」というLHの分泌量が一時的に増えてから約36時間後に排卵する仕組みになっているため、GnRH分泌量増加に伴うLH分泌量増加(=LHサージ)を起こして排卵させるのです。

副作用
・頭痛
・眠気
・太る
・アナフィラキシーショック症状
・うつ症状
・脱毛
・心筋梗塞、脳梗塞
・ほてり
・胸の張り
・更年期障害様症状
これからも新しい薬が作られると思いますが、作用機序はそう変わることはないかと思います。
銀のすず



血行促進が妊娠の秘訣

血行が大事だというのは誰でもご存知のことと思います。
何がどう大事か?考えていきたいと思います。

私の見解では、妊活においてかなり重要な要素を持っていると思います。
その理由も含めて考えていきましょう。

現代医学に限らず、東洋医学でも『血行』の重要性を大昔から説いています。

東洋医学では
・血は気によって作られる
・血行は気がコントロールする
・血は気を運ぶ
と考えています。

このことから気為血之帥、血為気之母という言葉があります。
気は血の師匠であって、血は母親のように気を養います。
どちらが欠けてもダメだといっています。

西洋医学では
・栄養や老廃物を運ぶのは脈管系、動脈、静脈、リンパによって行われる
・吸収と排泄は毛細血管で行われる
・血行のコントロールは自律神経によって行われる
と考えます。

私たちが口にした栄養、そして毒物は腸内から毛細血管へ吸収されます。
そして血管の収縮と弛緩は自律神経の働きによってコントロールされます。

西洋東洋に限らず、心臓はポンプとしての働きがあります。
また心臓を動かすエネルギーを『心気』と東洋医学では表現し、西洋医学では冠状動脈の血液で心臓が栄養されます。

どちらにせよ、血にはあらゆる栄養が含まれ、血行によって各部位へと向かい、栄養し、排泄をします。

ここで一度考えてほしいのですが、女性ホルモンを例に考えてみたいと思います。
視床下部からゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)が分泌され、下垂体に作用し、ゴナドトロピン(FSH、LH)が分泌され、卵巣に働き、エストロゲン(E2)が分泌され、卵胞、子宮内膜が発育します。
血行、体質改善、不妊、銀のすず
GnRH、FSH、LH、E2のどれもが血液を使って次の目的地へと流れていきます。
分泌しているだけでなく、確実に目的地に到着していなくては何の意味もありません。

血液検査をするとき、私たちは肘の静脈から採血します。
採血しやすく、血が止まりやすいということから腕の静脈を使います。

肘のところの数値が正常範囲だからといって、それが卵巣へとしっかり流れているということにはなりません。
ちゃんと卵巣へと流れているかを知りたかったら卵巣動脈や卵巣内での血液検査をしなくてはならないはずです。
でもそんなことをいちいちしていたら大変です。
なので直接的ではなく、間接的に『血液が流れている前提』で腕の静脈で測定します。

話は少し変わり、年齢とともに動脈硬化が起こることは誰もが知っているでしょう?

不妊治療も年齢がどんどん高くなり、卵子の老化などといわれるようになりました。
ということはもともと細い血管である卵巣動脈や子宮動脈、卵巣静脈や子宮静脈は大丈夫なのでしょうか?

いくら何でもまだまだ血管は大丈夫だと思っているのであれば、少し考えなおしたほうが良いかもしれません。
まずは血液の流れから知っておきましょう!
血流改善、体質改善、ホルモンバランス、銀のすず
そして太さ!!
血行、体質改善、卵巣動脈、子宮動脈
弾性型動脈は25o、筋性型動脈は0.4o、細動脈は30μm。
大静脈30o、中等大の静脈は0.5o、細静脈は40μm。
毛細血管は8〜10μm。

これを見る限りでも、残念ながら卵巣や子宮へと出入りする血管はそこまで太いかというとそうでもありません・・・。
卵巣動脈や子宮動脈は0.4o、卵巣静脈や子宮静脈は0.5o、細動静脈は30−40μm(0.03−0.04o)と極細です。

動脈の血管は細くなるのは、末梢動脈疾患(PAD)という動脈硬化による病気です。
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勘違いされやすいのですが、動脈の変化は中高年になってから起こるものだと信じている人が多いんです!!!
実は、0歳の時点ですでに主な動脈に「硬化」の初期病変がみられ、10歳前後から急に進んできます。
30歳ごろになると、まさに“完成”された「動脈硬化」が現れるようになります。

おそらく動脈硬化が起こる優先順位もあるように思えます。
まず命に関わるところは一番最後で、命に影響のあまりないところから動脈硬化が進むような気がします。
そして個人差もかなり大きいと考えられます。
生まれた時から一生つき合わねばならない血管の変化ですが、変化を起こし、進める「危険因子」を避け、食事、運動などに気をつけている人とそうでない人では進行レベルは違うでしょう。
年齢とともに、生殖器への血流は衰えていないでしょうか?

続いて静脈です。
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静脈はむくみと静脈瘤、そして血栓ですね。
静脈は心臓の支配がなく、血圧も限りなく低く、上が30oHg、下が2-3mmHgぐらいです。
血圧が低いにもかかわらず、末端側から心臓へ血液を戻さなくちゃいけないので大変な重労働を強いられます。
構造的に逆流防止弁が付いており、一度送った血液が戻ってこないようにしますが、なんと弁が壊れている人もいるとか。
するといつまでたっても心臓へ戻れず、行ったり来たり。
結果、留まることになりむくんだり、静脈に負荷がかかり静脈瘤になったり、血栓ができたりと踏んだり蹴ったりになります。
また血圧が低いので、膝を折っているだけで、前かがみになっているだけで、パソコンを打っているだけで静脈の流れは確実に悪くなってきます。
採血がなぜ静脈からするか考えれば一目瞭然です。
血圧が低いからですね。
動脈から採血したら噴水のように吹き出し、止まりません。
テープで、指で簡単に止まるので、姿勢でも十分止まります。
一定姿勢って怖いですね。
もちろん、静脈だって細胞でできていますので、硬化は起こります。

リンパ管についても付け加えておきます。
リンパ液が流れている管で、血管と違い、末端から中心に戻ってくるという特徴があります。
静脈と並行して走っていることが多く、最終的には静脈と合流し、心臓(右心房)へ戻ります。
静脈と似た構造ですが、静脈よりも壁が薄く、透過性が高いため、大きな分子のタンパク質や病原体など通常血管には入らないものも通します。
流れるリンパ液の主成分は、血液中の液体成分である血しょうです。
心臓から届け終えた血液は再び血管に戻りますが、その際に戻れなかった水分を組織液といい、全身の細胞はこの組織液の中に浸った状態で存在しています。
この組織液の一部が毛細リンパ管に入り、リンパ液となります。
組織液には細胞から出た老廃物や細菌、ウイルスなどの異物が含まれており、それらも一緒にリンパ管に取り込まれます。
身体にとって有害なものもありますので、リンパ節で白血球たちが待ち伏せし、攻撃します。

私たちの身体には、行って、戻ってくる血液が大切なんです。
その流れる道が血管というわけです。

血液を流す道(血管)についてはイメージできたと思います。
続いては流れている血液についてここでは簡単に説明します。
後日、詳しく説明をします。

血液は赤血球や白血球などの細胞たちと栄養、老廃物が溶け込んでいる液体です。
この中には卵子や精子、子宮内膜を作るように命令を出すホルモン、そして作り、育てるタンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルが豊富です。
もし、この血液に栄養がなければどうなりますか?
もし、この血液に毒が流れていたらどうなりますか?
※流れてこないというのは血管の問題ですので、先ほど説明しました。

ということで、まとめです。

生殖器に限らず、各種内臓や筋肉、皮膚、髪の毛、目、鼻、口・・・なんでもいいのですが、すべて血液で栄養されています。

そして血液を運搬するのは血管であり、動脈や静脈、リンパです。

よって『最高の血液が、しっかり目的地まで注いでいる』ということが妊活の秘訣であり、人の生き方の秘訣です。

もう一度、血液と血行について考えてほしいと思います。
相談がありましたら、お問い合わせください!!! 銀のすず



冷えは本当に悪いものか?

妊活、冷え、血行、卵子の質

ここ最近は、冷えをテーマとした話がたくさんありますね。

そこで「冷え」について冷静に考えていきましょう。

まず、「冷え」とはいったいなんですか?

え〜冷えとは、手足が寒くて・・・。
手足が冷えていると内臓が冷えるって言うじゃないですか・・・。
だから生もの、冷たいものは食べないように、いつも温かい食べ物や靴下やレッグウォーマー、毛糸のパンツ、腹巻、ヒートテックなどを身に付け、冷えないようにしています。

ちょっと待った!

私たちはそもそも恒温動物(死語?)なので、体温を一定に保つことができる生物です。
冷房や果物、生ものを少し食べたからといって冷えてしまうのですか?
それとも、とても寒いところで生活しているんですか?

もし26℃程度の冷房の部屋にいて、体中が冷えてしまうというならば、体温を上げようとする機能が低下しているというレベルではなく、間違いなく命に関わる問題があるのでしょう。
きっと冬の外気(5℃程度)に触れたら、命を落としてしまうのではないでしょうか。
それでは妊娠どころではありません。
もちろん、遺伝的に、体質的に代謝が悪いとか、もともと病気を持っている、薬の長期服用などが原因で自律神経系に問題を起こしている場合は起こることはあります。

さらに我々のジャンルである東洋医学には、食事の重要性が詳しく書かれています。
その中で過食というテーマがあり、「過食生冷」という言葉があります。
生ものや冷たいものを食べすぎると体を温める働き(脾陽)を傷つけ、おなかが冷える。
さらに代謝をコントロールする働き(脾気)が悪くなり、下痢などを起こす。
過食とあるので、本当に食べ過ぎている人、もしくは体質的に少量でも過食と同じようになる人がいますね。

話を戻して、やはり特別な状況でないと、そう冷えるわけではなさそうですね。

もし「私は冷えている」というのであれば、体温計で測ってください。
外気や汗などの問題もありますのでわきの下ではなく、できる限り、核心温(中の温度)を口の中、さらにおしりの中の体温を測りましょう。

それで36℃を下回っていれば、きっと冷えているのでしょう。

再度、「本当にあなたは冷えていますか?」と尋ねたい。
私たちのところにも、「私、冷えている」という女性が多くいらっしゃいます。
そこで実際、足を触るのですが冷たくない!
ということが少なくありません。
それでも「私は冷えている」といいます。

これはいったい・・・

人の感覚って、案外いい加減なものです。

寒い冬に、湯船に入ったとき、一瞬熱いか、冷たいかわからないことってありますよね。

とてもあいまいな感覚なんですね!

それに冷えているからといって、カバーをして温めようとするのもいかがなものでしょうか?

私たちは恒温動物。
ましてや東京に住んでいるのであれば、外気温だってそこまで寒くない。
家だって大昔のように隙間風ビュービュー吹いていないですよね?
着る洋服だってありますよね?
さすがに葉っぱはないでしょう。
そしてもっと重要なのは食べ物で溢れていることです。
食べられないでひもじい思いはしていないでしょう。
昔は貧しく、食べることが大変でした。
なので現代において唯一、考えられる一般的な冷えの原因は「運動不足」による筋力の低下ですね。
昔の人に比べれば圧倒的に運動量が減っているのは否めません。
筋力低下が原因で冷えているとすると、冷たいものや果物の摂取を控えても冷えますね。
筋力低下の人は、お風呂に長い時間入る、靴下をはくなどの行為はその場しのぎで何の解決にもなっていないというのはお分かりいただけるだろうか?
筋力低下なのだから、筋力を付けずには解決できないということです。

そもそも体温という熱は、細胞の活動によって作られるもので、絶対に外から当てるものではない。
なので、ストーブ、カイロ、お風呂、靴下などは本来の冷えたい策にはなっていない。
まさにテスト前の一夜漬けみたいなものです。

私たちの生活は、昔に比べ贅沢で、便利ではありますが、その分失ったものも少なくありません。
「動物」である私たち人間はもう少し活動的になったほうが良いのだと思います。
このようなことを言う私自身も、5年間は毎日自宅から職場まで約5kmを必ず歩いていますし、家でのストレッチも欠かしません。
また長風呂はしない、厚着をしないなど見せ掛けの体温アップはせず、真の生命力アップを心がけています。

妊娠を望む、望まない関係ないかもしれませんが、ある程度はカラダに"渇"を入れ、生命力を呼び起こすような生活を送ってこそ、新しい命を育むことができるのではないでしょうか。
銀のすず



不妊専門鍼灸アロママッサージ 銀のすず


妊産婦ケアのパイオニアとして13年間で約8万人の女性のケアを行うと同時に、妊娠を望む多くの女性の治療を行ってきた実績があります。
不妊ケアは約30000人にのぼり、妊娠に至った方は3ヶ月、月3回の来院で、約70%となっています。
院長は不妊カウンセラー学会に所属し、病院での勤務経験があり、西洋医学、東洋医学、薬膳、栄養学などに精通し身体と心と生活習慣の状態を説明する。
「自分の卵巣と子宮で卵子と子供が健やかに成長するためには母体の身体作りが基本。身体の状態の良し悪しは生活習慣がもっとも影響する。」と考え、その上で今後の鍼灸治療の方法やタイミング、生活習慣の改善などセルフケアのアドバイスを行います。
また銀のすずでは、来院するタイミングや身体の状態によって方法が変わり、鍼灸だけでなく、指圧やオイルマッサージを加えて行います。
また全室個室となっております。
体外受精、採卵、採精、卵子、卵管、不妊

不妊専門鍼灸アロママッサージ院 銀のすず基本情報
・所在地:東京都中央区銀座1−4−3銀座SFビル6階
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